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75 融合強化態

「さあ、始めよう」


 004と006を取り込んだ001が動き出す。


「嘘でしょ、仲間を取り込んだ?」


「どうした? 来ないならこちらから行くぞ」


 001は両手を前にかざすと強大な冷気が発射されて夜見達を襲う。


「さっぶ!!」


「氷だから当然ね」


「あ、皆!!」


 初音が振り向くと何人かが氷漬けにされている。


「くっ、攻撃開始!!」


「ふん」


 少女達は機関銃で攻撃するが001の身体が鋼のように変化し攻撃を全く意に介さない。


「まさか、取り込んだナンバーズの力が仕えるの!?」


「でも、氷なら」


 少女達は火炎放射器に武器を変えて一斉に発射させると炎が合わさり巨大な炎となって001を襲う。


「無駄だ」


 001が腕を振るうと地面から土が盛り上がり巨大な壁を作って炎を防ぐ。


「そんな」


「沈め」


 土壁はそのまま雪崩となって少女達に襲い掛かるが土壁は氷漬けになる。


「何?」


「させない」


 初音が手をかざし土雪崩を凍らせる。


「なるほど、私と同じ力を持ったスキルホルダーか」


「仲間を取り込むなんて、何を考えてるの?」


「お前達に何がわかる、我々が苦渋の決断で決めた事を!!」


 蘭華の言葉に001は声を上げる。


「お前達が我々の仲間を、世界中にいる我々の仲間を次々と殺していき我々は数が減っていった、しかもネームドである二人までも倒されて種族の絶滅も有り得た、だからこそ我々はこの方法を取った、融合強化態になる事で我々も生き残る手段を得たんだ、仲間を犠牲にしてでも生き残る生存本能だ!! お前達にとやかく言われる筋合いはない!!」


 001は地面に手を当てると地面が盛り上がり土が飛び散りすかさず冷気を放ち土の塊一つ一つが氷のつららとなり空中から夜見達に向かって落下する。


「ちょ、マジでヤバ」


「大丈夫だ」

 

 周りに炎が現れつららを全て打ち消しさらに凍った少女達の周りを包み氷を溶かす。


「無事な子は凍っていた子達を抱えて離れな!!」


「わかったわ」


 少女達は凍らされていた子達を抱えて後退する。


「お前の事も聞いている、一つの身体に二つの人格があると」


「そこまで知ってるのかよ」


 初音の中にあるもう一つの人格、終音が表に出る。


「だがそれがどうした、私単体ならお前は相性最悪だが融合強化態になった今、お前の炎では私は倒せんぞ」


「確かにアンタを倒すのは難しいね、()()()()だったらね」


(終音、やるの?)


「ああ、相手はまた違うタイプの未確認、実戦で試すにはちょうどいい相手だ」


 終音はスキルを発動させるが今までと違い終音の両手には片方には終音のスキルの炎を纏っていたがもう片方には初音のスキルの冷気を纏っていた。


 

読んでいただきありがとうございます。


シングルナンバーの融合強化態です。

次回終音が頑張ります。

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