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ポーションドランカー マテリアル集  作者: 霧崎 雀@作家系バ美肉YouTuber
1部 ゲインズバーグの悪魔 編 マテリアル
8/35

[1-10]転生屋 転生カタログ7 【魔物調伏】

精神系・300Pts.


倒した魔物を自分に服従させます。

服従させられた魔物は自由意志を失いませんが

いかなる命令であっても逆らえなくなります。

(注:心からの忠誠を誓っているとは限りません。

   まずは主である自分を攻撃しないよう命令するのが賢明でしょう。)


強烈な能力ではありますが、

しかし極めて取り扱いに注意しなければならない

チートスキルでもあります。


発動条件は以下の通りです。

 1.相手は、治療せず放置すれば死ぬダメージを受けている。

 2.自分は、相手に直接触れている。


 3a.相手は、自分に対する戦意を喪失している。

  もしくは

 3b.相手は、全身を完全に拘束されるなど全ての戦闘行動が不可能な状態にある。



ひとたび発動してしまえば効果は永続します。

まずはケガを治してやらなければなりませんが

その後は、死をも怖れずあなたの命令に従う兵士となってくれるでしょう。

(注:効果の対象はあくまで、定義上での魔物……つまり体内に『闇ノ気』を持つ存在だけです。

   一般的に魔物と考えられている種族でも、『闇ノ気』を持たない相手には無効です。)


命令は相手が理解できる方法で伝えなければなりません。

例えば植物系の魔物はほとんどが知能を持ちませんので

服従させたとしても命令が理解できず、命令は不可能です。

ですが『理解できる可能性がある・・・・・・』方法でさえあれば構いません。

極端な話、相手に耳さえあれば

人語など聞いた事もない魔物に人語で命令しても伝わります。


注意するべき点として、この世界のほとんどの人は魔物を怖れています。

人が住む街の中に魔物を連れ込めば大騒ぎになるでしょう。

ヘタをすれば魔物の仲間と勘違いされ、その場で殺されてしまう危険すらあります。

チートスキルとは関係なく、魔物を調教して従わせる『魔物使い』も存在しますが

彼らもまた偏見や侮蔑の対象であり、魔物を連れ歩くことが受け容れられているわけではありません。


人の社会で生きていくのであれば、周囲の目とどのように付き合っていくかが課題となります。

……もしあなたが魔物に転生し、手下を増やして成り上がり、

魔王を目指す覇道を歩むのであれば、何の心配も要りませんが。


あなたは、この力で何をしますか?


里を襲うブラッディウルフを懲らしめて手懐け

頼もしいペットにしますか?


陰謀を巡らせる邪悪な魔術師になって、人里離れた森の中で

ジャイアントバットの群れと黒いキラーリンクスを飼いますか?


未開の地を歩む冒険者になって

肉の盾を現地調達しますか?


それとも、この力で魔物の大軍勢を率い

人の世に徒なす大魔王に……なっちゃいますか?

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