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ビラトナガルの魔法瓶  作者: あかあかや
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泥人形あそび その三

 食事を終えて店を出ると、今度はラムバリの案内でチヤ屋台に移動した。彼の行きつけの屋台らしい。

「ここのチヤは、うちの村の水牛乳を使ってるんだよ。茶葉もダマク産だ」

 ダマク市はビラトナガル市の北東にある。そこから真っすぐ北上すると紅茶の産地であるカンニャム、イラム、パーチタルなどがあるのだが……チヤの茶葉に使うには高級すぎるので、ダマク近郊の紅茶園産を使っているそうだ。

 ナラヤンがチヤを受け取ってすすりながら同意している。

「チヤって安いですからね。茶葉も安物じゃないと商売になりません」


 屋台なので、路上に置いてあるプラスチック製の軽いイスに座って寛ぐナラヤンたちである。大通りからインドやネパールの映画音楽が流れているのが聞こえる。

 サラスワティ人形がチヤをすすりながら興味深く聞いていると、それを見たラムバリが軽く肩をすくめた。

「最近の歌はよく知らないんだよ。ワシが知っているのは昔の歌くらいだな」


 そう言って、チヤを手にして恋歌を歌い始めた。ネパールの古い歌は、短いメロディを繰り返しながら歌詞を即興で変えていくというものが多い。これもそのタイプの歌だった。

 ラズカランとナラヤンも知っているようで、歌詞を変えながらリレーして歌いつなげていく。


「え……これって」

 サラスワティ人形が驚いた表情を浮かべている。ドゥルガ人形も同様で、笑顔になってチヤをすすった。

「サラシュ。あの恋歌だよな、これ。原曲とはかなり違ってるけど」

 カーリー人形はキョトンとした顔で聞いている。


 ラムバリが少しドヤ顔になった。

「ワシの村に伝わる古い歌でね、バサンタパンチャミ祭の際に歌うんだよ」

 サラスワティ人形が目を点にしている。

「し、知りませんでした……」

 ドゥルガ人形がニヤニヤ笑いながらサラスワティ人形を肘で小突いた。

「引きこもりすぎだな、サラシュ」

 カーリー人形も興味を抱いたようで、サラスワティ人形をからかい始めだした。


 そんな3柱の女神の様子を見たラズカランが、ナラヤンの肩を引き寄せて小声で話す。

「女性の名前でカーリーってのは珍しいな。それに十分見合うだけの風格を備えているから納得だけどさ」

 インド圏では神様の名前を人名に使う人が多い。そのため女神たちが互いに名前を呼びあっていても、不自然には感じていないようである。

「怒らせると怖いですから、言動には注意してくださいね、ラズカランさん」


 サラスワティ人形をからかって満足したドゥルガ人形が提案した。

「それじゃあ、歌ってみようぜ」

 サラスワティ人形が空になったチヤグラスを地面に置いて、困ったような笑顔を浮かべた。

「しょうがないなあ、もう……」


 次の瞬間、楽器が出現した。サラスワティ人形はヴィーナを、ドゥルガ人形は横笛、カーリーはマーダルという太鼓を手にしている。

 ナラヤンが慌てて周囲を見回した。

「ちょ……いきなり楽器を出すのは」

 ドゥルガ人形がウインクして微笑む。

「だーいじょうぶ。神術で強制的に納得させているから、怪しまれないって」


 確かにラムバリとラズカランも特に驚いた様子は見せていない。チヤ屋台のオヤジも同様だ。一方で通行人は何事か起きそうなので、足を止めて集まり始めている。

 サラスワティ人形もヴィーナをチューニングしながら、ナラヤンに穏やかに微笑んだ。

「そういう事です。では原曲を弾いてみましょうか。カーリーさん、情報は受け取りましたか?」


 カーリー人形がマーダルを膝の上に横たえて、両サイドのキャンバスに手をかけた。

 この太鼓は左右にキャンバスが張ってあり、両手で叩いて演奏する。日本の『こづつみ』のように片面だけではない。さらにキャンバスの中央には黒いゴム製の膜が貼られているので、低音をここで出す事ができる。

「ふん、雑作もない。知らぬ曲だが、問題なく弾けるぞ」


 そう答えたカーリー人形が、タタタンポコポコとマーダルを叩き始めた。それに合わせてドゥルガ人形が横笛でメロディを奏で始める。サラスワティ人形が上機嫌になってヴィーナを鳴らし始めた。

「さすがですね。では皆さん、古語になりますが聞いてくださいな」


 ヴィーナには様々な種類があるのだが、これは子供の背丈ほどもある大きさで共鳴器が2つ付いている。ギターのように指につけた爪で弦をはじいて弾くのが主流だが、サラスワティ人形は爪と指とを器用に使い分けていた。さらには両手弾きや共鳴器を叩いたりするので、かなり豊かな音が出る。


 こうして即席の路上ライブが始まった。

 まず恋歌のオリジナルを演奏し、続いて子守唄、最後に舟唄をサンスクリット語で歌う。

 古語なので歌詞が理解できなかった聴衆ばかりだったが、人だかりになって聞き入っている。ナラヤンは論文情報の読み上げを続けているおかげで、かなりサンスクリット語に通じていたのだが……

(半分以上の単語が分からないなあ……何千年も昔の流行歌だから単語が違うのかな。それに旋律がかなり違うんですね。恋歌と子守唄の方はダマクの森の中で聞きましたけど、これじゃ僕では気がつかないなあ……)

 ラムバリも理解できていない様子なので、気にしない事にしたようだ。


 上空をナラヤンが見上げると、カラスや鳩などの野鳥が群れをなして飛んで旋回している。蝶やハチなどの虫も集まってきているようだ。路上では野良犬や放牧されている水牛に牝牛、山羊に鶏までもが近寄ってきている。

「おお……聖者の説法に集まる動物たちか」

 しかし、ゴキブリやネズミまで溝から顔を出してきたのには若干引いているが。この辺りはマタンギの影響なのだろうか。


 最後にサラスワティ人形が、先程聞いたインド映画の主題歌を耳コピーしたものを弾き始めた。ドゥルガ人形とカーリー人形は楽器を消去して、チヤをお代わりしている。聴衆の人数は数十人にも達していて、スマホで演奏を撮影している人も多く見られていた。

 ナラヤンが不安に感じて、チヤを受け取ったドゥルガ人形に聞いてみる。

「ドゥルガ様。撮影されていますけど、大丈夫ですか?」


 ドゥルガ人形がカーリー人形と視線を交わしてから、ドヤ顔で笑ってナラヤンに答えた。

「へーき、へーき。心配無用だって」

 カーリー人形も平然とした表情でチヤをすすっている。

「うむ。問題はないぞ。リアルタイムで消してるからな。ナラヤンの盗撮事件で学習した経験が活されているのだよ」

 へえ……と素直に感心するナラヤンである。ジトゥによる盗撮も、神術の向上に役立っているのだろう。


 そのような話をしていると、サラスワティ人形が演奏を終えた。

「お粗末さまでした」

 やんやの喝采が聴衆から湧き上がる。すかさずラズカランが喜捨皿を持って、聴衆から小銭を集めて回っていく。


 聴衆はそのまま解散していったが、十名ほどは屋台に残ってチヤを注文している。屋台のオヤジもチヤが売れて喜んでいるようだ。

 ラズカランが喜捨皿を手にして、女神たちに見せた。結構集まっている。

「どうしましょうかね、これ」


 ドゥルガ人形とカーリー人形が顔を見合わせた。サラスワティ人形が代表して微笑む。

「ラムバリさんに寄付しますよ。美味しい料理をごちそうになったお礼です。ここの屋台の店主にも分けてあげてくださいな」


 お金をラムバリとラズカラン、それに茶店のオヤジとで山分けしていると、そこへ放送部のジトゥが息を切らせて駆けてきた。しかし、演奏が終わっているのを見て地団駄を踏んでいる。

「あーくそー。遅かったか。ネットで実況配信されてたんだよ。急いで来たけど……無念」


 ナラヤンがチヤを飲み終え、呆れ顔になって挨拶した。

「すごいな。神出鬼没じゃないかジトゥ。たった今、演奏が終わった所だよ」

 そう言って、ジトゥを簡単に女神たちに紹介した。ジトゥが衝撃を受けた表情を浮かべ、挨拶もそこそこにナラヤンの肩に腕を回して引き寄せた。

「お、おいナラヤン。何だよこの美女3人。いつお知り合いになったんだよ、さっさと白状しろ」

 ナラヤンが苦笑しながらうなずく。

「だよねえ。美女、美少女だよね」


 ジトゥはカーリー人形に見とれてしまったようだった。今度は泣き顔になってナラヤンを羽交い絞めする。

「あの背が高い美女、すごい美女だなっ。俺にも美女紹介してくれ美女」

 訴えたい内容はナラヤンにも理解できたので、とりあえずカーリー人形に聞いてみた。

「あの、すみませんカーリー様。僕の友人のジトゥ君が一目ぼれです。友達になってくれませんか?」


 真っ赤な顔のジトゥを見たカーリー人形が、困ったような笑顔を浮かべた。腕組みをして少し考え込む。

「私は忙しいから無理だな。代わりに部下を紹介してあげるよ。若いからジトゥ君とも話が合うだろう」

「やったー」

 狂喜するジトゥである。早速カーリー人形に、自身の連絡先を書いたメモを渡している。


 ようやく羽交い絞めから解放されたナラヤンが首をさすっていると、今度はラズカランが神妙な表情で話しかけてきた。

「なあ、ナラヤン。あの3人、半端なく神々しいんだが……もしかして、ナラヤンに憑りついているのって、悪霊や悪い仙人じゃなくて、神なのか?」

 ナラヤンが目を白黒させながら狼狽した。

「そ、そそそそんな訳ないですよお、あははは」


 そう言いながら、3柱の女神たちに声をかけて市内観光を続けようと促した。

「で、では僕たちはこれでっ。ラスカランさん、料理ありがとうございました。ラムバリさん、明日また会いましょう。で、ジトゥ、今日はここまでにしとけっ。しつこいと嫌われるぞコノヤロウ」


 残念がっているジトゥを見ながら、ラズカランが腕組みをして呻いた。

(むう……状況が分からん。ワシの手には負えないな。夜行バスに乗って、ポカラの隠者さまに会いに行くか。彼に相談してみた方が良さそうだな)

 ラムバリは山分けで得たお金を手にしてホクホク顔をしている。

「いいなこれ。こういうイベントを市内でやってみるか」


 カーリーだが、律儀にもジトゥに配下の女神を紹介していた。ナラヤンの部屋にシディーダトリとシャイラプトリがやって来て、浮かれている。シディーダトリが白鳥の翼を部屋の中でバサバサ羽ばたかせて、部屋の中を荒らし始めた。

「やあやあナラヤン君。アタシも泥人形に憑依して実体化したいぞ。さっさと作れやコラ」

 シャイラプトリはさすがに部屋の中に水牛を突入させる事は避けていたが、窓の外で三又槍を振り回していた。

「そうだぞナラヤン。さっさとアタシたち用の泥人形を作れ。でないと部屋をぶっ壊すぞ」


 この武闘派女神は……と呆れながらも、ナラヤンが自身の髪の毛を手で触った。

「人形づくりには、僕の髪の毛が大量に必要になるんですよ。今はこんなに短いので、しばらくの間は無理です」


 そこへミニスワティが小さな白鳥に乗って飛んできた。

「それなら問題ないですよー」

 ニームの枝葉を容赦なくナラヤンの頭に叩きつける。痛がって部屋の中を逃げ回るが、白鳥の飛行速度にかなうはずもない。

「痛い痛いって、ぎゃー」

「叩けば叩くほど伸びてくるんですよー。伸びろ伸びろ、もっと伸びろー」

「やっぱり、ミニスワティ様って性格が凶暴ですよねっ」


 叩きのめされて力尽き、床に倒れたナラヤンの頭にはフサフサの黒髪が生えていた。それをつかんで、やっぱりスチミタールでザクザク切って収穫していくミニスワティ。

「これだけあれば、もう3体分くらい作れますね。さあ、今から聖池に行って泥人形を作りなさーい」


 キャッキャと喜ぶシディーダトリとシャイラプトリ。ミニスワティがさらにニームの枝葉でナラヤンを叩きのめして、体力を回復させた。ジト目になって起き上がるナラヤンである。

「分かりました。分かりましたよ、もう……」


 こうしてシディーダトリ人形とシャイラプトリ人形が、ジトゥとデートするようになった。

 真面目そうなシャイラプトリ人形にナラヤンが聞く。

「シディーダトリ様はノリと勢いで生きていますから納得しているんですが、シャイラプトリ様はそうではありませんよね。どうしてジトゥなんかと付きあい始めたんですか?」


 シャイラプトリ人形が少し困ったような笑顔を浮かべた。

「カーリー様が以前、ジトゥを懲らしめた事があったのだよ。そのお詫びの意味もあるかな」

 ナラヤンが思い出した。

「あー……ジトゥの記憶が雑に消されたアレですか。あんまり消した意味がなかったんですよね……」

 そして、シャイラプトリ人形に合掌した。

「ジトゥは性根が腐ってどうしようもないヤツですけど、それでも僕の友人です。よろしくお願いしますね」


 しかし数日後、シディーダトリ人形とシャイラプトリ人形とのデートを重ねたジトゥが、ナラヤンの部屋にやって来て泣きついてきた。

「カネが尽きたあ……生活費を恵んでくれえ~」

 天を仰ぐナラヤンだ。

「こうなったかー……」


 さて、この泥人形は他の神々にも知られるようになった。特にカーリーの9柱の部下女神たちが全員欲しがったので、9体つくる事になるナラヤンである。

 自身の頭を叩いて髪の毛の心配をしながら、自転車で高校から王宮跡公園へ向けて走っていく。

「毛根が耐え切れなくなったらどうしよう。高校生でハゲは嫌だな」


 王宮跡公園に到着すると、ラムバリが険しい表情をして仁王立ちで待ち受けていた。

「ナラヤン君。さすがに泥人形を作り過ぎではないかね?」

 ですよねー……と内心で完全に同意するナラヤンだ。


 公園内にある倉庫は小さいため、今では泥人形のせいで他の荷物が保管できなくなってしまっていた。ラムバリがジト目のままで告げる。

「これでは本末転倒だ。よって泥人形をワシが処分したぞ」

「え?」

 目を点にしたナラヤンが、急いで倉庫内を見に行く。2体だけ残されていた。7体は見当たらない。

「おおお……僕の苦労が」


 まあ実際、泥人形を増やしていくたびに、ナラヤンがますます変人扱いされていったのは事実だ。

 放送部のジトゥの記事ネタにされたのは書くまでもない。ロボ研のサンジャイ部長は反対に、ナラヤンが本当に狂ってしまったのではと心配して、やたら親切になってしまった。

 今日、ナラヤンが高校からすんなり王宮跡公園に来ることができたのも、それらが背景にある。


 気力を喪失したナラヤンが、フラフラと自転車をこいでコシ河の展望台へやって来た。サラスワティとカーリーがいて、彼を出迎える。

 そして、ナラヤンの話を聞いたカーリーが不機嫌になって三又槍を呼び出した。

「神に逆らうとは、その人間は殺しておく必要があるな。ちょっと行って殺してくる」


 わーわーわー! とナラヤンが慌てて水筒の中からマジックハンドを取り出し、彼女の赤と黒の軍服の裾をつかんで引き留めた。

「僕に計画性がなかったのが悪いんです。十分に広い保管庫を探しておくべきでした。ラムバリさんは悪くありませんってば」


 結局、ラムバリの代わりに三又槍によって叩き潰されて、肉塊になるナラヤンであった。


「……あ。意識が戻りました」

 しばらくしてナラヤンが目を覚まして、展望台の床から起き上がった。周囲を見るがサラスワティだけだ。観光客の姿も見当たらない。

「カーリーさんは仕事に向かいました。ラムバリさんは無事ですよ」


 ほっとしたナラヤンが改めてサラスワティに礼をする。今はスマホ画面を介しての会話だ。

「そうでしたか。カーリー様の機嫌が直って良かったです」

 サラスワティが彼女の水筒にコシ河の水を汲み入れながら、小さくため息をついた。

「私もうかつでした。神々が実体化にこれほどまで興味を持っているとは、想像していませんでした。泥人形への憑依時間は、せいぜい半日なんですけどね」


 ナラヤンが立ち上がったが、膝がガクガク震えてしまい再び床にしゃがみ込んでしまった。

「あれ? 何だろう、疲労感がすごいんですが」

 サラスワティが水筒の水を容赦なく、ナラヤンの頭にかけていく。

「髪の伸ばし過ぎで、わずかですが因果律崩壊の気配がしています。そのせいでしょう。これで回復できますよ」

 ズブ濡れになったナラヤンが、右手の平をクルリと返した。

「なんかもう、このパターンに慣れてきた自分がいるんですが……」

 サラスワティが水を注ぎ終えて、ニームの枝葉を手にした。

「慣れてはいけないと思いますよ」


 なお、サラスワティも何度か泥人形に憑依して、食事などをナラヤンと一緒に楽しんだのだが……時々マタンギ化してしまった。

「もう……不浄な食材が入っているじゃないですか。もうっ」

 緑色の顔で食事にケチをつけているのを見て、ナラヤンが冷静に指摘した。

「いえ、それはただの好き嫌いだと思いますよ。豚肉料理とか平気だったじゃないですか」

 生野菜のサラダだったのだが、ざく切りのピーマンが入っていたのが気に入らなかったらしい。結局ピーマンだけ残すサラスワティ人形であった。

(あー……そういえば、ピーマンの色合いってマタンギ様の顔の色に似てるのか)

 何となく理解するナラヤンである。


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