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エレメンタルワールド  作者: ゆめみじ18
2020年~原典(オリジン)~

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009

「これがお前の未来予知か……」

 オリオン座は重く響く声を呟く。ミュウは嬉しそうに言う。

「そうだ……しかし、この状況では陣形も何もない今回は私の負けでいいや」

「え……お前……いいのかよ」

「ああ、もういい。旅はまだ半分、これ以上紅組の怪我人を増やすわけにもいかんしな」

 あっけなく負けを認めるミュウ、折角駆けつけたのに驚くブロード、本人は自分の予想が当たって大満足したようだった。

「まぁ……お前が良いって言うならそれでいい」

 世にこれを桃源郷頂上決戦と銘打たれ、歴史に深く刻まれる。



「スタンプが欲しい方はこちらにお並び下さいー現在1時間待ちですー」

「今回心のエレメンタルを発動させた奴は何人ぐらいだったんだ?」

「エレメンタルマスターのブロードを入れても10人ぐらいだったらしいぜ、それだけ信念もって生きるって事は難しいって事だな」

「神聖12星座やオリオン12星座でもなかなか発動出来ないらしいぜ」

「そうなのか…俺はてっきり神聖12星座もオリオン12星座も心のエレメンタルをバリバリ発動させるもんだと思ってたぜ」

「そんなわけあるかよ、皆普通に生きてたら信念なんていらないんだから」

 がやがやと戦争が終わったことによりそこかしこで雑談がはびこっている、今回参加者はスタンプが目的なのだから当然全力を出す必要は無かったとはいえ。戦いたい人は戦いたい人同士で皆思い思いの名勝負を繰り広げたらしい、普通のゲームと違うのは今回のゲーム、戦争がメインの大会だったとはいえ交流がメインだと言う所だ。戦いたいだけならバトルロワイヤルをやればいいし、負ければ死んでしまうようなデスゲームだったならこういったお祭りの要素もなくなってしまう。今回の桃源郷頂上戦争は時間的におよそ6時間と言う短い戦争ではあったものの、運動会の棒倒しゲームや綱引きだと思って考えれば極めて長いと思う印象になる。

「全治2週間ですね」

 遊撃隊西遊記のテントの中、駆けつけてくれたナースさんが看病してくれて、容体をチェックしてくれた。それを見届けるリスクとスズ、心のエレメンタルを使った人間は無茶をした分眠ってしまうと前に聞かされたが二週間と言うのはどれだけの負荷、無茶をしたのだろうか。

「2週間ってどんだけ無茶してんですかこの男は!?」

「ほえ―本当にずっと寝ちゃうのか」

 ミュウは駆けつけたブロードの容体を正確に把握し、未来を予測し、とった行動は正しかった。おおくま座とおおかみ座とからす座の妨害を薙ぎ払い。アップテンポ遊撃旅団、グラウンド魔術師組合、合計50名と160名を薙ぎ倒し。肉壁となって表れたいるか座、りゅう座、くじら座、おおいぬ座、うさぎ座、きりん座、を薙ぎ倒し。ふたご座の防御とほうおう座の攻撃を軽くいなしたヨシュアとザンベルト、リスクとスズが一発でノックアウトしてしまった相手をこれまた一撃のなのもとに薙ぎ倒し。最後にオリオン座の出した隕石『メテオインパクト』を真正面から受け止めた。

 これが実現可能なのがレベルが無限になった状態、心のエレメンタルなのだがその無理をした分の代償が2週間分の睡眠。つまり単純計算で2週間分の風をあの一瞬で使い果たしてしまったのだ。

「仕方ないよ、ブロードは昔レイシャを助ける為に心のエレメンタルを使い1ヶ月眠ったことがある、それが第一回エレメンタルマスター大会の出来事だ」

 ミュウが言葉を紡ぐ、事情を知らないリスクとスズに初めてこの事を昔の出来事を伝える。

「まあこいつのレイシャラブは筋金入りだからな!いつもの事だと思ってればいいさ!」

 重い話を軽く流すミュウ、本人がのんきなのは相変わらずだった。

「どこ行くんですか」

 スズがどこかえ行くミュウの行方をせきとめる。

「散歩だ、折角の祭りだ、わしにも顔なじみもいるからそいつらに会ってくる」

 そういってミュウはテントを出ていった(顔なじみってだれなのだろうか?)っと思うスズであった。

「あの……弟のヨシュアのこと見かけませんでしたか?」

 スズはミュウに弟ヨシュアの事を尋ねる、しかし。

「そのことは知らん」

 ミュウはそっぽをむく、そして祭りの中へと消えて行ってしまった。

桃花先生は何もわからないので口を挟みます。

「何々? 何か厄介ごと?」

「………」

 ミュウは何か知ってるんじゃないか、何かを隠してるんじゃないのか、そう思うスズであった。そこへ遊撃隊西遊記の仲間であるヒート、なでしこ、アギト、デイブがテントの中へとやってきます。ネットネームにんじん、ヒートが話を紡ぎます。

「心配したぜ―途中であっという間に皆とはぐれちまったんだからよ―」

 金魂、アギトは驚きます。

「それにしても驚いたぜ、まさかこの人がエレメンタルマスターだったなんて……」

 普段あまりに一緒にいたので忘れてしまっていた、ブロードはエレメンタルマスターだと言う事、しかし本人はあまりにダラダラしているので威厳も何もない。普段能力を使わない時は、本当にただの高校生と変わらないからだ。サプリメント、なでしこはリスクとスズに加勢出来なかった事を悔やむ。

「リスクとスズはミュウの所に一緒にいたんやろ?ごめんな加勢出来なくって、私ら4人とも白組に囲まれてて降参してしまったのよ」

 宴会、デイブはリスクとスズをテントの外で行われている宴会へと誘う。

「ブロードの看病もあるだろうけど今は町の屋台とかに行こうぜ、他の開示版の仲間とかに会えるかもしれね―し」

 スズはナースさんの方を見る、ナースは「いってらっしゃい」っとスズに言うと「じゃあお言葉に甘えて」っとリスクを連れ、外の祭りが行われている会場へ屋台へ向かうのであった。


 楽園エデンと桃源郷はミュウの力もそうだが、他の勢力、オリオン12星座や神聖12星座はたまた他のギルドの団長達とも相成って、全力で場所の修復を行った。結界を貼っていた事もあり、時を巻き戻すという便利な方法で楽園エデンは復活した。勝ちも負けもなく、街ではこの宴会を楽しむ風景。まるでコミックマーケットの即売会が終わったあと集まった人たちがグループとなりそのあと宴会をやるかのごとく飲めや歌えや騒げやの大騒ぎ。リスク、スズ、ヒート、なでしこ、アギト、デイブは街中を食ったり飲んだり雑談していたりすると。

「あ―リスクとスズちゃ―ん!」

 ほうおう座がまた現れた、隣には見慣れない女性が立っている。スズは丁寧にあいさつをする。

「こんばんわほうおう座さん」

「やーねーかたっ苦しく挨拶しなくったっていいのにさ~」

 お酒でも飲んだのか?っと思うほどの酔っ払いプリである、しかし場の雰囲気に飲まれてしまった場酔いである、決してお酒を飲んでるわけではない。

「あ! 紹介するね! こちらつる座さん」

「つる座でっす~←ポッキーって読んでね~←」

 ヒートが気づく、この喋り方、そしてポッキーというあだ名、間違いない、ネット掲示板に出没していたポッキーだ。何というかコギャルっぽい。

「ポッキーってあのポッキーさん?」

「あ~←ん~→? なにポッキーだけど~←→?」

 なでしこがじーっとつる座を見つめる

「ポッキーさんって……つる座さんだったんだ……どおりで強いわけだ、ねえねえさそり座を瞬殺したって本当?」

「あ~さそり座~←それはね~←」

「はいはい話はその辺にして飲みましょうよ~!」

 ほうおう座が割って入って来た。

リスクとスズは人々の騒ぎの中コップを片手に皆と練り歩く。

「リスク…なんだかこういうのも楽しいわね」

 スズは場を盛り上げようと思ってリスクに話をするが。

「うちは何か複雑だ、兄ちゃんとも全然話出来なかったし、いつも通り拳で語り合おうと思ったらデコピン一発でノックアウトしちゃったし、気がついたら兄ちゃん居なかったし…」

 リスクはリスクで複雑な心境を味わうのか…っと感心したスズだったが、スズもヨシュアと再開出来て、生きててよかったと思う反面、またああやってぶつかり合うのだろうか。

 と言うか何故かレベル差がありすぎて、手も足も出なかった事に不安を残す、レベルは見えなかったがおそらくこれからの戦い、レベル50は無いとまともに戦う事も出来ないだろう。

「強くならなきゃな、今よりももっともっと、でないと兄ちゃんに会えねえ…」

 リスクはカップの飲物を見ながらそうスズに呟いた。

「うん……そうね……乾杯」

 そう言いリスクとスズはカップに入っていたオレンジジュースを飲みほした、哀愁漂う雰囲気の中での出来事であった。


 第3章 デート戦争


「ビービービー非常事態発生! 非常事態発生!」

 異常を知らせる警告音がけたたましくなる、彼はその中をある目的の物を見つける為に全速力で走っていた。

「そこを止まれえ! ぬおあ!」

 超能力、サイコキネシスを操りてんびん座は疾走する、目的のものを手に入れる為に!

 厳重なビルとそれを固めるボディーガードはその意味をなさなかった、何故なら宇宙で12番目に強いとされる神聖12星座の一人、てんびん座に標的にされてしまったからだ、トレミー星の秘宝、『原初の書』を厳重に守るそれをてんびん座は遂に手に入れてしまう、それが何を意味するのかと言う所はまだ、だれも知らない。


『原初の書』トレミー星の秘宝で、それを手にしたものは神おも超える力を手にすることが出来ると言う、トレミー星の防御網はてんびん座にとって大したことは無かった、

 問題はそのあと、エレメンタルマスターの大会中にどこぞやの星を破壊して、大会に支障が出てきたら他の神聖12星座やオリオン12星座、そしてその責任者であるミュウが出てくるということである。トレミー星の障害などもはや障害ですらない、問題は星の外達に居る化け物どもの注意に警戒が必要だと言う事だ。『原初の書』を手に入れたらもう勝ったも同然、目的は極悪神ゼウスを憑依させて、神ミュウを倒す事。ミュウを倒し、大会を乗っ取り、能力者達を意のままに操れば最強の戦士たちが生まれる、これで自分に逆らうものは何も居なくなる。

 極悪神ゼウス。

ゼウスと言えばギリシア神話の主神たる全知全能の存在。全宇宙、天候(特に雷)、社会秩序を司る天空神でもあり、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王である。

 あるが、その中でも極悪な存在である神が存在する、それが極悪神ゼウス。


 頂上戦争から5ヵ月後。大会開始から11ヵ月後。

リスク達はスタンプを11個まで集め終わっていた。残りのスタンプはあと1つ…。

 てんびん座のビルに来てスタンプを貰おうと思ったが留守で居なかった。

「あれ~いないの?」

 リスクがおかしそうに返答する。

「変ね、居ないなんて今まで無かったのに」

 リスクの疑問を補足するかのようにスズは言う。街が騒がしい、騒がしい街中、逃げてる人々とは逆方向へ向かってみると、がれきの上に倒れる人人人、その中に一緒に旅をした仲間達がいた。にんじん、サプリメント、金魂、宴会、禁書目録、色えんぴつ、が倒れていた、どうやらてんびん座にやられたらしい、原初の書を使わなくてもこの強さ。てんびん座が現れた、丁度、おひつじ座、みずがめ座、おうし座、かに座、さそり座、やぎ座、うお座がてんびん座を止めようとしている所だった。今までスタンプをくれた人たちが『原初の書』の力を使い、次々と無双され倒れていく。おひつじ座、みずがめ座、おうし座、かに座、さそり座、やぎ座、うお座はやられてしまった。

「なんだあ?てめえ…?ああ!エレメンタルマスターブロードとその仲間達か」

 てんびん座VSリスク、スズ、ブロード、レイシャの構図になった、今回は大会存亡の危機なのでミュウも加勢する。リスクが一瞬で倒される、スズが一瞬で倒される、ブロードが2撃目で倒されるレイシャはやられたかと思ったが、ミュウがやられた全員を回復させる魔法を唱え。にんじん、サプリメント、金魂、宴会、禁書目録、色えんぴつ、おひつじ座、みずがめ座、おうし座、かに座、さそり座、やぎ座、うお座。リスク、スズ、ブロードが蘇生された。

 流石にここにいる全員が完全回復したとあってはてんびん座も危ない、てんびん座はエレメンタルマスターのワープ機能を使い、地球へワープしてこの場を逃れた。

 てんびん座が神おも超えるとされる『原初の書』を盗んで手に入れた

「畜生……皆大丈夫か……?」

 リスクはみんなの怪我の方を気にする、幸いミュウの能力『皆の傷を一瞬で回復する能力』で何とか持ちこたえた。

「ああ…大丈夫だ…そんな事より今すぐてんびん座を追いかけろ、てんびん座の奴地球で何かやるつもりだぞ!」

 リスクは言われたことを高速で理解し、すぐさま行動にでた、こういう所のカンの鋭さや状況判断能力は、頭で考えてから行動するスズより格段に速い、リスクは考えない。故に早い、行動に迷いがない、スズ、ブロード、レイシャおも超える超高速な速さで状況と倒すべき敵を瞬時に見極める。

「わかった、てんびん座の奴をぶっ飛ばせばいいんだな」

 急いでダッシュするリスク、しかし悲しいかな、リスクはエレメンタルマスターのワープ機能を知らない、いや使ったことが無いのだ。

「ちょっとリスク!どこに行くのよ!?」

 すかさずスズが止めに入る、リスクは走るのをやめ…ないそのままマラソンランナーのようにグルっと周りを一周した、一回りしてスズの所に戻って来た。

「地球ってどうやって行けばいいんだ!?」

 ガクっとするスズリスクはエレメンタルマスターの使い方をわかっていなかった。

「ここをこうしてこうやって……」

「やれやれだぜ」

「嫌な予感がする……」

 そう口々に言うブロードとレイシャだった。


 地球 日本 神奈川県 ルミネ市。4人は地球についた、さて、これからどうしよう。とりあえず騒がしい方へ行けば何かに出会えるかとは思うが……。その時ドゴンと言う爆発音と共にビルが崩れる音がした。

「まさか……」

 レイシャに憑依したミュウが呟く、その思いは現実のものとなってミュウに襲い来る。


 神道社が……破壊されたのだ……。

「ふはははは! まずは神道社を破壊する……! そうすれば大会続行も不可能だろう」

 あたりには屍の山々山…中で働いていた人たちは皆辛うじて避難していたが、大会続行が不可能なほどにめちゃめちゃ……。もちろん舞姫もケガをしており大会どころではない……。ミュウは現状を理解したくなかった、いや……把握したくなかった、自分の夢が…もろくも砕け、人に邪魔され、崩れ去る気持ちを……。

「お……おのれー!」

 その時。途端に動いたのはミュウではなく、リスクだった。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 その声にてんびん座は気づく。

「何だ……エレメンタルマスターのブロードではなくてそのお供か……ふん……一撃でひねりつぶしてやる」

 そう言うと拳を振り上げ軽くいなすようにリスクを攻撃する、だが。

 瞬間 リスクは既にてんびん座の背後を取っていた。

「何!?」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 てんびん座に一撃入れる。

 てんびん座は思う、こいつ…一体どこにそんな力があったと言うのか、レベルはほぼ変わっていない……なら……身体能力が向上したと言うのか…この短時間で…更に上に上がったと?

 そんな馬鹿な話があってたまるか!

「調子に乗るなよ小僧がー!」


「全体ヒール!」

 ミュウが能力を発動させた『何でもかんでも治療して元に戻す能力』を発動させた。相変わらず何でもかんでもやりたい放題なそのミュウの能力は全てを元に戻して治療してしまう。

 ビルは崩れたままだが、死んでしまった人間、住民、社員達を死の国からいともたやすく救い上げてしまった。普通ならこの力を使うのに膨大な魔力が必要とか何かしらの制限がありそうなものだが…ことミュウに限ってはそういうものはない、ゼロからイチを生み出す能力、

 創造出来る物なら何でも間でも想像して創造してしまう。それがミュウの能力。

 ついでに敵であるてんびん座の傷も回復した、そこへ遅れてきたおひつじ座、みずがめ座、おうし座、かに座、さそり座、やぎ座、うお座がやってくる。

「諦めろ! てんびん座! この人数だ! 勝目は無いぞ!」

 星一つを破壊出来ると言われる神聖12星座が7人やって来た、どう考えてもてんびん座一人の自力で勝てる相手ではない。

「ふはははは! しかしどうだ! 神道社は壊れちまった! もう大会続行なんて不可能なんじゃないのか!?」

「死んだ魂もわらわの能力で全て生き返らせた、建物はまた立て直せばいい、ここに私達人間がいる事が重要なんだ、わらわの!皆の夢を消させるわけにはいかん!

 何だったらビル一つくらいわらわが元通りにしてやるライフ……」

「ミュウ様! 危ない!」

「!?」

 そこへ現れたのはヨシュアとザンベルトだった、

 レイシャであるミュウを護るため、おひつじ座、みずがめ座、おうし座、かに座、さそり座、やぎ座、うお座が二人攻撃の盾になるが、あっさり守った盾の人達は破れてしまう。

「そんな! みんな!」

 あっけなく敗れる7人、自分の身よりも仲間の身を案じるミュウ。

「蚊が何人襲ってこようと同じことだよ」

「弱ぇえ……弱ぇぇ……もっと強い奴は居ねえのか…」

 ヨシュアとザンベルトが不敵な笑みで戦場へと姿を現す。

「ヨシュア!」

「兄ちゃん!」

 リスクとスズがヨシュアとザンベルトに話しかける。

「姉さん僕は神道社に入ってたんだ、でももうそんなことはどうでもいい事、今はこのてんびん座と一緒に反逆の手助けをしているんだ」

「なぜ! なんであんたがそんなことをするのよ!?」

「理由? そんなの簡単さ」

 今度はリスクとザンベルトの会話が始まる。、

「リスク、俺は言ったよな、俺が居なくなってもし次会うとこがあったらそれはつまり戦うって事だ!俺達の間に拳で語る以外に語る言葉など持ち合わせていねえって!」

「うん! 言ってた!理由はよくわかんねえけどまず拳で語り合おう!」

 スズはそのリスク達の拳で語り合うの意味が分からずツッコミを入れてしまう。

「はあ!? あんた何言ってんの、今そんな状況!? ここはいきなり出てきたこの二人を説得する場面でしょうが」

 てんびん座は『原初の書』を使い極悪神ゼウスを復活させようとしていた。

「ふはははは! 二人とも! 時間稼ぎご苦労! ようやく極悪神ゼウスを私の元に憑依させる準備が整った!」

 その言葉にもスズはツッコミを入れた。

「はあ!? 自分から極悪神とか言っちゃってる神を憑依させるとかってあんたわかってるの!? ろくなことにならわよ!?神ミュウしかり!!」

 ミュウも自分の事を言われたのでそれは流石に心外だぞ!っと言わんばかりにこちらを振り向いた。

「さあ……! 極悪神ゼウスの復活だー!」

 途端にあたりは真っ暗になり空には暗雲が立ち込め、雷が轟き始めた、その雷にてんびん座は打たれ。光の中から極悪神ゼウスは復活した。 

「ふ…ふふふっふ! あっはっはっはっはっはっはっは!」

 地球のルミネ市、崩壊した神道社前で「してやったり」と思いながら高笑いを決め始める。

 てんびん座、そこにはおひつじ座、みずがめ座、おうし座、かに座、さそり座、やぎ座、うお座が倒れている。ヨシュアとザンベルトが止めようとしている神聖12星座を倒してしまったからだ。

「………う~む………久しぶりのシャバは格別じゃな…」

 てんびん座に憑依した形で極悪神ゼウスが重い喉を震わせる。

「おい…お前…」

 ゼウスはレイシャを指さす、それはレイシャにではなくそれに憑依したミュウに対して言い放つ言葉だった。

「我は女子が好きじゃ! 酒をもってこーい! 快楽が欲しい女が欲しい全てが欲しい我の思い通りにならない奴は全ていなくなれ!」

 レイシャが自分の自我で解説を入れる。

「うわ極悪! 絵に描いたような極悪!」

 ミュウが自分に言われたことを悟り身震いしながら。

「い…いや違う! へ…変態だー!!」

 スズがミュウにツッコミを入れる。

「ミュウさん! 今はそうじゃないでしょ!!」

 ミュウは正気に戻り。

「は! そうだった!おのれ!よくも大会を!神道社をめちゃくちゃにしてくれたな!」

 瞬間、轟音。

「月まで吹っ飛べ!」

 ミュウの本気のパンチが極悪神ゼウスを月まで吹っ飛ばした、吹っ飛んだゼウスは月に巨大なクレーターを残しにやりと笑みを浮かべる。

「復活そうそうこの力……」

 刹那、轟音。

「お主中々やりおるな! ハハハ!!」

 ゼウスの本気のパンチはミュウを彼方まで吹っ飛ばし、地球の重力の影響で地球の反対側に落下、反対側と言う事は日本の反対側、夜のブラジルまで飛ばされて……。

「わらわの怒りがこの程度で済むと思っとるのかぁあああああぁああああああああ!!!!」

 瞬間、急接近。

 再び日本の神奈川県のリミネ市へたどり着く。

 二人の衝突がまるでクレーターでも作るのではないか? っと思わせるほどの強烈な衝撃波を放つ! 瓦礫は時間が経過し全て地面へ落ちる、そこには力を五分と五分に合わせて睨み合ってる二人の姿があった。お互いにその力が尋常ではないことを悟り、互いに距離を開く。

 この『原初の書』には禁じられた魔法の書が乗っている、それは読んだだけで神様を憑依出来ると言う禁断の呪文だった。これにより、本を読んだ人は誰でも神様を憑依させることが出来ると言う、画期的な物であった。それをてんびん座は読んだ、そしてゼウスは憑依し、だから極悪神ゼウスは蘇った。

「はーハハハ!久々の女子じゃ!もっとだもっと触らせろー!」

 その言葉にカチンと来たブロード、ブロードがレイシャとてんびん座の間に打って出る!

「てんめー! レイシャにさわんじゃねぇー!」

 ブロードが突進する、が。

「あーんなんじゃ男か~」

 途端にゼウスが萎える、わかりやすいくらいに萎える、そしてグーパンチ一発でブロードをノックアウトさせてしまった。

「ブロード!」

「ブロードさん!」

 リスクとスズがブロードの心配をする。レイシャがそれをみて怒った。

「ブロード! よくもブロードを!」

 再び、今度はてんびん座とレイシャの戦いとなる、しかし相手は神聖12星座力はレイシャを軽く凌駕…。

「ぜああ!」

「はああ! 燕返し!!」

 しない。

「ぬおああああああ!!」

 てんびん座は体を上下逆さまにしすっころんでしまった、しかし。

「ぬおらややらあー」

「ぜやあああああ!」

 強力な超能力の押収、その力にミュウは押し負ける。

「何!? わらわが力で押し負けるだと!?そんな事があるのか!?」

「信仰と言うのを知らんのか?私は人々が崇め奉る神、対するお前はどうだ信仰とそのものが無いんじゃないのか?神の力とは人々から尊敬される信仰の念により力を発揮する」

「ぬおあああああああああああああああああああああああああああ!!」

「ああ!?」

 

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