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さっちゃんの心境

「ねぇねぇ、さっちゃんの4番って知ってる?」

「えー、なにそれ?」

「あのね、こんな歌なんだって……」


 女子高生がそんな会話をし、一方が突然歌いだした。

 その後ろをランドセルを担いだ少女が歩いているのにも気づかずに……。

 

 また歌ってるよ……。

 そんなデタラメな歌詞じゃないって。どうせネットかなんかで見たんでしょ。

 ホントの歌詞歌ったら、死んじゃうんだよ?


「でもさ、4番歌ったらさっちゃんに殺されちゃうんでしょ?」

「そうそう。怖いよね~。でも5番歌ったら助かるんだって」

「5番、知ってるの?」

「知らない」

「やばいじゃん」

「だね」


 二人の女子高生は突然笑い出した。後ろの少女にはやはり気付かない。


 バカじゃん。5番知らないのに4番歌うなんて……。

 ホントに殺しちゃおうかな。なんかイラッと来たし……。

 明日の朝、足のない女子高生の変死体が見つかる……。そんなのもいいかも。


 そんな事を考えながら、今日もさっちゃんはさまよっている。

 あなたの後ろにも……。

あんまり怖くないですね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みました!! すらっと読めて読みやすかったです^^ さっちゃんが後ろに・・・!? ぞくっとして面白かったです!! [一言] また読みに行きます♪
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