2話
「んっ、ここは」
そこは野原が広がっていた
「遠くに見えるのは山か?」
多くのの山々が遠くの方に見える
「さて、まずは食料に情報だ。大きい街とか、どっちだろう」
考え込む、、、
頭にキーワードが浮かんできた
「ウィンドウオープン、おっ、なんか色々出てきた」
目の前に半透明のウィンドウ見たいのが出てきてそこにはマップ、ステータス、ボックス、と出ていた
「ゲームみたいだな、念じるだけでいけそうだな、さて街はどっちだ?」
マップで人がいそうな場所を探していると遠くの方からなにかの方向が聞こえてきた
『グゥオォォォォォォォゥゥ』
「!?、あぁ、そういえばなんでもありの世界だったな、、、自分の能力のテストにはいいかもな」
マップで方向の主の場所を特定していく
「さて、どこかなぁー、わっ、マップが真っ赤になってら、これ、全部敵か?」
ある一定の場所になるとマップが敵を示す赤色一色になっていた
「まずは遠距離で一気に潰すか、えっとー、想像、創造、念じる、隕石、滅び・・・落ちろ」
それは音もなくいきなり現れた
『カッッッッ!!!!!!!』
辺り一面が光に包まれその光が収まった頃に遠くの方でキノコ雲ができていた
「うわー、これはひどいわ、戦いじゃねぇな、一方的すぎんな」
そこは草木一本生えていない荒野になっていて、あちこちに深さ50メートルぐらいはあるクレーターがいくつもあり、生物がいたと思われる跡が1つも見当たらない
「これはこれでいいのか?、グロいのがないし、、、あっ、生き残りがいる、見にいくか、、、光、雷、、、移動、、、」
その頃、とある王国
「なっ!?あれはなんだ!?」
そこは王城のパーティー会場で国の王女の17歳の誕生日パーティーが開かれていた
王女は自分の髪と同じ真っ赤なドレスでこれまた目は髪と同じ真っ赤な目で全てが綺麗な赤色だ顔は可愛いと言うよりは美しい部類になる。この姫は姫であるがため、作法はもとより武術についてもレイピアを用い国屈指の騎士となっていた。
地揺れでパーティー内が大きく揺れ視線は外にあるキノコ雲に向けられていた
「あれはなんだ?何が起きたらああなるんだ?」
「わっ、わかりません、いま確認をさせに行かせました、時期にわかるかと」
騎士が答える
「うむ、早急に確認せねばならん、あれが人為的なものか、はたまた人外のものでも我ら人間に敵対しているものであれば的に回さぬように人知を尽くさねばならん、関係しているものを探し出してここに連れて来させよ」
『ハッ!!』
40代にみえる一番身なりの良さそうな男がそういうと、周りの騎士が返事をする
その男はこの国の王、国王であった
その頃、爆発の中心に向かって馬をかける一行、
「アレス様、あの爆発の中心には何がいるんですかね?」
「さぁなぁ、年取った賢者か、化け物か、俺もわからん、ただとんでもないやつで、命をかけなきゃならんのはわかる」
「私どもも命をかけなきゃいけないことはわかっていますが、やはり何がいるのか気になりますね」
アレス、、、黒の短髪に銀の鎧つけ背中には170ぐらいはありそうな大剣を背負っている
そして、その大剣を軽々と運ぶことのできる体、その体は長年の鍛錬を感じさせるような筋肉や傷跡が何箇所もみえる
「まぁー何かが来たところで俺らは王命によって調べなければならん、覚悟はしておいてくれ」
「覚悟なんて国から出るときに済ませて来ましたよ」
「そうですよ、それに戦神と言われてるアレス様と共に戦える日が来るとは、自分感激で前が見えないっす」
「そうか、、、いくぞ」
『ハッ!!』
一行は爆発の中心へと向かう
その頃爆発の中心、、、
「さて、どうすっかな、隠せるわけねぇし、どうしようもねぇな、、、逃げるか、いや別に見られて困ることなし、遠慮する必要もなし、敵対するなら殺すだけか、相手が対価を払えば力を使ってもいいか」
これからのことを考えていた。力を隠すべきかそれとも歩みよるべきか、、、結論は対価があれば力を使ってもよし、敵対すればとりあえず拷問、情報を引き出したら記憶のかいざんすればよし、やはり無償で力を使う気は無いようだ
「おい、そこの少年、なぜこんな場所にいる!!」
アレスたちは中心についた
「ここにいちゃまずいんですか?」
「いや、ここには何がいるかわからんから、危ないぞ!今さっき爆発が」
「あぁ、それなら大丈夫ですよ、クレーターを作った本人は自分ですから、そこにいるやつが俺に敵対したんで殺そうとしてあの隕石使いました、」
そこには体調が30メートルはあろう大きな体に真っ黒な鱗がある大きな竜が傷ついて瀕死の状態で生きていた
「こっ!これは!竜神!、やべぇ、こりゃあかん、、、誰か国にほうこ、あ、いや、今すぐ戦闘態勢!!!」
そういうと一行はみな自分の獲物を構えた
「大丈夫ですよ、こんぐらい1人で片付けますから『鋭い、槍、、、ロンギヌス!!』」
創造により作り出した神格があるものさえ殺せる神槍、真っ黒な色にねじれているような槍、先端は尖った部分が2本
「いや、お前、1人でって無理にもほどがあるだろ」
「まぁ見ててください」
琥太郎はそう言って槍を持ち竜に向かって軽く投げた
『グルウゥゥァァァァァ』
槍が通った後の体にはぽっかりと穴が空き通った後の道には丸くクレーターが一直線にできていた。
『・・・・・・』
「ふぅ、」
『・・・なんでやねん!!』
「わっっ、びっくりした、そんなに大きな声で、しかも揃えて、なんですか」
「いやお前、今のが何かわかってやったのか?」
「いや、ただの竜でしょ?殺しちゃまずかったですか?」
「いや、まずいとかそれ以前に竜種は人間が単体で倒せる相手じゃ無い、それに鱗は鋼をとおさねぇ、何よりさっきのは竜種の中の神格を持ったほぼてっぺんにいる竜だ、殺せるはずがないはずなんだが」
「でも、現に今ここでその竜は生き絶えましたよね?」
「あぁ、、、そのようだな、その槍は?」
(?、あぁ普通の槍じゃないし、神殺しって普通はできないのかな?)
「この槍は神槍、神も殺せますよ、」
「そ、そうか、、、なぁお前は何かすることはあるのか?例えば人類相手に喧嘩をするとか」
「いえ、そんなことはしようとも思わないししようとも思いませんから、大丈夫ですよ、まぁ、情報と食料、衣、食、住をまずは確保したいですね、」
「そうか、、、なら国に使える気は無いか?国家機密を除く情報と、衣、食、住は保証できる、それに俺にお前の願いを尊重しよう」
「ふむ、無駄な争いに使う労力はないけどそれでいいなら、それからお前ではなく琥太郎と呼んでください」
「こたろう?、珍しい名前だな、俺はアレスだ、とりあえずは国に戻ろう。竜殺しや爆発のことも含めて国王に報告しなきゃならんからな」
「わかりました、では、行きましょう」
「あぁ、お前は馬に乗れるか?」
「いえ、走ったほうが早いので」
「、、、そうか、なんか琥太郎といると驚きが薄れていく気がするな」
「?、そうですか?」
「あぁ、まぁいいか、いくぞ」
「えぇ」
こうして一行は国に戻るのでした