表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/123

67 合体

「さあ、諸君、今日もナンバーズとの戦いだ!! 気合いを入れるぞ!!」


「と言っても、私達四人だけだけどな」


 楓が戦場で気合を入れるが湊の言う通り本当に四人しかいない。


「四人でも気合を入れるには十分な人数だ、アイドルとかヒーローだって大体四、五人で行くだろ?」


「否定はしないけど」


「他の者達は夜見達の看病や基地を守ってくれてるしな」


「彼女達が回復に向かっていて何よりね」


「ああ、真由なんか責任感が強いから今にも無理して行こうとする勢いだったな」


「紗耶香の代わりに看病していた他の子達が止めていて良かったけどね」


「蘭華なんか、スキル使ってないのに痩せてたからな」


「あばらを何本か折られたからな、こっちは初音が看病すると言い出したから大変だったな、こっちも他の子達が止めてくれたから傷口が開かなくて良かったけど」


「夜見は利き腕が使えないからな、菜乃に果物切って食べさせられてたな」


「恥ずかしそうにしていたけどな」


「まあ、とにかくだ、あいつらが無事に回復してるなら我々もそれまで何とか戦い抜くだけだ」


「そうだな」


「菜乃が看病している間は由奈が色々な所に荷物や資料を持って行ってくれて頑張ってるしな」


「あの子は頑張り屋だからな、ただでさえ私達の強化の経験値を与えてくれているのに」


「皆、自分にできる事をやっている、だからこそ我々も自分のできる事をするだけだ」


「お喋りしているところ悪いけど、来たわよ」


 柚葉の声に二人は警戒すると乗り物がこちらに向かって来る。


「また来たわね、乗り物型」


 香弥が双眼鏡で確認する。


「えーと、パトカーに消防車、あれはクレーン車かな、それと、嘘でしょ、戦車までいるし」


「とんでもないものまで来たわね」


「ちょっと待って、倒したはずの救急車とヘリコプターもいるよ」


「その二体はライリアが何かを抜き取ってたわね、考えられるとすればコアみたいなものでそれが無事ならいくらでも復活できるってところかしら」


「納得」


 そして、ナンバーズ達が到着し一斉に人型に変形する。


 ナンバー073 乗り物型 モデルパトカー。

 ナンバー074 乗り物型 モデルクレーン車。

 ナンバー075 乗り物型 モデル消防車。

 ナンバー076 乗り物型 モデル戦車。


「乗り物型が六体、上等だな、どこからでも掛かって来い!!」


「ならそうさせてもらおう、行くぞ!!」


『おう!! ナンバーズ合体!!』


「な、何だ!?」


「乗り物からさらに変化していく!?」


 一体何が起こるのかと身構えるとその姿を見て固まった。


『完成!! ナンバーズシックス!!』


 乗り物型のナンバーズ達は乗り物からさらに形を変え合体し一つの姿になる。


「えぇー!!?」


「えぇー!!?」


「えぇー!!?」


「「「合体できるのぉー!!?」」」


 その姿を見た楓、湊、香弥の三人は驚きの声を上げるのだった。

読んでいただきありがとうございます。


乗り物型は合体できる。

合体ロボはロマンという奴です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ