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「アイ」  作者: 幻燈日灯
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貴方に「アイ」を伝えたくて

 貴方に愛を伝えたくて。

 私は向こうからやってきた。

 叶わぬ望みと唾を吐き捨て。

 私は貴方に会いに来た。

 時速三マイルのスケートボートで。

 犯罪者の作った法律カーで。

 私はここにやってきた。

 貴方に愛を伝えるために。

 みじめな見た目の私を変えて。

 進化系の愛に悶えて。

 苦しみに耐えたその先で。

 私は貴方を初めて見つけた。

 どうしようもない愛の鼓動が。

 胸の内から私を蝕む。

 壁にぶつかり、影を六つ借り。

 私は貴方に愛を伝えたくて。 

 意味のない形成の爆弾。

 意味を為さない解剖のカルテ。

 桜が散るころに私は産まれた。

 貴方に会うため、私は咲いた。

 ひたむきな愛に貴方は気づかない。

 表向きの面に私は面食らった。

 貴方の知る愛を私は知らない。

 私は愛に溺れ、死んだ。

 素晴らしい愛に会う為に。

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