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侵略計画

 私がこの──辺境の星の土を、初めて踏みしめてからどれくらいの時間が過ぎただろう──。


 簡潔に自己紹介をすると、私は”この星”の人間ではない。私の故郷は”この星”より遥かに発達した文明を持っていて、私はその故郷における政府に、侵略関係の雑用として雇用されているエージェントの一人なのだ。ちなみに私が”この星”を訪れたのも、無論侵略のためである。

 上層部が近々”この星”を侵略する旨の声明を発表したことが発端だった。私に与えられた任務は”この星”を侵略する上での──いわば、下見の様なものだ。他人の平穏を脅かすきっかけを自分が請け負うことに勿論気が進むわけもないのだが、エージェントの中でも故郷に妻子のいない私に、肯定以外の選択肢はありえなかった。


──これは私が、地球人”真壁(まかべ) 慎一(しんいち)”を名乗り潜伏を始めてから二ヶ月が過ぎた頃のことである。


 この二ヶ月で仕上がった”真壁”の人物像は、小さなアパートで暮らす──可能な限り世間と干渉したがらない青年というもの。下手に主張をしたり華やかな暮らしをするよりよっぽど──そう、潜伏という任務に向いていると思い、このように仕上げた。しかし、地球の人間というのは不思議なもので、無干渉を決め込んでいる人間を放っておけない様だ。


 生計を立てるために始めたアルバイトの勤務先で、そう、あの男と出会った日から私の苦悩の物語が始まるのだ──。

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