思い出の君へ
書きたいことをかいただけの作品でもないものです。
「別れよう」
「別れよう|」
「別|」
「|」
打つ文字の分かっている指はつらつら動く。
「|」
「別れよう|」
何が名残惜しいんだろう。
青い紙飛行機にようやく触れる。
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既読
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こういう時は早いんだね。
白い吹き出し、白い吹き出し、
緑の吹き出し、白い吹き出し。
一文字一文字が苦しい。
涙はいつも遅刻してくる。
「嫌いになんてなってない」
「まだ好きだよ」
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「は?」
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きっと今目の前で君が泣いていたら、
耐えられなかった。
また抱きしめていた。
でも知ってるよ。
君はこういうとき泣くような人でも、
僕に抱きしめられて安心する人でもない。
じゃあ
「「ばいばい」」
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二人で幸せになるって信じてた。
目を閉じるたび夢を見た。
布団にくるまって何度も願う。
もう一度あの子に愛されたなら
もう一度笑いあえたなら
思い出の中の君は
頭に閉じ込めておくにはきれいすぎた
どうかどうかどうか
幸せになってください。
実話
そして懺悔です




