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思い出の君へ

作者: hiden-sou

書きたいことをかいただけの作品でもないものです。



「別れよう」




「別れよう|」


「別|」


「|」


打つ文字の分かっている指はつらつら動く。



「|」


「別れよう|」



何が名残惜しいんだろう。


青い紙飛行機にようやく触れる。


_____________________________________


既読

_____________________________________


こういう時は早いんだね。


白い吹き出し、白い吹き出し、


緑の吹き出し、白い吹き出し。


一文字一文字が苦しい。


涙はいつも遅刻してくる。


「嫌いになんてなってない」


「まだ好きだよ」


_____________________________________


「は?」

_____________________________________


きっと今目の前で君が泣いていたら、


耐えられなかった。


また抱きしめていた。


でも知ってるよ。


君はこういうとき泣くような人でも、


僕に抱きしめられて安心する人でもない。


じゃあ


「「ばいばい」」




_____________________________________

_____________________________________




二人で幸せになるって信じてた。


目を閉じるたび夢を見た。


布団にくるまって何度も願う。


もう一度あの子に愛されたなら


もう一度笑いあえたなら


思い出の中の君は


頭に閉じ込めておくにはきれいすぎた


どうかどうかどうか



幸せになってください。






実話


そして懺悔です



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