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帝国の諸侯たち

◆アストレアと他の地方との関係


 帝国にはいくつかの地方があり、宮殿のあるアストレアが政治の中心地です。帝国の中心にあるベルグランドとミンスター、そして軍事力の高いフォールズあたりが譜代の諸侯たちです。

 他の地方は外様の扱いです。エルギスはアストレアに近いですが、何もないので影が薄いです。

 ヴァルスランドとグラスデンで帝国に対して不穏な動きが目立つのは、歴史的な背景にくわえて、外様であるが故の待遇の悪さが原因に挙げられます。山岳地帯のモントレルにそうした動きがないのは、昔からちゃんとした国家がなかったからです。



◆フォールズ王の打倒がアルフレッドの中期の目標


 帝国を南下するとフォールズ王の名がしきりに登場します。ベディヴィアの名もかなり出てきますが、シナリオ的に重要なのはフォールズ王ことメリアグランスです。

 彼は南方のフォールズだけでなく、ベルグランドやミンスターまで実質的に統治している、帝国でもっとも旬な人です。民衆は暗愚な皇帝より彼の統治を望んでいます。

 イレインとグルバンヌが宮殿で必死に争っていますが、実質的に機能していない宮殿で争ったところで意味はありません。アルフレッドが自分の権力を取り戻すために倒さなければならないのは、イレインではなくメリアグランスです。



◆メリアグランスは帝位を望んでいない?


 彼はアルフレッドの正体を知っているのに、フォールズ城でアルフレッドを暗殺せずに飄々としています。イレインと比べると余裕すら感じます。

 メリアグランスは帝国の中心部を実質的に統治しているので、アルフレッドやイレインのことは眼中にないというのが本音です。帝位はその気になればいつでも奪えるので、負の力の研究に没頭しています。

 彼の理想が実現すれば、パワークリスタルによって無敵の軍団が容易につくられます。そうなればだれも彼に刃向かえなくなるので、彼の最終到達点は帝位の簒奪です。



◆メリアグランスは翠嵐が好き?


 パロミデスを先頭にしてメリアグランスと会話すると、彼にだけ特別な言葉をかけてきます。メリアグランスには男色の気があるのかと思われがちですが、そうではありません。

 メリアグランスは単に有能な人間が好きで、パロミデスを部下として招き入れたいと思っているのです。ベディヴィアを寵愛しているのも同様の理由です。



◆クラリアンスはただの暴君ではない


 クラリアンスは北国のグラスデンを治める若き領主です。ですが、己の野心のために実父を弑逆しぎゃくした悪人です。弑逆は主君や父親を殺すこと。大罪です。

 クラリアンスがそのような愚を冒した理由は、上述した通りです。外様のグラスデンでは、待遇の悪さ故に中央に対する不満が高まっています。ですがクラリアンスの父は叛逆を許さなかったため、実子のクラリアンスが裏切ったという背景があります。

 この辺りをもう少し詳細につくり込めればよかったのですが、ゲームなので難しいところです。

 グラスデンなどの地方で不満が高まる根本原因は、中央政府が機能していないことと、皇帝の権力が弱いことです。



◆他の地方にも城や領主は存在する


 ゲームなので細かいところは省略していますが、ベルグランドやミンスターといった地方にも城があり、領主によって統治されているという設定です。彼らの上にメリアグランスが君臨しています。



◆諸侯たちの年齢


 メリアグランスの年齢は四十代から五十代前半、ベディヴィアとパロミデスは二十代後半から三十代くらいの設定です。クラリアンスはもう少し若く二十五歳くらいです。

 主人公のアルフレッドやジョセフィンたちは十七歳で、諸侯たちと比べたら大分若いです。なのでメリアグランスが彼らを侮るのは自然な考えです。

 因みにエヴァンズは二十五歳くらい、シャハルカーンの年齢は百歳程度です。




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