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第十四章 同感

オリジナル:http://blogs.yahoo.co.jp/kome125

利奈は再度女神の店で、ウェディングドレスの、



衣装合わせをしていた。



楽しそうにウェディングドレスを整える、尚江だった。



尚江は衣装を整えながら、「ぴったりね」と、答えると、



利奈は、「不思議なのよ、婚約指輪のサイズも聖菜の時と、



ぴったり一致するの」と、不思議がると、



尚江は、「それは神の思し召しよ」と、微笑んだ。



利奈は何気なく、「もうこれで智彦の心の中の、悪夢は消えるかな」と、考えると、



尚江はあっさりと、「消えないわ」と、答えた。



利奈は、「どうして、どうしても消えないの」と、問い掛けると、



尚江は、「それは絆なの、だから消えないの。



消えないし聖菜も死んだ事実は、決して忘れてはいけないの」と、忠告した。



利奈、「何故」と、首を傾げて尚江に問い掛けた。



尚江は、「あなた達はこの世の中で、



強い絆と言う魂を育てる為に、生まれて来たのよ。



時に聖菜の死で智彦は、聖菜の思いを募らせ、頑なものにして行き、



またこうして、生まれ変った聖菜を、より愛して絆を深めた。



聖菜も死を経験して、また智彦と出会い、智彦の愛情をいつまでも感じて、



智彦を敬う心を、頑なにしなければならないの。



いい聖菜これから智彦と共に、人生を歩む中で、試練があなた達に立ち塞がる時、



恐れを成さない二人の絆を、強化するのがあなた達の、この世のカリュキュラムなの。



時に邪魔する彰子が居た。



時に死が訪れて、離れ離れになり、また二人が出会うと、



智彦は死ぬ前の聖菜よりも、更に聖菜を愛しく感じて、聖菜を大切にする。



聖菜が利奈として生まれ変り、薄情な男に捨てられると、



より智彦の愛情が、愛しく感じる。



でもね聖菜、あなたのこれからのカリュキュラムは、



智彦のその優しさに溺れない事、でも必ず溺れてしまうだろうけど、



必ず溺れた事を、気づかされる時が遣って来る。



人は誰もこの世にカリュキュラムを与えられ、それをこなして、



初めて本当の人々の優しさや、自分に悪影響を齎す、



人々の見分けが付く様になる。



その時、身近な人でも常に有難うと言える、



心の底からの感謝が出来る、自分に成れたら。



その人に死が訪れた時、惜しむ人々が大勢居るわ。



聖菜は他人には、心の底からの、感謝の気持ちを言えるけど、



いつか智彦の愛情が麻痺してしまったら、



彰子と同じ結果を招く事になる。



でもね聖菜、安心して、聖菜の魂はとても白くて綺麗なの、



邪悪な魂は、黒かったり灰色であったりするわ。



だから聖菜は、必ず智彦の愛情に溺れない様、



神は聖菜に智彦の愛情を、常に感じさせる様に仕向けるわ」。



その時、利奈は、「難しくてよく解らないわ」と、答えると、



尚江は笑いながら、「大丈夫、私が今言った事は聖菜が、



人生のカリュキュラムを終えた時、初めて理解出来るから、



今は人生の流れに、身を任せないさい」と、説いた。



その時、企画部ではスタッフ達が、リラクゼーションルームで寛いでいた。



垣田と吉川それに近藤が、喫煙ルームでタバコを吸いながら、話をしたいた。



垣田、「この頃の若い奴らは、頼り甲斐が無くて、



よく言う草食系男子だね」と、呆れていた。


吉川、「草食系はいいのですが、そこまで来ると、詐欺に近いですね」と、語った。



近藤、「今から君に誘導尋問をするから、答えたく無ければ、



質問に対して答えなくていいと、念を押してからの質問に、



素直に嵌ってくれるとは、



利奈より俺の方が、哀訴が付きましたよ」と、言うと三人は笑った。



吉川、「そいつはかなり、金に切羽詰ってましたね」と、苦笑いだった。



垣田、「単純と言えば単純だが、もう少し利口に成らなければ、



どこかのお偉い方と同じで、やじろべえだね」と、笑った。



近藤、「優秀ではある様だが、人間が緩過ぎて、



あれでは利奈も、痺れを切らしますね」と、首を傾げた。



吉川、「そう言う風に、仕向けられたのですよきっと神様に」と、



言ってタバコの煙を吐いた。



垣田、「まあ近藤君の居る前で言うのも何だが、



加藤訓も、もう少し精神的に、強く成らない事には、



近藤君もこれからが大変だね」と、ため息を付いた。



すると近藤、「あれも本当に、ガキで困りますよ」と、やはりため息を付いた。



吉川、「まあ、あの子よりかは、



一方的では無いだけ、マシですけど」と、



喫煙室のガラス越しに、伊川 恵美子に指を差した吉川。



それを見た垣田と近藤は、大きくため息を付いた。



垣田、「まあ物をねだる様な子では無いから、



年配達は許しているけどね」と、頭を掻いた。



吉川、「これから大変ですよ近藤さん、



加藤訓と伊川訓の対応が」と、



語ると近藤は、「慣れてますよ、俺がガキの頃から、



聖菜と彰子の関係で」と、説いた。



垣田、「近藤君はそう言う壁に、ぶち当たる運命に有るな」と、悟った。



近藤はその時、タバコを消して、



「宿命には逆らえませんからね」と、言って喫煙ルームを、出て行ったのであった。



すると吉川は垣田に、「それがうちの会社だけでは、



無いらしいですよ、僕の大学時代の知り合いなんかは、



社内で男女関係で揉めて、裁判までに至ったそうですよ」。



垣田、「俺も知り合いから聞いた話によると、



この頃では、アメリカ並で逆ハラや、



逆パワハラが起きているって、言っていたよ」と、



語ると吉川は、「肉食系女子とは、これいかにですね」と、話した。



いずれにしても、肩身が狭くなる一方の、男性社員であった。



この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

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