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スリィ×プラネット~幼馴染のためなら俺は宇宙すら翔ける~  作者: 犬鴨
第一部 カレッジ・シチヨウ
1/41

プロローグ

――若いのに、気が利くね。


 昔からそう言われることがよくあった。

 だけど、その言葉は、裏を返せば子供ではいられない、きっかけがあったということだ。

 例えば、過酷な環境での生活を強いられてきた。もしくは、壮絶な体験をしたかのどちらか。

 俺の場合は、後者に当てはまる。


 気が利くといえば、今の地球がまさにそれだ。


 第二次、第三次世界大戦……。昔はどの国も、他国との競争で必死だった。でも、今は違う。

 突如、地球に現れた他の星――グリストバースによって、圧倒的な文明差を見せつけられたからだ。地球で暮らす人類は、小さな籠の中で争っていたに過ぎないという現実を突きつけられた。

 俺たち地球人は愚かだった。限られた土地や、資源を奪い合っている間にも、他の星では、あらゆる文明改革が行われていたことに気付いていなかった。

 今の地球を例えるならば、まさに昔の日本だ。同盟という名目の元、アメリカ合衆国という大きな国の、言われるがままに従う。自分たちよりも大きな存在に対し、媚びを売り、へつらう。

 この日本の立ち位置が今の地球。そして、アメリカ合衆国がグリストバースに差し変わった。

 要するに、気が利くというのは、ただの皮肉に過ぎない。


 面倒だよな。実に面倒だ。

 逃げ出したくもなる。でも、そうしないのは何故か?

 

 それは、身に付いた価値観の中で、最適解を目指そうと必死だからだ。

 長生きしたい、高みを目指したい、豊かでありたい。考えは人それぞれだが、世間一般的に方向性は同じだ。

 何故なら、そうなるように、法や常識という名のルールが、この世には存在しているからだ。

 それを守るためならば、人は本音を隠すし、嫌な相手にごまをすることだってある。

 誰かを守りたい。そんな大層な理由なんて一切ない。そうすることで結果的に、自分の人生を守っているに過ぎないからだ。


 だから、俺たちは今日も歩む。

 例え、歯車が狂っていたとしても、出来る限りの真っ当さを願いながら――。



新連載に挑戦させていただきます。

楽しんでいただけると幸いです。よろしくお願いします!

犬鴨Twitter<https://twitter.com/dogduck2022>

更新連絡を中心にツイートしています。

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