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02 城下町 市場にて

少女「へぇ。城下町っって案外広いのね」

王女「この国は歴史が長いので、ここの城下町は発展しています」

少年「そうなのか」

騎士団長「ああ。ところで、少年たちが元いた世界はどんなものだったのだ?」

少女「そうねぇ、この世界よりもっと科学ってものが発展した世界って言えばわかるかしら?」

王女「Chemisty? 錬金術のことでしょうか?」

少年「そうじゃないんだけど、あながち間違っていないのかな?」

騎士団長「ほう。興味深い話だな。まあ、それについてはあとでゆっくりと聞かせてもらおう。それよりも、今はこっちのほうが先だ」

少年「なんだ、ここ?」

騎士団長「なんだって言われてもな、鍛冶屋としか言えんな」

少女「こんな蒸し暑そうな場所に何の用があるの?」

騎士団長「ん? 少年の装備を調達しないとな」

少女「なるほどね。たしかに少年はいかにも前衛職って感じがするもの」

少年「そう言う少女は典型的な後衛職って感じだけどな」

少女「否定しないわ」

騎士団長「さっさと装備を整えるぞ。他に買わねばならないものはたくさんある」

少年「たとえば?」

騎士団長「少女の装備や道中の食糧は最低でも必要だろうな」

少女「王様からはなにか支援物資とかないの?」

王女「すみません、父はたぶんあれ以上は何もくれないと思います」

少女「そうなんだ。全く、使えない国王ね」

王女「はい? 今何かおっしゃいましたか?」

少女「いや、なんでもないわ」

少年「お前ってそういうところどうにかできねーのか?」

少女「何か言った?」

少年「いえ、なにも」

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