色を失った山と日記
短い駄作です。あと青崎有吾様著のyour nameを読んでください。
「酷い日だった。山で遭難するなんて。緑溢れる映えスポットだかなんだかぬかしやがって、あのテレビ。
なんとか山小屋を見つけたが、これがなかったらどうなってたと思う?ああ、イライラする。」思わずスマホでいつも通りに動画を撮ってしまう。実際は私が看板を見てなかっただけだし、小屋の近くに道路もあった。これを道沿いに下れば人里には出れる。ただ時間が時間だったのだ。職業病だと分かりながら、取れ高はほかにあるか?そんな思いで少し漁る。そこで私は日記帳を見つけた。
8月7日、今日から日記を書くことにする。書を読むこと、クロスワードを解くことそして日記を書くことで、暇を潰せるならな。
私はいくらか無造作に厚いページをめくった。
6月21日 やはり木が茶色だ。いや、正確には葉が茶色いんだ。確かに私は外に出ない。息子は毎年確かに食料を届けてくれるからだ。ああなんて優しい奴だ。いや、だが、おかしい。いつからだ。いったいいつからだ。
俄然興味が湧いてきた。
ガシッと日記を捲る
11月7日 火が茶色い。血が時間の経過によって小汚くへばりつくのに似ている。見たくない。どうしてだ。これは罰なのか?
今度はパラパラ漫画を捲るようにゆっくり、そして慎重に日記を捲る。
3月12日 息子はこれを赤と言った。
あれを、あれを緑と言った。あいつが持ってきた、毎年楽しみだったあの蟹を、あんなに汚らわしいものを、 どうして、俺なんだ。これが償いか?
私はそして最後のページを見た。
3月13日 息子に打ち明けた。どうやら俺は色覚異常らしい。
浅い知識です。ごめんなさい。




