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罰ゲームで黒髪清楚な高嶺の花に告白した僕は、百合だったカノジョに女装させられて秘密の関係になった。  作者: きたみ詩亜


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番外編 裏root.ⅰ(前編). 和奏×凛 Side和奏 クリスマスイヴ。おうちデート & ふたりだけの女子会。

 女の子や、かわいい物が好きなあたしのために、頑張って女装してくれるカレ。

 カレがいま着てくれている、かわいかったり、ちょっとおとなっぽい洋服たちは、もともと、凛に着てもらいたくて買いあつめはじめたものだった。


 中学のころは使えるお金も少なく、お年玉をためた金などで少しずつ買っていた。

 主に古着屋さんで購入していため、体の小さなカノジョにぴったりのサイズの服があまりなかったのが残念だったけれど……。

 

 あたしの部屋のクローゼットは、そんな洋服でいっぱいだ。

 

◆◆◆◆


 なかなか素直になれないけど、とってもかわいい凛。カノジョに着てもらいたくて、毎月買っていった服の数々。

 これまで結局、着てもらう機会は今までなかった。


 しかし、先日のとある『一件』により、あたし……いや、あたしたちの性癖は露見してしまった。

 もう取り繕う必要はないでしょう……。


 凛には出会った時から、恋愛感情を抱くことはなかった。

 彼女の気持ちに全然気付いていなかったあたし。

 先日の凛の『告白』には、すごくびっくりしてしまったし……。



 ——ただ、それとは別に。


 凛のこと、女友達として、人生最高の親友だと、胸を張って言える。


 ……あたしたちが死ぬ時まで一生、凛と一緒にいたい!


◆◆◆◆


 本日は、クリスマスイヴ。

 凛とふたりきりの、おうちデート。


 ……この2ヶ月ほど凛に寂しい思いをさせちゃったから、ウンと、もてなさないといけないわ……!


 ——凛はどの服を気に入るかしら……?


 彼女のために集めた服たち。

 クローゼットを覗き込み、どれを着てもらおうか迷ってしまう。

 ……そもそも、着せ替え人形みたいにされたと思って嫌がるかも……?

 

 ……さまざまに浮かぶ不安。


(——いえ……、大丈夫よ、和奏……。

 凛は、もう——、)


 自らを落ち着けるように、胸に手を当て、深呼吸。


「……ふぅーーー……、」


 すでに、あたしの部屋のテーブルの上には、カノジョの大好きなお菓子に、飲み物もたくさん用意して並べてある。

 あたしと、凛だけのクリスマスイヴ女子会。

 今日だけは、カレにだって邪魔させやしないわ!


 ——そう。あたしは、フワフワする気持ちを落ち着けつつ、カノジョの到着を、今か今かと首を伸ばして待ち侘びるのだ。


◆◆◆◆

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