第50.5話 丹羽長秀ってどんな人?
※ 本編にはあまり関係ないですので、興味がある方のみお読みください。
大田勇介と藤田吉郎の対話コーナーの第51弾です。
今回のテーマは、丹羽長秀ってどんな人?です。
第51話で初登場の丹羽長秀についての説明です。
ナレーション
さぁ、始まりました!親友ふたりによる、夢のひととき。今回のお題は・・・「丹羽長秀ってどんな人?」です!!では、おふたり、お願いします。
藤田吉郎
ごめん、ホンマにわからん。全然知らん人やわ。
大田勇介
信長の重臣なんやけど、どっちかと言えば地味な印象やからな。秀吉や明智光秀、柴田勝家なんかは有名なんやけど、それと同格のこの人はホンマに知名度が低い。
ヨシロー
秀吉らと同格ってことは、そうとう上の人間やんな?何でそんなに知られてないん?
マタスケ
多分、実務能力が高くて内政で重宝された結果やろうな。第51話で小牧山城築城の責任者に任命された話が出てくるけど、他にも後年には有名な安土城築城の総責任者をやってる。
ヨシロー
ほんじゃ、あんま戦いには参加してなかったからか?
マタスケ
いや、そんなことない。しょっちゅう戦争にも駆り出されてるんやけど、秀吉とか光秀に比べてあんまり目立たへんねん。安土城近くの佐和山城を与えられたり、若狭国を任されたりして重用されてるから、信長からの評価はかなり高かったはずやねんけどね。
ヨシロー
器用貧乏的な感じか?
マタスケ
器用貧乏は言い過ぎやけど、他の目立つ人物の割りを食ってるのは確かかな。だから、今作では「目立った特殊能力はないけど、何をやらせても平均点以上は出す、バランスの良い人物」と定義した。
ヨシロー
で、性格も落ち着いた感じやっけ?そりゃ、地味やわ。
マタスケ
うん。長秀の実像もだいたい似たような感じやと思う。だから目立たんかった、と。
ヨシロー
けど、何でそんな目立たん人をわざわざ紹介すんの?
マタスケ
実は、丹羽長秀は後に太田牛一の主君になる人やねん。牛一は信長の生前から長秀の寄騎となり、信長死後は丹羽家の家臣となった。豊臣秀吉の家臣となるのは、長秀の死後のことなんよ。
ヨシロー
おう、モロにマタスケの関係者やんか。てか、寄騎って何?
マタスケ
ある家臣が、主君の命令で他の家臣の付属となること。ただ、元の主君との関係が切れるわけではない。例えば、「丹羽長秀の寄騎≠丹羽家の家臣」ってことや。太田牛一はあくまで織田信長の家臣のままで、長秀の専属サポートをしてたと考えたらいい。まあ、牛一の場合、後にホンマに丹羽家に仕えることにはなったんやけども。
ヨシロー
そうなんや。ま、秀吉にとったら、丹羽長秀はそのうち追い越す存在ってことやろ!?
マタスケ
ま、そうなんやけど、もうちょっと深い縁がある。秀吉は後に木下姓から羽柴姓に改姓するんやけど、この名字は先輩である「丹羽長秀」と「柴田勝家」から一字ずつ拝借してつくったと言われている。
ヨシロー
う~ん、結構重要な人やんけ。地味とか言って悪いことしたな。
マタスケ
ちなみに、能力の高さや信頼できる人柄は後継者の丹羽長重にも濃く受け継がれていたらしく、長重は関ヶ原の戦いの際に西軍(徳川家康の敵)に味方して一旦は大名の地位から転落したんやけど、後に許されて10万石の大名に復帰してる。関ヶ原関連で改易(家がとりつぶされること)されてから10万石の大名に復帰した例は長重の他に立花宗茂しかいないから、よっぽど能力・人柄ともに評価されていたはずなんよ。
ヨシロー
だんだん丹羽さんがすごい人に思えてきたわ。丹羽(二羽)だけに、一石二鳥!!みたいな。
マタスケ
・・・うん?上手い言い回しのような、そうでもないような・・・。
ナレーション
お後がよろしいようで。




