パワークリスタル関連
◆術法の発動に必要なスペルエナジー
本作の術法はスペルエナジーを動力にして発動されます。スペルエナジーは生体エネルギーから生成されます。パラメータのSEPは、スペルエナジーポイントの略です。
生体エネルギーは生物や植物が内に持つものですが、微量ながら空気中に放たれています。そのため空気中には生体エネルギーが含まれています。
◆術法器具にもスペルエナジーが使われる
作中ではあまり紹介されていませんが、術法の力で動作するツールを術法器具と言います。熱風発生装置や携帯照明器具は、人のスペルエナジーを吸収して動作します。(ゲーム上はSEPを消費せずに使用できます)
また照明や暖房といった無人の術法器具も存在します。それらを動かすのもスペルエナジーですが、無人の術法器具へのスペルエナジーの供給はパワークリスタルが担っています。
◆正の力と負の力
正の力は、良いことや正しいことをするときに生まれる力です。人に感謝したり、愛することで生まれます。正の力は弱く、生物に与える影響力も小さいです。リラックス効果があり、生物に希望や活力を与えます。言わばマイナスイオンのようなものです。
負の力は、悪い感情や考えから生まれる力です。人を憎んだり、争ったりすることで生まれます。負の力はとても強く、大きくなるのも速いです。生物に多大な影響を及ぼし、応用することで強大な力を生み出すこともできます。
◆パワークリスタルの重要なはたらきその1-発電所のはたらき
パワークリスタルは空気中の生体エネルギーを吸収し、スペルエナジーを生成する機能を持ちます。スペルエナジーは帝国各地の術法器具へ転送されます。このはたらきは現代でいう発電所であり、スペルエナジーを電気に置き換えると理解しやすいです。
◆パワークリスタルの重要なはたらきその2-増幅器のはたらき
パワークリスタルは正の力を増幅させる機能があります。その力は自己実現能力を高め、人の夢や希望を叶える原動力となります。そのことから、正の力は「可能性の力」と約されます。
過去のパワークリスタルには負の力を増幅させる機能がありました。増大化した負の力は生物を凶暴化させ、自然災害を誘発させます。この機能が、作中の歴代の王朝を滅ぼす元凶となります。
◆ミヌスとはなんなのか
本作のラスボスであり、シナリオ上で何度も登場する黒い影のような存在がミヌスです。彼は人のように会話しますが、生物ではありません。地下の世界のパワークリスタルによって生み出される負の力の思念体です。
負の力には人の怨嗟や妬みといった悪い感情が大量に含まれています。ミヌスは人の悪い感情を集約してつくられたので、彼はそれらの感情に従って行動します。
ミヌスが破壊や不幸を望むのは、人の悪い感情が他者の破壊や不幸を望んでいるからです。ミヌス自身には自我や願望がありません。彼の言動に目的意識や一貫性がないのはそのためです。
なおミヌスの名前の由来は、マイナス(minus)のローマ字読みです。
◆パワークリスタルの欠片から異形が生まれる原理
パワークリスタルの欠片は、地下の世界のパワークリスタルが産み落とした結晶です。パワークリスタルの欠片には負の力を集める力があります。
負の力は生物に作用し、強烈な力を与えます。力の量を制御すればドーピングのように活用できますが、与える量が多ければ生物の身体を変貌させるほどの悪影響を与えます。結果として魔物のような異形が生まれます。
パワークリスタルの欠片は、自分が生み出した異形の情報を記憶しています。その情報と負の力を悪用することで、自分が生み出した異形を再現することができます。