紗雪とのバレンタインデー
「全くお前はいつもいつもミスばかりして! 使えん家具はいらんと言っているだろうが!!」
「申し訳ございません! 申し訳ございません!!」
深々と頭を下げる美少女メイド。自分からこのシチュエーションを望んで来るあたり、本当に歪んでると言える。
「そこに立っていろ、今から罰を与える。早く壁に手を付きなさい!」
これ何てエロゲ? 女の子からこんなリクエストするもんなの?
「旦那様、どうかお許し下さいませ……」
「誰が喋っていいと言った!?」
突き出された小さなお尻を叩く。ポヨンと返す感触を確かめるように、先ほどよりも少しだけ力を込めて叩く。撫でてはいけない。
「あぁ……、そんな……」
これは罰。これは失敗したメイドに対する罰だ。決して高度な夜のプレイではない。
布の擦れる感触的に、履いていないのではないかなどと考えてはいけない。
「お前は何だ?」 ポヨンっ
「旦那様の家具でございます!」
「使えない家具はどうなる?」 プリンっ
「捨てられます!」
「お前は私に捨ててほしいのか?」 ポヨヨンっ
「決してそのような事は……!」
「主人に対する愛が足りないんじゃないのか!?」 プリリンっ
「決して! 決してそのような事は……!!」
罰を与えるのを止め、壁に手を付いている美少女メイドを向き直らせる。
「では、私への愛を見せてみろ」
肩に手を置き、紅潮した顔を覗き込む。
呼吸を整えて、美少女メイドがエプロンドレスのポケットに手を入れる。
「旦那様、チョコレートでございます。どうか、家具からの愛をお受け取り下さいませ……」
次話は21時に投稿予約済みです。




