表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/24

1 プロローグ

「この屈辱を忘れてはいけません、あの者たちに復讐してやるのです」


悪女わたしがそう言うと未来の辺境伯様はコックリ頷きました





始めまして悪女です


いえ名前はあるんですがそれはさておくとしましょう


悪を極めると誓った悪女わたしには不要ですからね




悪女わたしは男爵家の長女として生まれました


お隣は辺境伯家です


もうお分かりですね


国境近くの僻地が領地です


そして隣の国から頻繁に攻め込まれています


辺境伯領地が





そして今回も隣の国が攻め込んできました


辺境伯様は勇敢に戦ったのですが殺されてしまいました


これもすべて他の貴族や王族が助けてくれなかったせいです





辺境伯は国を守るのがお役目


そう言って我が男爵家以外誰も兵を出そうとはしませんでした


頻繁に攻め込まれているせいで疲れが見えた辺境伯軍は不覚をとりました


まあ100戦して100勝といかないのは兵家の常です


そのせいで辺境伯様は殺されてしまいました




そして今日はそのお葬式です


残された長男 ~悪女わたしの幼馴染~ は泣いています


なにせ優しい父親を亡くしたのです


6歳の子供ですから泣かない訳がないというものです




もちろん悪女わたしも泣いていました


優しくしてくれていた小父様が亡くなったのです


泣かない訳がありません




泣いて泣いて泣いてそこで思い出しました


前世を、です





前世で私は平凡な日本人でした


まあ平凡でない日本人がいるかと言われれば困りますけどね




別にトラックに轢かれた訳ではありませんよ


あと病弱で幼くして死んだとかでもありません


普通に生きて普通に死にました


享年90歳でした




そんな悪女わたしから見るとこの世界は不条理の塊みたいなものでした


ですから幼馴染様に使ってあげることにしました


前世であった日本人としての知識を知恵を、です




かくして周辺国をも併呑することにもなった原因である悪女わたしが誕生しました



----------------------------------------------------------


なんか生き急いでいるように見えるかもしれませんがご都合主義で乗り切る所存です(笑)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ