第1話 地獄へ
「忘れ物してないか?」
「大丈夫だ、問題無い」
「よし!じゃあ行って来い!」
「出陣!」
あれから2年経ったけど俺は元気にしている。そして
【楽しみだなぁ、お前もだろ?】
「そうだな」
【学校には何人いるんだ?】
「360人くらい?」
【そんなにか!?】
「もちろん殺しは駄目だぞ?」
【チッ…何で分かるんだよ。お前とまだ1年だぞ?】
「まだじゃない、もう1年だ」
と、こんな感じでジンもあれから少しして意識が戻り、以来元気にしてる。ただ…性格が結構違う。本人曰く闇鳴狼という異名がつく程有名な殺人鬼らしいが…流石に信じてないっていうか信じれない。ジンが人殺しをするわけがないからな。ま、それはそうとして、実は今日は特別な日なんだ。実は今日
【初めての学校なんだよな】
「ナレーションに干渉すんな」
まあそういうことだ。この世界では13歳までは学校に行くかどうかが自由なんだ(それまでに親など周りの人が一般常識などを教える)。まあ国が13歳まで学校に行く費用を全く払ってくれないからだな。ちなみに14歳からが一番成長しやすいかららしい…知らんけど。と、説明してる間に学校に着いた。
(ここが学校か。登校してる生徒には…ガタイがいい奴、何か眼鏡かけて頭が良さそうな奴、杖持って魔法に特化してそうな奴、ぜったい皆強い)
【判断の仕方それで良いのか?】
(よくない)
【駄目じゃねえか】
そんなことを考えながらクラス表がある玄関に向かっていった。
「俺の名前は…あった。…え、こっちの名前?…ああね、悪いなガリヤード。…さてと…クラスは2組か。すぐそこだな」
俺はクラスに向かって、クラスに入るとそこには席が用意されてあり、その席の半分くらい人がいた。すると先生が話しかけてきた。
「…ッ!久しぶりだな~!レオ!」
「ガリヤード!?あ~っていうことはこのクラスのは…」
「ああ、そうだ。いろいろ話したいがとりあえずあそこの席に座ってくれ。話すのはまた後でにしよう」
「分かった。じゃあまた」
俺は指定された席に座った。すると隣の席の人が話しかけてきた。
「ね、友達になろう?名前教えて」
急に話しかけてきたから驚いたがすぐ答えた。
「おう、ええで。…俺はレオ・アルラード。そっちは?」
「…え?」
「どうした?」
「…あ、いや…なんでもない。俺はキル・カルラだ。これからよろしくね」
「ああ、こちらこそ」
(…あれ?こいつ…まあいいか)
喜んでいると早速話しかけてきた。
「ところで…レオは先生と会ったことあるの?」
「ああっていうか仲も良い」
「へ~いつから?」
「ええっと、去年の5月くらいからだな」
「1年の付き合いか。やっぱりまだ強い?」
「ぜっぜん強い」
「流石だな~。あ、そろそろ時間だな。話すのはまたいつかにしよ」
「そうだな」
そう言って、俺らは前を向いた。
1時間後、あの後は始業式があってクラスに戻って来て、全員席に着くと先生が話し始めた。
「皆、おはよう。今回は戦闘専門学校パルマに入った事を心から感謝し、歓迎する。まずは自己紹介からだな。このクラスを担任することになった、ガリヤード・グレイブだ。これからよろしく」
それを聞いた皆は驚いた。