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3couplings  作者: 柚芽(ゆめ)
4/5

藪雨編 4 真の事件

・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・ん。

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

俺はそう叫びながら飛び起きた。下からドタバタと階段を駆け上がる音が聞こえてくる。これは母が心配して来るような・・・。

「どうしたの!!!!?」

やっぱりな。俺は大丈夫夢見てただけだからと伝えて母には自分の部屋か退出してもらった。

さて、着替えますかね。

そして俺は普段通りに着替えて朝食をとり、学校に向かった。





「おはよーっす。」

「あ!藪雨くんおは、、!?」

(ん?この感じ・・・どっかで)

「里見くん・・・な、なんでナイフ持ってるの・・・」

そう、里見はナイフを握りしめて立っていた。

(夢とおんなじじゃねーか!!!)

俺がそう心の中で思っているうちに里見がナイフを振り回し始めた。

「あぶねぇ!」

五味は距離を取った。俺はすぐに「おい落ち着けって!」と里見に言った。

「・・・は?こうなったのも全部全部お前と音沙汰のせいだからな・・・?」

うん、知ってる。でここから刺しに行くんだよなわかってる。


「しねぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!」

里見はそう怒号すると世織に一直線に走って行った。

「だからまにあわねぇんだって!!!!!」

俺は急いで止めに入ろうとしたがやっぱり間に合わなかった。

―――――――ザクッ

夢と一緒の出来事が起きた。

「うっ・・・!どうして・・・・どうしてなの・・・」

世織は脇腹を刺された。ナイフが刺さったままその場に倒れこんだ。

(ごめんな音沙汰さん・・・)

「刺した・・・!人を刺したぞ!」

そういい残し里見は五味と天福を強引に連れ教室から逃げた。

それと入れ違いに彩夢と沙耶花が教室に入ってきて

「なになに?騒がしかったから走ってきたけど・・・え!!!?世織!!?」

「え?え?なにがあったの・・・?」

他のみんなは動揺を隠せない様子だった。当たり前だ。俺はすぐさま指示を出した。

「真部さん!新枦さん!急だけど真部さんは119通報して音沙汰さんのそばにいてあげて!

新枦さんは里見八史が音沙汰世織をナイフで刺したって先生達に報告!」

「わかった!」

彩夢はすぐに世織に駆け寄り止血をしつつ119に通報した。

「わ、わかった!」

沙耶花は職員室に走って行った。

さて、俺は。

「里見追いかけてくる!ナース志望頼んだ!」

「ちょ、なんで知って・・まあいいや頼まれた!」

俺はおそらく危ないぁらだめと言っている世織をおいて里見を追いかけた。

屋上だろ・わかってんだそんなもん。



「お前なにしてんだよ!!!」

五味は里見にっ向かって怒りをぶつけた。

「ぜんぶあいつらが悪いんだ。」

「いくらなんでもあれはまずいって」

里見、五味、天福の三人はこの学校の数少ない素行の悪い生徒だった。

今までも補導されたりとかいろいろあったみたいだが里見とつるみ続けた五味も天福もさすがに今回の事件にはやりすぎだと感じているようだった。

「・・・悪いけど、もう八史とは絶交だから。」

天福はそう里見に言ってその場から離れようとした。

「ま、そういうことだ。じゃあな」

五味もまたそう里見に言い、その場を離れようとした。

「おい待てよ!!!」

里見は五味達を止めようとするが

「待つわけないだろ。行こうぜ諭」

「うん、行こう」

五味達はその場から離れていった。

「なんだよ!どいつもこいつも!」

「やっほ。」

俺は歩いて真っ直ぐ屋上へ来た。走らなかった理由は五味達が屋上から出るタイミングを知っていたから。

「俺が言うのもなんだけど普通逃げるなら学校外に行くもんじゃないの?」

ああああああああああああああ!!!!

「って言って突っ込んでくるんだよな!!!」

里見は叫び始めて俺に突進してきた。

「やっぱあぶなっ!」

俺は結局間一髪で避けて出口から離れてしまいその隙に里見はまた校内に走って行った。

「おい待てって!!!」

俺はすぐに里見を追いかけようとした。

(いや待て、ここで追いかけたら夢と同じことになる・・・?)

俺は考えた。考えたけどどうすればいいのかわからない・・・・。

「どーすればいいんだ!」

俺の頭が爆発しそうになった時、俺のスマホが鳴った。

「おい零志教室かなりパニックなんだけどお前どこいんの?」

それは洸からの通知だった。

(あ!!!あいつ今教室にいるのか!この手ならいける!!)

俺は一つの手段を見出し、すぐに洸に電話を掛けた。

「洸!今教室だよな!?」

「お、おうそうだけど」

「渡は!?」

「一緒だけど、つかおま」

「あとで話すから!とりあえず学校昇降口行ってくれ!里見が来たらとっ捕まえろ!」

「お、おう?よくわからんけど了解した!」

さすがものわかりがいいのか悪いのかわからんやつだ。

俺は裏口に回ることにした。



裏口ついたけど・・・。

「あ。」

「・・・!!」

里見は俺を見るなりダッシュで逃げて行った。

「だから待てって!!!」

俺は里見を追いかけた。というか俺のほうが足はえーっての。

案の定あっさりと里見を追い詰められた。

「もう逃げんなって。ちゃんと罪を償ってくれ。な?」

俺は夢のような失敗は起こさないようにしっかりと関節技を決めた。

―――――ま、ここ一階だから窓からがしゃーんみたいなことは起きないけどな。

「お前のせいで・・・お前のせいだからな!」

「わかってるよ。同じ人好きだったんだな。」

俺は夢の中の出来事で知った事実を話した。

「ごめんな気づけなくて。でも俺はそれ聞いても諦めるつもりなかったぜ?だって俺だって音沙汰さんのこと好きだし。こんなこと言うのもあれだけどさ、お前ももうちょい高感度上がることすればよかったんじゃねーの?」

「うるせぇよ!」

「うるさくても言わせてもらう。好きな人拉致ったり刺したりさ、なにがそうさせてるわけなの?俺からしたら意味わかんねーし。だから、一発このむしゃくしゃぶつけさせてもらうわ。そのあと警察の人のところまで連れてく。グーだから覚悟しろよ。」

俺は予言通りにグーパンチをし、警察まで里見を連れて行った。

四話目投稿させていただきました。

いやー、夢だったんですよ前回の。

さて、事件も収拾がついたみたいで。はたしてこの後どうなるんですかね。

次回でこの話はいったん終わりを迎えます。

まあエピローグちょろっとだけですけどね!

今度はちょっとしたファンタジーを投稿すると思います。

まあそれは次のエピローグで正式に言います!

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