Episode 3:例えば賢者の元に弟子入りすると言う話
マクリー・フェルマーは目の前の少年を見て驚愕した。
彼が少年の存在を知ったのは二週間前のことだった。王都から北西に数十キロ行ったところにあるとある町に新しいマギが生まれたと言う情報を聞いてその少年を確認しに来たのだった。
マクリーはこの世界で三人しかいないマギの一人であるシオン・アルナードの弟子の一人だ。
そんな彼もまた数値化と言う固有魔法を持っている。
これは術者任意の対象の腕前や魔法属性などの戦力的な力をF~Sまでのランク化して表示すると言う魔法だ。
その魔法でマクリーは新しく誕生したマギであるセナと言う少年を分析したのだが…。
「剣技:Aランクに固有魔法:英雄譚に言ったってはランクS+だと!?」
三歳にして剣技がAランクだと言うことにももちろん驚いきだ。しかし、それくらいのすごさならマクリーは今までに二人ほど見てきた経験があった。その二人とは今では王国の二大剣匠と呼ばれている人物のわけだが、それでも今までにも経験があるだけに今回のような驚きは無かっただろう。
では、なぜマクリーはそれよりも驚くことになったのか?
それは固有魔法のランクのせいだった。
そもそも、数値化のランクに上限は存在しない。だからこそ、マクリーは今まで見てきた中で最高評価であったSランクを最高ランクとしていたのだ。
なのに、今目の前にいるたった三歳の少年がそんな最高ランクの上を行く評価をたたき出したのだ。
驚くなというほうが無理な話であるのは明瞭だ。
「せ、セナ君。よかったら僕の師匠の下で修行しないか?」
マクリーは目の前の少年、セナに向かっていった。
自分には無理だったがこの少年ならば師匠の後任としてやっていけるのではないかと思ったからだ。
「マクリーさんの師匠ってあの賢者シオン様ですよね!是非教わりたいです!」
こうして、セナは賢者シオンの弟子になり修行をすることになった。しかし、さすがに賢者ともなるといろいろ忙しい身だ。
そのためセナが実際に弟子としてシオンに魔法を教わるのはセナが六歳になってからと言うことになった。
なんか、文章が破綻してる気がする…
急いで書いたせいかな(泣)
次回はこうならないようにしますね(笑)