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荒木摂津守村重

ふむ、うまいではないか。藤吉郎の手のものとは、思えぬな。・・・・失礼、今は関白豊臣秀吉公か・・・それでその関白殿下がわしのような茶人になにようか。なに、藤吉郎の命ではなく、自分の意識できたと?ああ、貴様黒田の息子か、なるほどな。ききたいことはあのことか、わしが総見院を、 織田信長を誅そうとしたことか。

まあ、そこに至るまでにはいろいろある。わしの話を聞いてくれ。

わしは、摂津池田家の、家臣の家に生まれた。当時の摂津は、今想像できないほど荒れておった。

三好三人衆に、本願寺その他もろもろの豪族がうごめいておった。そなたのような2代目のは、想像 できないやも知れぬが、わしはこの摂津をまとめ摂津の主として君臨したいという野望しかなかった。だが、わしは池田の家臣。有力であるといっても ただの一家臣。なにもできるわけじゃなかった。だが、ある事件がおこった。そうじゃ、

織田信長上洛。

わしは喜んだ。主、勝正を信長に歯向かわせ、その後、わしが勝正を裏切り、勝正の土地をもらい、その後力を十分に蓄え、

その後摂津の主になれると。だがそうはならなかった。勝正は信長に歯向かったが、信長は勝正を気に入り、領地まで増やされたのじゃ。もうわしはあきれた。もう、これじゃ、わしは永遠に池田の一家臣として終わるのかと。だが、そうはならんかった。浅井が信長を裏切り、龍興がかけずりまわり、信長包囲網がつくられた。わしはこれに乗じて信長派の主君勝正を追放し、反信長配下派の池田勘九郎を池田家当主とした。

なに、わしとて、信長に勝てるなんて思ってもなかった。だが、また信長配下に戻れるチャンスはあると思っておった。それがあった。

将軍足利義昭が兵を挙げたのだ。

京周辺では、ほとんど義昭に味方したがな。

わしはすぐ荒木軍のみひきいて信長のもとにむかった。

信長とはじめてあったときには、驚いたわ。

奴はわしに饅頭に刀をさして食べさしたのだ。

なに、どうってことはないわ。わしは欲深いからな。わしは、信長に気に入られ、摂津切り取り次第となった。わしは欲望の赴くまま、主君を追放し、各地の豪族を滅ぼし、ついにわしは念願の摂津の主、1万5千人の兵を率いることとなったのじゃ。

まあ、そう急ぐな。わしがなぜ、信長を裏切ったかは、話してやる。まあ、人の欲望にはきりがない。わしは摂津では飽き、もう一国、播磨がほしくなった。

しかし信長は、わしを援軍としてしか扱わなかった。柴田殿は、北陸。明智殿は、丹波。そして藤吉郎がわしのほしかった

播磨へとそれぞれ派遣された。

わしは援軍として、各地を転戦した。が、結局は援軍。不利な陣地を与えられ、部下は疲れたし、わしがほしかった播磨も藤吉郎が平定した。そこでわしはもうなにもかも滅ぼしてみたくなり、家臣の前で宣言した。信長、誅すべしとな。

なに、お主がわからなくて当たり前じゃ。野心が大きすぎる人間には、あると思う。お主の主君だって、唐入りをのたまっているそうじゃないか。

まあ、わしは案の定負け、わしは計画通り逃げたが、信長があそこまで、残虐だとは思わなかった。わが一族はともかく、家臣、領民まで、皆殺しにするとは、想像できなかったがな・・・

これでわしの話は終わりだ。あ、お主の父は元気か?あやつはわしのせいで足を悪くしたからな。

だが、わしの考えをみぬけんでは、国主は遠いぞ。あ、そうだ茶をのむか?なに、国主になろうがなにもかも失おうが、茶の味だけは、昔からかわらん。



















































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