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006.ど~する?ど~すんの私!


  良い天気ですね! そーですね! 夢、長いですね! そーですね! リアルですね!  そーですね!…さすがに1人いいとも!ごっごも、そろそろ飽きた。


 どうして現実逃避をしているのかと聞かれたら、答えてあげよう世の情け。世界の平和を守るため~~。あ、また現実からそれちゃったよ。そろそろ私の特技に現実逃避というタグを追加しても許されそうである。


 まぁ現実から目をそらしてしまうのも、仕方ないと見逃してくれよ、ワトソン君。だってさ、クローゼットの中は、ウェディングドレスが沢山つまってるなんて想像してなかったんだよ。


 え、まさか夢の国では、ウェディングドレスが私服なの?……ウェディングドレスをいつも着る~♪いやいやよ~~~♪頭の中でメロディが流れ出す。



 でも、私汚れてるし 着替えるって言っちゃったし。ってか、死刑囚の服がウェディングドレスとかリッチだな、おい。最後の情的なやつなのか?

 真っ白な純白のウェディングドレスを手に取り、途方にくれる日がくるとは…。これがマリッジブルーってやつか。違うか。


  ど~する?ど~すんの私!!


 ため息をつきながら、シンプルな形で背中がパックリとあいているセクシーウェディングドレスを眺めていると、その下に置いてあったらしい箱に気付いた。 古瀬ゆあは箱を開けた! しかし、中は空っぽだった!!…な~んて事はなく、予想を裏切り 中には体にピッタリくっつくような黒い長袖の服と、収縮性のありそうなチノパンの形をしたカーキ色の長ズボンが入っていた。


 思うに、これは…きっとあれだ。生足を年中無休で見せてくれる、世の中の足フェチや男性の味方!の女子高生が、真冬対策として履いてしまう残念な感じのスカートINジャージみたいなモノではなかろうか。あと、ヒート●ック的な?w


 しかし、暑がりの寒がりである私をなめないでほしい。コタツの中に入りながらアイスを食べるのが趣味だ。今は関係ない私のマル秘情報である。

 良いものをみつけた、とほくそ笑み 私はルンルン♪と部屋に完備されていたお風呂に入った。






 風呂場でも、私の格闘は色々とあったのだが(お湯が出ない、石鹸が異常に固いetc..)、あえて割愛させていただく。無様すぎで話せないとかそういう訳では無い。決してない。



 髪を乾かした後に私は早速、先程自分が準備した服に着替えることにした。我ながら傑作だ。ちなみに私は寝る前にはつけない派なので、現在ノーブラだけど、なにか?貧乳なめんな、便利なんだぞ。巨乳なんか垂れてしまえ。おっといかん、忘れてた元カレが頭をかすめてしまった。

ノーブラでも誰も気づかなくても、べ…別に悲しくなんかないんだかんね!



 ちょうど、着替えを済ませて準備が終わった時に コンコンッと、扉をノックする音が聞こえた。きっと、あのイカツイ兄ちゃん もしくは侍女さん、か 死刑執行人あたりだろう。あまり考えずに、「どうぞ~」と返事をする。あ、耳に毛玉が出来てる。私は開いたドアから入ってくる人物を確認せずに、毛玉の対処を行っていた。

けっこう大きな、これ。



 しかし、いっこうに入ってきた人物は何も話さない。さすがに毛玉の駆除に夢中だった私も、異変に気付いた。…なんだか、空気がおかいしい。


ドアの方を振り返ると、 そこには王様がいた。


 それも、出会った瞬間に抱きついて外人もビックリ!な熱烈な挨拶をかわしてきたくせに、今は扉の前で棒立ちしている。…Why?



 やっぱり、好きに着て良いとは言われたにしても 許可をとらずに服を切ったのはヤバかっただろうか。何を隠そう、私は夏にはトランクスを買ってきて短パン代わりとして寝間着にしている。…だって安いし。

 私の世界は秋だったが こちらの夢の世界は昼ということもあり、日がサンサンと射して暑い。ということで、私は見つけたチノパンを切って短パンにし、上の黒い長袖も半袖に切り 切った袖部分の踵と先端を縫い、ニ―ハイソックスを生みだし履いたのだ。絶対領域 大事!!足の太さを誤魔化してくれる文明の利器である!(全然違う)


 この部屋の中にハサミがあったことが幸いだった。さすが夢!ご都合主義万歳!!もちろん、尻尾用にズボンに穴を空けておいた。さっきまで、ズボンの上から尻尾が出てたから 軽く半ケツだったのよね。もう少しで、私も変態の仲間入りをするところだった。うんうん。


 

   あ、変態王様が動いた。


ツカツカツカツカツカ!!と上品な足音を立てて、驚くほどのスピードで私が座っているピンクのソファに近づいてくる。今度、ムーンウォークは出来ないか聞いてみよう。きっと似合う。



 とか余裕かまして思ってたら、ソファで王様に押し倒されてた。

 

 …え、この人 ハァハァ とか言ってますけど?私の首をなめてるんですけど??



「  お前が… イケないだ。 ハァハァ・・」


 そうですね、私がイケないんですよね、分かったから、離れて下さい。触るな危険。

手をグーにして、大好評につき本日2回目!バニーちゃんパンチ!をしようと思ったら、先に変態に手を掴まれて拘束された。

 これじゃぁ、大好評につき本日2回目!バニーちゃんピンチ!だ。ラッキースケベは現実では難しいと思う派なんですけどね!!



        ど~する?ど~すんの私!!!




感想、評価、お気に入りありがとうございまぅ(´ω`。)

感謝感激雨嵐です!!

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