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ガチャの中身は?

イイね、高評価、ブックマークありがとうございます。

とても嬉しいです。これからも宜しくお願い致します。

「さてさて、ブロンズは置いといて、肝心要のシルバーとゴールドはどんな感じかのう。」


懐に閉まって置いた、シルバーとゴールドの輝きを放つガチャ玉をそっと取り出した。


 シルバーともなれば、ブロンズの10倍、ゴールドとなれば、100倍以上の価値がある。


 期待に胸を膨らませ、ガチャ玉を開けようとする。ガチャ玉を引く時とは別の高揚感である。先程までは、レアなガチャ玉が出るかもしれないといった高揚感。今回はもうレア度は確定している。


 どんな中身が出てくるのか?楽しみである。この高揚感がアドレナリンをドバドバと出してくれるので、笑いが止まらんわ。


 まずはシルバーをひとつ開ける。


「ふむ、マジックプログラミングとな。文字を見る限りはら魔法をプログラムで組んで扱えるものかのー。これは、使えるものには使えるかも知れんが、分からないものにとってはゴミ同然じゃの。強くもあり、弱くもある。勇者の適正次第じゃの。ひとまず評価は保留じゃな。」


2つ目のシルバーガチャを開いてみる。


「うむ?これもなんとも微妙な。賢者の素とな?賢者に覚醒する為の要素、つまりタネみたいなものじゃな。詳細はと………。愛情を一定値貯まることかのう。これも愛されるべき勇者殿なら、効果はありそうじゃが、即効の効果はなさそうじゃな。これも評価は保留じゃな。さて、お楽しみのゴールドを開けて見るとしよう。」


両手を前に出して、擦り合わせながら、ゴールドのガチャ玉を開く。


 この中にはきっと我の期待を背負って頑張ってくれる勇者が入ってあるはずじゃ。


「ほっほっほっ、よしよし勇者のガチャ玉がでおったわい。いやー、助かった。最後までドキドキもんじゃな。」


 ゴールドのガチャの中身は、日本の盤メーカーの社員、坂本龍王、男性、未婚、彼女あり、(1週間)、技能、CAD設計、VBAなど。


「うむうむ、シルバーのガチャ玉との相性もなんとかなっておるな。VBAだと、確かあれじゃな。Excelのマクロじゃな。ガチのプログラミングではないが、そこそこ期待は出来るじゃろうて。彼女が出来たばかりかのう。その点は、龍王君には申し訳ないが勇者として頑張ってもらおうかのう。彼女もおる故、愛情を得るのも問題ないじゃろうて。」



そんな時、管理室の扉がコンコンと叩かれ、女性が一人入ってきた。


「ねぇー。〇〇様〜ん。勇者がいたら貸して下さらない?うちの管理している幻想世界の魔王が力をつけちゃったのよん。信仰ポイントが減ってきてるからなんとかしたいのよん。」


「いやー、フェリシア殿もでしたか。うちもでしてな。ようやっと、ガチャ玉からゴールドが出たのですよ。ほらこれです。坂本龍王、ステータスはパッとしませんが、うちの世界は彼に救おうと思ってますわ。残念ながら、ほかに勇者はストックしてませんので、フェリシア様にはお貸出出来るのはおりませんわ。」


「うーん。私も現状勇者は召喚できませんの。うら、や、まし、い、です、わ。その人を貸してくれたら、〇〇様の為にどんなことでもしちゃうのになー」


「フェリシア様、だめですよ。我もようやく出した勇者ですからね。彼が魔王を倒してくれないとこちらも信仰ポイントが貰えませんからな。でも、気になりますな。どんなことでも、って例えばどんなことですか?」


どんなことでもとはどんなことなのじゃろうか?アニメグッズをくれるのか?いやいや、なけなしの信仰ポイントをほぼ全て吐き出したから、それ位では到底釣り合わん。だが、それ以上の価値があるなら、条件によっては貸し出すこともやぶさかではない。


「それはね。むちゅー」


なんとあろうことか、いきなりキスをしてきた。しかも濃いディープキスだ。


「ちょっとフェリシア殿一体な、に、を、さ、れるんで、す、か?あ、れ?意識がた、もってら、れ、な、い」


「〇〇様ごめんなさいね。こちらはちょっと火急なのよ。いい夢見せてあげたから、これはもらっていくわね。」


 我は不覚にもフェリシアのキスによって眠らされてしまった。口の中に即効性の睡眠薬でも入っていたのだろう。


フェリシアは、机の上に出してあるゴールドとシルバーのガチャ玉の結果を自分の胸元にせっせと入れて、その場を後にした。



〜〜〜〜完〜〜〜〜

お読み頂きありがとうございます。


少しでも面白い、続きが読みたいと思いましたら、

ブックマークや評価★★★★★を付けて頂けると今後の励みになります。

ぜひ、応援お願いします。


これにて勇者ガチャ 完結です。

実は勇者って、ガチャで選ばれていたんですよ。そのスキルもガチャで、実は魔王もガチャだったり召喚ガチャって怖いですね。


お気づきの方もいると思いますが、この話は、連載中のあるお話に繋がっています。興味有れば、探してみて下さいね。

下から作品一覧確認できます。スキルもまんま使用してます。


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