帝国の成立ち
◆大陸の大雑把な歴史
[年表の概略]
―――――――――五百年前
ベルグ王朝の時代
―――――――――三百年前
分裂国家の時代
―――――――――百五十年前
アシェア帝国の時代
―――――――――シナリオ開始時
大陸最古の王朝はベルグ王朝です。作中のおよそ五百年前から二百年間栄えました。王朝は大陸の中央部にありました。
ベルグ王朝が滅亡し、分裂国家の時代になります。作中のおよそ三百年前から百五十年間つづきます。
この時代は戦乱の時代です。ベルグ王朝の生き残りが東西に分裂し、大陸のあちこちに国家が次々と興ります。
分裂国家の時代が終わり、アシェア帝国が建国されたのが、作中のおよそ百五十年前です。大陸の北部に興ったアストレア王国が大陸を再統一して帝国が建国されます。
◆ベルグ王朝でパワークリスタルや術法の源流が生まれた
ベルグ王朝では古代人とメスマが共存していました。メスマが術法とパワークリスタルを生み出して、大陸の文明の基礎が生まれました。
ベルグ王朝は平和な時代でしたが、ベルグの大災害が発生して滅びます。ベルグの大災害はパワークリスタルによって引き起こされた災害であり、ミヌスも大量に生み出されました。
古代人がミヌスを倒し、パワークリスタルを破壊して災害が治まります。しかし災害の打撃によって中央政府が機能しなくなったため、王朝は滅亡の一途を辿ります。
◆分裂国家の時代の名残りが帝国に残っている
分裂国家の時代では大陸のあちこちに大小様々な国家が興ります。それらの代表がアストレアやフォールズといった国々です。帝国の地方の名称でつかわれるものは、この時代の強国の名称から由来しています。(モントレルだけは別)
この時代の名残りが現在の帝国まで引き摺られています。帝国の地方のうち、グラスデンやヴァルスランドの独立心が強いのは、自分たちがひとつの国である自覚が未だに残っているためです。
◆ベル・アシェアの裏の設定
ベル・アシェアは帝国の初代皇帝になった英雄です。アストレア王国で生まれ、一介の騎士から伸し上がった、言わば豊臣秀吉や徳川家康のような人です。
彼は伝統に縛られない自由な発想の持ち主で、また抜群の行動力と知恵を持つ人物という設定です。アルフレッドは、実は彼にすごく似ているという裏の設定があります。
またアルフレッドやラスクレアのセカンドネームは、帝国の偉人からつけるという設定ですが、ベル・アシェアの名は畏れ多いのでつけてはならないという設定もあります。
◆ガルラは帝国の建国に役立っている
ヴァルスランドで戦うことができるガルラは、パワークリスタルの欠片によって再現されたコピーです。コピー元のガルラは、分裂国家の時代の末期に、ヴァルスランドで出現しました。
ガルラを生んだ原因は、地下にあるパワークリスタルと負の力です。分裂国家の時代は長い戦乱の時代だったので、負の力が集まってガルラが誕生しました。(ヘリオットやメリアグランスのように、ヴァルスランドのだれかがガルラになった)
ガルラはヴァルスランドを瞬く間に滅ぼすほど強かったので、彼の出現で戦乱が止まりました。戦どころじゃないという状況です。そしてベル・アシェアがガルラを倒したので、民衆が彼を熱望しました。その結果として帝国が建国されました。
ガルラは戦乱の終わりと帝国の建国を担った、歴史的な意義を持つ存在なのです。