第十二章 再会8
オリジナル:http://blogs.yahoo.co.jp/kome125
それを聞いていた忍が、「結局このすべての墓穴を掘ったのは、あんただろ」と、答えると、
弘江は、「あんたは中学の時からそうだった。
いつも同級生のグループ誰かと喧嘩しては、
そのグループから外されると、いつも拠り所は聖菜だった。
聖菜はそのグループに話を付けては、彰子との折り合いを付け、
彰子をそのグループに戻して上げていた」。
元チームの特攻隊長、幸田が、「グループを結成してからも、
彰子は変わらなかった。
高校時代も仲良し三人組は、いつも一緒だった。
常に尚江と聖菜そして彰子は、街の暴走族達からの話題の三人だった。
俺は近藤と同じ夜間に通い、彰子と尚江と聖菜は女子高に通い、
聖菜と尚江は器量が良いだけでは無く、人当りも良かった二人は、
忽ち街の暴走族の、アイドルに成っていった。
その時、彰子は自分の要求が通らないと、直ぐ女性仲間と喧嘩していた。
所謂浮いていた上体だった」。
レナ、「彰子は美人だけど、街の評判は最悪だった。
今まで高校時代は、御三家と言われる位、アイドル扱いされていた。
でも直ぐ命令口調になる彰子は、仲間内からは外され、
若かった頃の智彦からも、哀訴を付かされた」。
恵、「そして元ナイトタイガーの、噂のカップルは、その噂通り恋に落ちて、
婚約旅行と称して、軽井沢に愛を誓いに行く事になった」。
洋子、「そう、それが聖菜が利奈に生まれ変った時に起きた、
聖菜の時のフラッシュバック、そして利奈が尋ねた教会よ」。
ゆっこ、「旅行を終えた、生前の聖菜の話で、
『ペンションのあるじは、とても霊感が強い人で、
あなた達は必ず生まれ変っても、恋をする二人です』と、語られたと聞いたわ」。
真二、「そして一週間後に、聖菜は事故に遭い、
それを丁度目撃した俺は、近藤の自宅に電話を掛けたのは、この俺だった」。
美紀、「私達全員、病院に駆けつけた時にはもう、聖菜は集中治療室だった。
同時に尚江は全身打撲で、意識不明。
回復を待つしか無かったわ」。
石川、「もう止めろよ、思い出すだけで心が痛む」と、
そっと利奈を抱きしめた。
石川は利奈を抱きしめて、「暖かいか聖菜、最後に俺達も出棺前に、
お前の家でこうして抱きしめた」。
すると全員、利奈を中心に輪を作り利奈を囲った。
利奈はその時、涙を流しながら、
「暖かいよ皆んなの温もりが通じたよ」と、呟いた。
石川は、「やっと聖菜に俺達の温もりを、伝える事が出来たな」と、呟くと、
仲間は目が潤んだ。
すると弘江が彰子を睨みつけ、「あんたが聖菜と智彦が離れる様に願い、
私達がこの二人のリベンジを祈って、今ここに二人は復活した。
ならば我々があんたをもう、仲間達の側に寄れない様、祈ってやる」と、
語ると彰子は、これから本当の孤独を、味わう思いを感じたのであった。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




