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第七章 訳2

オリジナル:http://blogs.yahoo.co.jp/kome125

それを見た近藤は、「困ったね、このお嬢ちゃんは、



向こう気が強い割には臆病で」と、呆れ返った。



それを聞いた利奈は、「なによ人を馬鹿にして、



私の気持ちも知らないで」と、泣きながら激怒した。



すると恵美子が、「そうよ、近藤さんの言う通りよ、



その神話で有名な尚江さんに、永遠の幸福を告げられた癖に、



不安に成るなんておかしいわよ」と、利奈を批判した。



利奈、「私はまだ、結婚式場でその尚江とか言う女に、



三つ約を言わされてないわよ」と、言い返した。



石塚は呆れて、「それで利奈さんは、何に対して不満なのですか」と、問うと、



利奈は、「私のフラッシュバックと、彰子さんと尚江と言う女の、



共通した行動と私に告げた言葉、リフレインとリベンジよ」と、言いながら、



半べそを掻きながら、涙を拭った。



近藤も呆れて、「言われた事で、何か不幸が起きた訳でもないだろ」と、告げると、



利奈は、「なら二人共、何故行方を晦ますの」と、訴えた。



それに付いては、社員共々考え込んでしまった。



その訳は誰もが、説明が付かなかった。



徐に吉川が、「何かのメッセージ、でもなんだろう」と、腕を組んで考えていた。



近藤は、「確かに何故、身を隠すかだが」と、近藤も悩んでしまった。



垣田、「近藤訓と繋がっているのだろ、近藤君は過去に何か思い出さないのか」と、



問いかけると、近藤はやはり考え込んで、「さー、解りません。



尚江と彰子は昔は悪友で、僕が所属していたその、



つまり暴走族のレディース的存在でした。



僕も昔はやんちゃでして、その繋がりで彰子と尚江と知り合いました」。



恵美子は驚いて、「うそー、全然そんな風に見えない、



学校を卒業してから、まじめにビール研究一筋と言う、



感じに見えるけど」と、驚いた。



石塚、「それはさて置き、なんでそこに利奈さんが、噛んで来るのですかね」と、



疑問に思った。



近藤は、「そこだよ、何故利奈は俺の元妻と、その友達が意識するかだ」。



訳が解らない社員達。



恵美子は背筋が寒くなり、「悪い事は言わないから、



利奈、霊能者に 一度見て貰いなさいよ」と、訴えた。



利奈はまた泣き出し、「どうしてこうなるの」と、床にしゃがみ込んでしまった。



紗江はそれを見て、一緒にしゃがんで、「利奈、そんなに怖がらなくても大丈夫よ、



神は利奈を幸せに成る様に、導いているのよきっと、



その為には強制的に、何らかの作用を齎さななければ、ならないから、



神は利奈を迷わす様だけど、幸福を導こうとする行いで、



こう言う作用が働くのよ」と、慰めて利奈の腕を持った。



吉川は、「確かにそうかも知れないね、幸せ街道をNAVIしている神。



ここで言うのも不謹慎だけど、



靡かせているのだと思うよ」と、利奈を慰めに、軽くジョークを交えた。



近藤、「そうだよ、尚江だって応援しているじゃないか、



神話を述べると囁かれている、



尚江に幸せに成りなさいと、告げられているのだから」。



皆んなは、紗江と近藤の意見に賛同した。



いまいち納得が行かない、



利奈ではあったが、立ち上がり俯いて、



「有難う、私の幸せを応援してくれて」と、呟いた。



それを見た社員達は、微笑んだのであった。



近藤は暇を見つけて、再度息子の所に電話を掛けていたが、



彰子は音信不通であった。



息子にも事情を話し、母親の所に電話を掛ける様に頼んでいた。



更に尚江の店の隣の服屋の店主にも、事情を話して電話を掛けてくれる様に、



頼んでいたが、やはり音信不通の様であった。



謎は深まるばかりの利奈と近藤、そして社員達であった。



仕事も終わり利奈は、都内に居る友人と食事を交えながら、



相談する事にした。



物静かなイタリアンレストランで、友人達は集まり、ディナーであった。



利奈はトマトのブルスケッタを摘みながら、「私の身に何が起きているのか、



解らないから不安なの」と、語ると、



清美は赤ワインのグラスを、口に着けて、「素敵じゃない、そんなに称えられて、



何が御不満なのかしら、加藤さんは」と、ため息を付いた。



利奈は挙動を荒立て、「だって意味不明な言葉を残して、



二人も失踪しているのよ」と、訴えると、



輝美は鴨のプッタネスカの皿の上に、フォークとナイフを置いて、



指を組んでそ、の手をテーブルに置いて、「利奈、あの人はね昔から、



幸福の女神として、崇められていたの。



占い師としても有名で、その人が選ぶウェディングドレスを着れば、



必ず二人は幸せになれると伝説が有った。



利奈が自然とそこに導かれたのは、最高の幸運なの。



その人の肩を持って、訳を追求するなんて愚か者よ」と、非難した。


利奈はその伝説に反論して、「じゃあ何故、私があの店を尋ねた次の日から、



姿を晦ますのよ」と、否定した。



すると美奈が、「その女神を怒らせたのよきっと、



利奈が追求するから」と、批判した。



利奈はふて腐れて、「どうして私の頬に触れるのか、



教えて貰いたかっただけよ」と、言いながらワインを 一口飲んだ。



輝美はまた、フォークとナイフを持って、



食を進めながら、「霊感が有る人に、頬を触られて幸福を案じられた訳でしょ、



何を迷う事が有るのよ」と、言いながらテーブルに置かれたバケットから、



パンを摘んで一口切って、口に含んだ。



利奈は精進した様で、「解ったわよ、



あの二人の案じた幸福を、信じるわよ」と、俯いた。



清美はホタテのグリルマリナーラソースを、



一さじすくって口に含むと、「うーん、ハーブの香りが堪らないわ」と、答えて、



「それで近藤さんと言う人は、女神と元妻の過去に、何が遭ったかは解らないのね」。



利奈はブルスケッタを、



もう 一摘みして手に持ちながら、「真剣に思い出してくれたのだけど、



彼女達の性格は今とは正反対で、その女神も昔はやんちゃで、



暴走族のレディースだったみたいなの、そう昔は悪を信じていた位、



精霊的な女神とは、懸け離れた性格だったらしいの」と、述べると、



親友達は驚いて、「へー」と、声を上げた。



輝美、「それがどう言う経緯で、幸福の女神に生まれ変ったのか、



訳を知りたいわね」と、語ると、



清美もスプーンを皿の上に置いて、



指を組み、その手をテーブルに置いて考えていた。



そして、「その近藤さんも知らない、過去が二人にはある。



でも二人は共通して、利奈の頬を指で触れている。



元暴走族のレディースで、現在は二人は共通して、



神話を語る様な事を、利奈に告げて姿を隠した。



その言葉は二つ、リフレインとリベンジ」。



美奈がアサリと、バジルのリゾットを食べながら、



「同じ様な意味よ、詩の世界ならね。



過ぎ去った良き過去に戻りたい、或いは戻れると言う表現をするならば、



リフレインそれはリピートとは、表現が違うの、歌や小説で例えるなら、



クライマックスをもう一度、繰り返してと言う意味で、



リベンジは復刻そう、クライマックスでの失敗を、



もう一度やり直して、成功させるの意味に使う、



その二つの観点から言わせると、二人は予知能力が有り、



その全貌を伝えてしまった事で、過去に苦い思いをしているから、



利奈のこれからの行く末を案じているが故に、



自分達がそれを教えてしまうと、利奈が将来意識し過ぎて、



失敗するから身を隠した」と、解いた。



その時、利奈は俯いて、「女神は解るわよ、でも他人である近藤さんの元妻が、



何故私の身を案じてくれるのよ」と、疑問に思った。



輝美、「だからその人は、超能力が有って利奈に言った、リフレインの意味を、



追求されると思って、身を隠したのよ」と、強調した。



清美、「実はそこなの、神の教えでね。



預言者が幸せに成れる人に、その行く末を教えると、必ず教えられた人は、



直ぐその幸せを得ようとして、先走ると失敗するのだから、



預言者は教えない様にする努力をするのよ、もし教えた事で、



教えられた側が先走り、失敗してしまうと、教えた側は罪になり、



自分の運命でその代償を、払わされる事になるから」と、語ると、



そう言われた利奈は、いまいち納得が行かなかったが、



今は運命に身を任せるしかなかった。




この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

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