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友達の彼女の告白を断ったら、お断り屋にスカウトされました!  作者: なつのさんち


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お断り屋プレイヤーガシャ

本日より電子書籍版お断り屋第3話が公開となっております。

表紙を飾っているのは美少女メイド紗雪!

あおいあり先生のイラストを要チェック!!&ポチっとな!!!

 あれやこれやそれやとバタバタバタバタとしている間に、ハイプレイヤー総選挙の開催期間になってしまった。

 俺のデビュー曲の歌詞はどうなったって? 今はそんな事考えたくない……。



 総選挙の開催を2週間前に告知し、スペックス内のアクトレスカウンターやプレイルームの喫茶店などにポスターをペタペタと貼って回った。

 そしてアクトレスアプリでも告知をし、「あなたの一票で推しプレイヤーをSランクへ押し上げよう!!」という煽り文句でもってアクトレスを焚き付ける。


 ハイプレイヤー総選挙にて選ばれた上位10人のプレイヤーを、ハイプレイヤーズと名付けてハイスペックスの所属とする。

 各プレイヤーの現在のランクは問わず、ハイプレイヤーズは総選挙以降全員Sランクとして活動させる。スペックスとハイスペックスのそれぞれの出勤配分に関しては未定だ。こればっかりはやってみないと分からないので。


 その他細かい開催要項についてはアプリや専用の冊子を通じて、ハイプレイヤーとは何ぞや、ハイスペックスとは何ぞやと説明をしている。

 自分のお気に入りプレイヤーへ投票するからといって、必ずしもそのプレイヤーとプレイを行う必要はない事だけは徹底して周知を促す。

 そして宮坂(みやさか)三姉妹は、総選挙開催期間中は予約を受け付けないという思い切った経営判断を行った。あくまでプレイヤーの指定予約が出来ないだけで、プレイ時間についての予約は出来るようにしておいたのは、常連客(上得意客)への配慮だ。

 当然、裏オプションの使用も出来ないよう制限を掛けてある。


 通常のフリーマッチングのようなフリーのプレイヤーとアクトレスのマッチング方式ではなく、カウンターに昔馴染みのガシャガシャを用意。カプセルの中にプレイ可能なプレイヤーの名前が書かれた紙を入れておき、アクトレスに回してもらう方式にした。

 名付けて、お断り屋プレイヤーガシャである。


 課金アイテムやキャラクターとは違い、プレイヤーは生身だ。ソシャゲのように10連回していらない物はポイっ、という事は出来ないが、自分がガシャガシャを回した上で引き当てたプレイヤーなのだから、自らの責任の上でしっかりとプレイを行うであろうという宮坂三姉妹の目論みは上手く当たったようだ。


 加えて、プレちゃんの管理人である千里(ちさと)さんに指示を出し、「発掘! 次代のハイプレイヤーを探せ!!」というサイト内企画を立ち上げる事で、次の人気プレイヤーを探そうという雰囲気作りを行った。これで新人・無名のプレイヤーにも日の目が当たる機会が出来た。

 もちろん、上位ランクプレイヤーにもいい意味での緊張感を与える事が出来て、スペックス全体として良い刺激を受けている。


 プレイヤーの稼働率が大幅に上がり、店の回転率も良くなった。アクトレスがアプリを通じて現在出勤中の全プレイヤーを確認出来るようにしてあるので、お目当てのプレイヤーが出勤していなければ、ガシャを回す必要がない。

 しかしガシャはとりあえず回す物。ほとんどのアクトレスが、お気に入りのプレイヤーの名前が出て来ないのを理解した上でガシャを回し、納得した上で引き当てたプレイヤーとのプレイを楽しむ姿が確認されている。

 ガシャとは何と、不思議なモノか……。


 そしてその引き当てたプレイヤーとのプレイが終わり、アクトレスは再びアクトレスカウンターへと向かう。出勤していないプレイヤー、出勤していてもアクトレスのお相手をしているプレイヤー、プレイ可能な待機中のプレイヤー、それぞれ色分けして一目で分かるようになっているので、アクトレスアプリを見ればガシャで排出される可能性があるかどうかすぐに分かる。

 そして再びガシャを回す、という(スペックスにとっての)好循環が生まれるのだ。



 このように、プレイヤーを指定しての予約が取れなくなった事、そしてお断り屋プレイヤーガシャのお蔭で俺はプレイヤー業を休み、映画の打ち合わせやハイスペックスの開店準備、そしてリアル迷宮(ダンジョン)の企画を進める事が……


希瑠(きる)紗丹(さたん)!!』


『キャーーー!!』


『『『『『チッ!!!!!』』』』』


 ……、出来る訳でなく、普通にガシャのカプセルの中に俺の名前も入れられていて。

 そして今、俺の名前がアクトレスによって引かれた事を、プレイヤーフロアにある大きなモニターを通じて確認した、と。


「おぉー、さっすがSSRっスね。めっちゃ盛り上がってるじゃないスか。よっ、紗丹君日本一ぃ~」


「何だよその適当なヨイショは。無理に持ち上げる必要ないからな……」


 同じソファーの隣に座っていた先崎(せんざき)が茶々を入れて来る。もっとも、持ち上げるつもりなどなく、彼なりの応援なのかも知れないが。何にしても余計なお世話だ。



 ハイプレイヤー総選挙へ向けての事前研修を行った際、プレイヤーとしてのやる気も資質もなさそうだったこの先崎だが、その後の青葉(あおば)さんや信弥(しんや)さんを交えた研修や仕事終わりの付き合いを通じ、プレイヤーとしての心得ややりがい、そして売れっ子になればこんなに給料が増えるぞという青葉さんの実体験を話して聞かせるなどした結果、以前よりも積極的にプレイへと入り込むようになったそうな。

 現金な奴め、と思ったが、そもそも俺もプレイヤー業へ誘われた際に一番重点を置いたのはお金だったのを思い出し、人の事言えんなぁと思った。



「希瑠紗丹様」


 さて、アクトレスの設定(プレイ)要望(オーダー)がアクトレスカウンターへと伝えられたようだ。受付カウンターへと歩いて行き、手渡されたプレイオーダーを眺める。


 ふむふむ、なるほど。さぁて、やりますかっ!




いつもありがとうございます。

お陰様で明日を持ちまして、お断り屋連載開始1周年となります!

一重に読者の皆様のお陰でございます。


つきましては、1周年を記念致しまして、明日22時に複数話同時投稿致します。

何話投稿するかは未定です。書けた分だけ投稿します。

投稿する内容は、お断り屋の原点である優希とアクトレスのプレイ回をお届け致します。

ツイッターで募集させて頂きましたリクエストを元に、この投稿予約を行っている今現在も執筆継続中ですので、可能な限りリクエスト頂いたシチュエーションプレイをお届け出来るよう頑張ります!


以上、今後ともよろしくお願い致します。

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