プロローグ:例えば人を助けて死んじゃったと言うお話
転生ものを書きたくなって書き始めました。
正直、文章を書くのは苦手なんで読みずらいかもですが読んでくれるとうれしいです。
よろしく!
太陽が西の山に沈みかけている夕方。俺は今、大学から帰宅する途中だ。
つい三ヶ月前まで高校生だった俺は何とか後期試験に受かり大学生になることができた。
右手にあるスマフォには高校時代の同級生からアプリを通して連絡が入っていた。
どうやら彼は理系のせいで相当大変な大学生活を送っているようだ。
俺はそれに適当な返信を打ってから電車の窓から見える夕日に目を向ける。
「やっぱ、この名前は無いよな…。」
今日初めて知り合った同級生の女子に言われたせりふを思い出してため息をつく。
俺の名前は蒼坂星那(あおざかせな)と言う。この珍しくかつ女っぽい名前のせいで俺は初対面の人から「め、珍しい名前です…ね。」と必ず言われる。
今ではもう慣れているのでそこまで気にすることも無くなったけど、昔はそんなことを言われるのがとてもいやだった。
梅雨入り直前の夕焼けはどこかくすんでいる感じがする。
「次は水越、水越。降り口は左側です。」
そんなことを考えていると最寄の駅に到着した。
プラットホームに降りてからふと向かえ側の乗り口を見る。乗り継ぎを考えてかすぐに電車が来るようだ。
いつも通りの何気ない風景。たぶんその少女に気が付いていなければいつものように家に帰宅できていたんだろう。でも、そのときなぜか俺は彼女が気になってしまった。
少女はスマフォをいじりながら電車を待っているようだった。いまどきの若者なら普通のことだ。特に何か変なことでもない。しかし、電車はフォームに入ってきた直後、彼女に異変が起きた。
少女はいきなりフォームから飛び出したのだ。電車の車掌さんもそれを見て急いでブレーキをかける。しかし、電車が急に止まれるはずが無い。
「危ない!」
俺は叫んだと同時に走り出していた。
少女の手をつかんで力いっぱい引き返す。
踏ん張りが利かなかったせいか少女と入れ変わりに自分の体が外に投げ出される。
その直後、横から押しつぶされるような感覚が体を襲った。視界が夕焼けとは違う赤色に染まっていく。不思議と痛みは感じない。視界が完全に赤く染まると今度は一転真っ黒に変わっていく。
俺はそこで意識を手放した。
更新は不定期です。
大体作者の休みの日に投稿するのでお願いします。←何がお願いしますなのかわかんないw
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