第9.5話 戦国時代の髪型について
大田勇介と藤田吉郎の対話コーナーの第10弾です。
今回は、戦国時代の髪型についてです。
当時の髪型と言えば「ちょんまげ」ですが、武士たちが何でちょんまげにしていたかについて書いています。
お知りになりたい方は、ご一読ください。
ナレーション
さぁ、始まりました!親友ふたりによる、夢のひととき。今回のお題は・・・「戦国時代の髪型について」です!!では、おふたり、お願いします。
藤田吉郎
髪型って男はちょんまげやろ?んで、女は超ロングとちゃうかったっけ?
大田勇介
そやな。まず、日本の女性は平安時代から「黒髪、超ロング、ストレートの髪質」の3つが美人の条件になってた。色んな髪型が流行るのは、つい最近のことやな。
ヨシロー
俺はショートの方が好みやけどな。
マタスケ
(いやいや、お前の好みは知らんがな・・・)あと、この当時の女性はあまり髪を結う習慣がなくて、せいぜい髪を後ろで束ねるくらいやった。逆に庶民はバタバタ働かなあかんから、髪をくくってた。長い黒髪を結わないでいられるってことは、身分が高いってことやってんな。
ヨシロー
なるほどな。じゃあ、男のちょんまげはどんな意味があんの?今の俺らからしたら、めっちゃ変やけど。
マタスケ
頭のてっぺんを剃るのは、兜をかぶる時に中が蒸れるのを防ぐためやったらしい。兜は鉄の板でできてるし、通気性が悪かったから。
ヨシロー
なら、スキンヘッドでええやん!
マタスケ
それやったら、出家もしとらんのに坊主になってまうがな。それに、昔から身分の高い男性は総髪と言って髪を長く伸ばし、結えて髷を作る髪型をするもんやったから、髪を無くすわけにはいかんかったんや。
ヨシロー
ほんで、あんな変な髪型に落ち着いたんか。
マタスケ
そう。剃った場合は残した髪を結って髷を作るのがキチンとした武士の髪型やったんよ。それ以外はだらしないってことにされた。
ヨシロー
じゃあ、落ち武者みたいな髪型の人はおったん?
マタスケ
落ち武者のあの型は結んでいた髪がほどけた状態やから、普段の格好とちゃうよ!?あれは「大童」と言って、大人やのに子供みたいに髪を結ってない異常な状態。戦いに負けて逃げるときとか、余裕がないときやから、ああなってしまってるんやな。
ヨシロー
それなら、第10話で出てくる信長の茶筅髷は?
マタスケ
それだけなら、他にもしている人はいたし、別にそこまで変じゃなかったと思う。信長の場合は髪を結んでたヒモが派手すぎるのと、服装が変やったんが問題やろな。
ヨシロー
何で剃ってなかったんやろ?めんどくさいから?
マタスケ
それもあったと思う。剃るのは信長自身ちゃうけど、毎日剃らなアカンし。けど、一番の理由はまだあんまり兜をかぶらんでも良かったからちゃうかな。初陣はしたけど、まだまだ戦いに出る機会は少なかったし。
ヨシロー
何にしても、信長はあんまりキッチリ剃りたくなかったんやな。
マタスケ
ああ。座って剃ってもらう時間が惜しいくらい、早く外に出たかったんかもな。
ヨシロー
1分1秒でも早く外に出る!これが、「信長の野望」!!みたいな。
マタスケ
・・・
ナレーション
お後がよろしいようで。
マタスケ
いや、全然よくないやろ!!
何であんな妙ちくりんな髪型にみんながしていたのか、ちゃんと理由があったんですね。
信長の茶筅髷がなぜ非常識とされたのか、おわかりいただけたと思います。




