65 空からの襲撃
「おっしゃー、私は戻って来たぞ!!」
新タイプのナンバーズとの戦いから数日で香弥も戦場に復帰して気合十分だった。
「頼りにしてるぞ、香弥」
「新タイプのナンバーズはあなたが戦った方が良い乗り物タイプだったからな、もしかしたらまた来るかもしれない」
「任せて、どんなのが来ても問題なく倒してやるわ、さあ、どこからでも掛かって来なさい」
「なら、そうさせてもらう」
「え?」
「上だ!!」
湊の声で上を見るとヘリコプターが現れてそのまま射撃して来た。
「総員!! 逃げろ!!」
楓の指示で全員が建物の影に隠れる。
「救急車の次はヘリコプターか、またカッコいい変身を見せるのか」
「言ってる場合じゃないぞ」
建物の影に隠れた楓達を見つけるためにヘリコプターから人型へと変形する。
ナンバー072 乗り物型モデルヘリコプター。
「地面についたらこっちのものよ!!」
香弥が左腕に装備したバズーカ型の武器を発射させ072に直撃する。
「ぐお!!」
「まだまだぁ!!」
続いてマシンガン型の武器を装備して連射する。
「おらぁー!!」
「ぐ、チェンジ!!」
072は乗り物型に変形して空に逃げる。
「逃げたか」
「問題ないわ、追いかける」
香弥は背中にジェット機を装備してそのまま空中に移動する。
「え?」
「ギギ」
香弥が072に近づくと072に乗車していたアーマノイドが二体いて一体は072を操縦しもう一体が入口からレーザーを発射させて香弥を狙う。
「え、ちょっと」
「こいつらだけじゃないぞ」
072も追撃で連射し香弥のジェット機の翼が片方打たれてそのまま墜落してしまう。
頑丈な身体のおかげで香弥は無事だが空を飛ぶ手段がなくなってしまう。
「くっ、どうすれば」
『香弥!! 乗れ!!』
「え?」
空から楓の声が聞こえて上を見ると、そこにはヘリコプターが現れて香弥のいる場所に着陸するのだった。
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