88 最終決戦 5 VSエスタ 2
「はあ!!」
湊は剣でエネルギーを飛ばすがエスタは闇の渦を出して無力化するがすかさずエスタが接近して切り掛かるがギターで受け止める。
「あは!! 良いじゃないの、あなた今最高よ!!」
エスタはギターを鳴らして音のエネルギーを出しさらに光の球体でレーザーを発射させて自在に操作して湊を追い詰めようとする。
「ほう」
湊は躱し続けるが下から来た事でジャンプして躱した事で空中で一斉に攻撃が向く。
「空中じゃ動けないでしょ、終わりよ!!」
「お前、忘れてないか? 私にはこれがある事を」
湊はスキルで腕を伸ばして地面に当てると地面がいくつも盛り上がり湊を守るようにしてエスタの攻撃を全て防ぐ。
「どういう事!? あなたのスキルってそんなんじゃ」
「強化した事で俺は自身が触れているもの全てを伸ばす事ができるようになったんだ、まあその代わり全身が筋肉痛の様な痛みが起きる副作用を貰ったけどな」
「へえ、地味だったスキルも強力なものになったって事ね」
「もう終わらせよう、楓を待たせるわけにもいかないからな」
「そんな悲しい事言わないでよ、もっと楽しもうよ!!」
エスタは今までにない数の光の球体を出し激しくギターを鳴らす事で音に合わせてレーザーが異様な動きを繰り出して湊を襲う。
「あは!! どう!? この数のレーザーと音撃のコラボは!! これでもう終わらせる? やってみなさいよ!!」
「ああ、良いぞ」
湊は剣を地面に刺す。
「終わりだ」
「がっ!?」
エスタは血を吐き出す。
その理由は鋭く尖った地面が彼女の全身を貫いていたからだ。
一方の湊は全身を固い地面がガードをしてエスタの攻撃を全て防いでいた。
湊が地面に刺した剣を抜くと地面が元の平地になっていく。
「な、なに、が?」
「言っただろ、私が触れているもの全てを伸縮できるようになったと、私の手を通して持っている剣が地面に刺した事でこの地面全てが私のスキルの対象となった」
「地面全て、だから離れた私に攻撃できたのね、反則じゃない」
「ああ、反則だな、だが楓の言葉を借りるなら、生きるか死ぬかの戦いなら反則も立派な戦略だ、それにお前だって自分以外の力を手に入れて使ってるだろ?」
「ぐうの音も、出ないわね、ぐふ!!」
エスタは血を吐いてその場に倒れる。
「はあ、はあ、私を倒しても、他はどうかしらね?」
「問題ない、私よりも強い者が多いからな」
「あは、あなた、名前何だっけ?」
「湊だ」
「湊ちゃん、あなた最高だったわ、じゃあね」
そう言ってエスタの身体は消滅した。
「さて、楓達の所に戻るか」
眼鏡を掛け直して湊は楓達のいる所に戻るのだった。
湊VSエスタ 勝者湊。
読んでいただきありがとうございます。
エスタ戦決着です。
決着が早い? 強い者同士が戦うと早いものですよ。




