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84 最終決戦

「まもなく到着します」


「ありがとうございます、全員降りたら速やかにこの場を離れてください」


「わかりました」


 ヘリに乗り数時間後にアメリカに到着した楓と湊達はヘリから降りてアメリカ支部の少女達と合流するのだった。


「カエデ、ミナト、あなた達が来てくれたのね」


「ミシェル、久しぶりだな」


 ミシェルと呼ばれた少女は楓と握手を交わす。


「ミナトも久しぶりね」


「ええ、ミシェルも元気そうで良かったわ」


「ええ、でもその前に」


 ミシェルは二人の前で頭を下げる。


「ターニャ達の件を聞いたわ、本当にごめんなさい、同じ国のスキルホルダーとして謝罪するわ」


「お前が気にする事はないだろ」


「でも、あなた達には色々と良くしてもらったのに恩を仇で返して同じ国の者として恥ずかしいわ、せめて謝罪は受け取ってほしいの」


「私も被害にあった子も特に気にしていなかったが、お前がそこまで言うのならその謝罪、私が日本を代表して受け取ろう」


「カエデ、ありがとう」


「それで、ミシェル、ここにいる者達が?」


「ええ、今アメリカで戦える少女達全員よ」


「随分とやられたんだな」


「ええ、ナンバーズとの戦いは何とかなったけど、ネームドは強敵だわ、今でも信じられないわ、たった一体のネームドに多くの基地が壊滅したんだから」


「それだけネームドは強いという事だ、だからこそ今我々が協力する時だ、そうだろ?」


 楓の問いにミシェルやアメリカの少女達が頷く。


「さあ、敵が来るまでまだ時間がある、早急に迎え撃つ準備をしよう」


「わかったわ」


 決戦に向けて準備を進めるのだった。


「よし、これで準備完了だ」


 楓の城壁を作り出し日本とアメリカの少女達が武器を構えていつでも迎え撃てる状態になっている。

 

「さあ、いつでも来るが良い」


「じゃあ、遠慮なく行かせてもらうよ」


「何!?」


 声のした方を向くとそこにはエスタがいた。


「あは、まさかあなた達とまた会えるなんて、約束通り決着をつけようよ」


「エスタ」


 エスタを見て湊が剣を抜く。


「そうそう、あなた達に私達の新しい戦力を紹介してあげるわ、さあ、出て来なさい!!」


『グオオオオー!!』


 エスタの声に答えるように何かが姿を現す。


「何だと!?」


「嘘でしょ!?」


 楓とミシェル、少女達がその姿を見て驚愕する。

 その姿は恐竜だったからだ。 

読んでいただきありがとうございます。


最終決戦が始まりました。

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