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努力チートの転生令嬢は研究員になりたい  作者: まるねこ


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 突然の謁見申請なのにも関わらず謁見室には陛下と王妃と両殿下がいらっしゃいました。父と2人で来て良かった。1人だと震えてたね。


「突然の謁見ありがとうございます。この度、王家ご要望の品が完成したのでお持ちした次第であります」


そう言って差し出された3本の剣と化粧水。


「うむ。早速頂くとする。テオとワシの仲じゃ。どれどれ」


 陛下は立ち上がり、魔法剣を一番に手にして鞘から出し、少量の魔力を込める。陛下は雷らしい。


剣が光ながらパチパチ音がしている。これはライ◯セーバーではなかろうか。陛下はウキウキしながら近くにあった花瓶を斬ろうとして止められている。


「3本ということは、ワシとリカルドとアーサーの分か?」


「いえ、以前要望のありましたリカルド殿下とリカルド殿下の護衛の方とアーサー殿下の剣でございます」


陛下がしょげてる。見るからにガッカリしてるよ。リカルド殿下とアーサー殿下は早速残りの2本を手に取り、恍惚とした表情で剣を見ている。陛下はというと父にもう1本作るように強請っている。


「私の化粧水はどうかしら。」


王妃は待ちきれんと言わんばかりに化粧水を手に付ける。淡い光が手を包んで消えると王妃は目を見開く。


「これよ、これこれ!アイラちゃんがお嫁に来てくれれば使い放題ね。もう正式な婚約者でいいと思うわ。ね、陛下もそう思うでしょ。」


「あぁ、そうだな。アイラよ、どの息子と結婚したい?」


え?選べる立場なの?その言葉にアーサー殿下がわんこのような潤んだ目を向け、リカルド殿下は和かな笑顔で私を見ていて父は固まってる。


王子達にしてみれば政治的な結婚をせざるを得ないのだから馬鹿でない程度で見目が良ければ尚良い位なんだろうな。


「王妃様、先のお茶会で成果を挙げてくるお話はどうなるのでしょうか。」


「あー、あれね。アイちゃんは関係ないわよ。既に成果でてるし、今領地の識字率も高くなってきてるわよね。目標20%位?平民向けの教科書も作っちゃうなんて凄いんだから。将来スペンサー領からの官僚が増えそうね。残念だけど成果が望める令嬢はまだ居ないわ」


流石王族、情報が早い。うーん。最早逃げられぬか。


「陛下、私は研究を続けて行きたいと考えております。研究に時間を割く事で王妃の業務をこなす事は難しく、リカルド殿下の婚約は辞退したいと考えております」


「そうね。アイちゃんにはもっと良い物をこれからどんどん生み出して欲しいしね。ではアーサーのお嫁さんね。アーサーそれで良い?」


「願ったり、叶ったりです。母上」


「色々と他の派閥も煩いからアーサー殿下との婚約者決定は次回のお茶会以降まで内緒ね」


そう言うと王妃はウッキウキの様子でさっと化粧水を持って謁見室を後にした。


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