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港区お嬢さま系Vチューバー(埼玉生まれ埼玉育ちの幼馴染み)が俺に泣きついてきたんだが  作者: 藤原ゴンザレス


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30/33

第30話

 俺は今やつらの性癖をほんのちょっぴりだが拡張した。

 い……いや……拡張したというよりは、まったく理解を超えていたのだが……。

 あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!

 女子どもが男の乳首にビニールテープを貼って喜んでる。ハート型のやつ。

 何を言ってるかわからねえと思うが、俺も何をされたのかまったくわからなかった。

 頭がどうにかなりそうだった……。

 気の迷いとか魔が差してだとか、そんなちゃちなもんじゃ断じてねえ。

 もっと恐ろしい性癖の片鱗を味わったぜ……。

 ケンタロウナレフ。


 紫苑は顔を真っ赤にして「はわわわ……」と繰り返す。


「はわわわわ……」


「パンツ脱ごうとすんな」


 スカートの中に手を突っ込んだバカめがけて座布団投げる。


「だって! だって! もう着床しちゃってもいいよね!」


 気がはやいんだよバカ!!! この脳味噌どピンクめ!!!

 もう一つ座布団投げとく。


「くーん……」


 うぜえ!

 そのまま逆バニー着て、上からアニメでしか見たことのない奇抜なデザインのセーラー服を着る。

 白い生地だから透けるとまずい。

 だからテープで乳首を隠したのである。

 センシティブ回避。

 つうか上から謎制服着たけど、これ逆バニーの意味ある?


「蘭童くん……舐めていい?」


 どこを舐めるんじゃい!!!

 清水にも座布団投げつけておく。


「だって! だって! もう学校中退する準備はできたよ!!!」


 お前も俺も義務教育中じゃい!!!

 座布団もう一枚ぶん投げる。


「きゅーん……」


 お前ら……セクハラやめないとマジで殴るぞ。

 バカ二人を正座させて、大人グループに向かう。


「ではコラボを……」


 するとリンがモジモジする。


「その……なんだ……あーしたちでDT卒業するってのは」


 モカもモジモジ。


「あの……なんていうか。私たち、結婚適齢期というか20代がそろそろ終わりそうだし、リスクが少ないうちに子ども欲しいなと」


 シュバッと座布団手裏剣発射。

 正座させる。

 俺以外みんな女子の空間だからって生々しいジョーク、だめ、絶対。


「いや本気」


 リンに座布団手裏剣発射!!!


「そうだよ! 相手もいないのに大台が見えてきて……もうこんなエロ漫画みたいな相手もう一生現われないよ!!!」


 モカにも座布団手裏剣!


「やめろ! 絶対にやめろ!!! アイドルがみんな処女だって信じてる中学生の夢を壊すな!!!」


 俺、号泣。


「まさかのガチ泣き!?」


「そんな中学生いるわけな……」


「うわあああああああん!」


 やめてー!!!


「あのね、あのね、先輩、説明するね。晶ちゃんは、そんなこと絶対ないって理性ではわかってるの。わかってるんだけど心の片隅でファンタジーを信じてるの……」


「うっわ、めんどくせえ!!! 中学生かよ……って中学生か」


「中学生だもんね……」


 先輩二人を黙らせた。

 俺の勝ちである。

 くけけけけ! 誰が信じるかそんなもん!!!

 そう、紫苑だって本当は同じクラスの男子と……。

 ……死にたい。


「ぐはッ!!!」


「まさかの吐血!!!」


 モカの声。


「晶ちゃん髪の毛の輝きがなくなってる!!! ちょ、しっかりして!」


 もう……だめ……だ……。

 はいここまで茶番。

 コラボに入る。

 髪の毛の輝きは微妙だけどな。


「あ、晶ちゃん……安心して。あたしは晶ちゃんだけのアイドルだから!」


 シャキーン!

 復活。

 髪の毛キラーン!!!

 ギターを持ってくる。


「あ、晶ちゃん……いつの間に弾けるように?」


「なんかできるようになった。ただしレパートリーは親父の持ってた楽譜のみ!」


 あれから暇さえあれば弾きまくってた。

 ただし親父の持ってた楽譜のみ!!!


「ちょっと待って……おじさんの楽譜って」


「へー面白そうね! 伝説のアイドルの家庭で流れる曲か。はい収録収録!」


「ちょ、ちょっと待って! おじさんの趣味は」


 ぎゅおおおおおおおおおおおおん!!!


「え?」


「……デスメタルとかブラックメタルとかドゥームメタルとかの重いやつなんです」


 説明しよう。

 曲はカテド○ルから。

 幼いころからリー・○リアンのファンだった親父編集のベスト盤を聞かされて育った俺。

 そんな俺はバラードとかを好むようになったのだ。

 この呪われた血は闘争を求め、アー○ードコアの新作が……じゃねえや。

 ネタは知ってるけどやったことねえ。

 気が付いたらヘヴィーな曲を奏でるように。

 だが諸悪の根源の親父氏。

 あの野郎。今は演歌に目覚めたのだ!!!

 なにが日本の心だ!!!

 うん、一回殴ろう。


「面白いのではじめようっか」


 はい、俺だけ実写。

 ギターをかき鳴らす。


「はいはい。こん友ぴ」


 リンのあいさつ。

 だがそれは関係ない。

 俺は演奏する。

 ただ音量は下げられたけどな!


【後ろの美少女……もしかして】


 リンが答える。


「高橋めぐみさんの娘。ラーナちゃんだよ♪ うぇーい♪」


【ギター得意なの?】


「まだ初心者みたいよ。聞いた話じゃ」


 今はカー○スの曲に変更。

 これ終わったらセ○テンストにしよう。

 四作目以降のアルバム収録曲で。

 するともの凄い勢いで投げ銭が流れていく。


【なつかしい!】


【オッサンの若いときの曲弾いてくれてありがとう!】


【俺の青春が!】


 おっさんども!

 もっとくれてやる!!!

 一通り演奏してから告知。

 今度はモカ。


「はい告知ですよ~。ラーナちゃんと私たち、リン、モカ、エカでユニットを組みます! 応援してね♪」


 ぎゅいーん!

 はあ、堪能したわ。


「お、音楽モンスターが誕生した……」


 何を言ってる紫苑よ。

 俺の音楽は貴様がはじめた物語だ!!!

 俺は特に主張もなく、惰性で続けていただけだよ!!!

 宇宙人的なバフがかかってるような気がするが、それは全て幻想だ!!!

 宇宙人など存在しない!!!

 ひいひい爺ちゃんはただの不法滞在の外国人が戦後のどさくさに日本人になっただけだ。

 親戚のロリ軍団はそういう体質だし。

 俺は成長が遅いだけだ。

 じきヒゲと胸毛が生える。

 生えるはずだ!!!

 そうだ、オ○バみたいな筋肉になってやる!

 最後に紫苑が告知する。


「というわけで私たちは屋形船に続き、フェリーとコラボすることになりました」


 はい?

 聞いてない。

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