表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の自宅警備員を目指して  作者: 高橋 空
5/11

第1章 5話 破廉恥

今回は少しエロ要素が入ります。そこまで過激ではありませんが。すいません、一度書いて見たかったんです。笑苦手な方は飛ばしてください。後書きにこの話で入るヨミさんの有能話をしっかり書いておくのでそれさえ読めばこの話は飛ばしても問題ないです。


あと、気に入れば感想お願いします。それによってこの先エロ要素を入れるか決めますので。

 

「なんで、こうなったんだ…。」


 卯月の両手と胸は独特な柔らかさと温かさを持つ双丘が押し付けられていた。そして体の上にはシュタが乗っている。


 卯月は部屋に置いてある残りの3つのベットを眺めて溜息をついた。


 なぜこうなったかというとそれはシュタの武器屋を出るところまで遡る。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 シュタは一度自宅に戻り、卯月達に付いてきた。どうやら本気で一緒に暮らす気らしく、大荷物を抱えて出てきた。


「…。ここがシュタの家か?」


「うん、そうだよ。」


「デカくね!?」


「シュタの両親は有名な鍛治士でしたのでこちらの豪邸もその時の収入かと。」


 シュタの家は凄まじい豪邸だった。城を彷彿とさせるような巨大な門があり、その奥には大きな西洋風の石でできた豪邸があった。


「ここねーデカすぎてシュタが1人で暮らすには寂しいの…。」


「よし、わかった。シュタここで暮らそう。」


「「えっ!?」」


 卯月の提案に女2人組は驚いたらしい。宿の一室に島村とシュタの3人で暮らすならこちらの豪邸の方がいいだろう。


「えぇー、シュタはウルの家がいい〜。」


「そうですよ卯月さん、流石に10歳の子供の家にお世話になるなんて…。」


「よし、じゃあこうしよう。シュタと島村でウルの家に泊まる。俺はここに泊まる。完璧なプランだ。じゃあ…。」


「じゃあ…。ではありません!!それなら私もここに泊まります!」


「お前は10歳の子供の家にお世話になるのは嫌なんだろ?」


「そ、それは…。こ、これはシュタちゃんの家ではありません!シュタちゃんのご両親の家ですので!問題ありません!ということで、シュタちゃんウルの宿に泊まってきてね。」


「それじゃあ、シュタもここに泊まる〜。」


「ウルも〜。」


「お前は家に帰れ!」


 こうしてウルの実家の宿屋ではなくシュタの豪邸に住むことになった。


 シュタの家の中は外見より凄かった。まず、玄関を入って眼前に広がるホールは全面大理石でできていて鏡のような輝きを放っている。そこから正面には二階に続く階段が伸びていて家中の廊下には全面びっしりと赤い絨毯が敷かれている。


「こりゃ、想像以上だな…。」


「…ですね。」


「だね〜。」


「シュタはいつも見てるだろ!」


「えぇー流れってやつだよ。」


 シュタは卯月の料理を食べてから性格が変わった。最初はダルそうな感じだったのに今は年相応の子供っぽさが出ている。どうやら猫を被っていたらしい、というか職人面を被っていたとでも言うべきか。あれが職人なのかどうかは置いておこう。


「とりあえずシュタ。部屋に案内してくれ。」


「うん!まずねこっち!」


 そういうと、シュタは屋敷の中を駆けていった。どうやら久々の来客にテンションが上がっているようだ。


「ちょっ、待て待て。」


「ここがシュタの部屋ぁ!」


 そういうと一階右側の最も近い部屋のドアを開けた。


「散らかってるけどお構いなく。」


「おいおい、ちゃんと片づけろよ。それで?俺はどの部屋を使えばいい?」


「ここ!!」


「あぁ?ここはシュタの部屋だろ?」


「だから、パパもここだよ?」


「なんでだよ?こんなに部屋があるのに…。」


「だって、1人は寂しいもん…。」


 だから、その上目遣いは反則だって…。


「あぁ、もうわかったよ。その変わりベットは別だぞ。」


「うん!」


「「甘々ですね。」」


 女2人組からは冷ややかな視線が送られるが無視だ。


「ん?2人?おい、ウルなんでここにいるんだ?」


「えっ、卯月様達だけお泊まり会なんてズルいですよ!私も参加します!」


「お泊まり会じゃねぇし。参加も認めない。」


「えぇ、1人は寂しいもん…。」


 ウルはさっきのシュタを真似て上目遣いをしてくる。


「…。帰れ。」


「な、なんでですか!?おかしくないですか?シュタにはこれで優しくしたじゃないですか!」


「お前は別だ…。」


 結局ウルはこの後散々駄々ごねて渋々泊まることを許可を獲得した。


「シュタ、お風呂はあるのか?」


「うん!大浴場があるよ!!」


「だ、大浴場だと!?」


 卯月は大のお風呂好きだった。それ故に異世界には温泉がないのではないかとハラハラしたが問題なくあるようだった。


 シュタの案内で一行は大浴場に向かった。場所は一階の右側の突き当たりで入り口にはしっかりと暖簾が掛けられているという拘りっぷり。もしかすると、俺らの前にも異世界人が来てるのかもしれないな。


「よし。じゃあ、島村達先に入るか?」


「いえいえ、卯月さん先にどうぞ。私達は部屋の片付けとベットをシュタちゃんの部屋に持っていかなくてはいけないので。」


 ベット?あぁ、俺の分か気が利くな。(フラグ)


「あぁ、ありがとう。んじゃ、先頂くとするよ。」


 こうして卯月は大浴場に入った。中は流石に檜とはいかずどちらかというと中世ヨーロッパのテルマエ○マエのような感じの大理石でできた浴槽だった。ちなみにとても広く、30人くらいなら余裕で入れそうだ。


 ボディーソープは流石に無く石鹸のようなもので体を洗い。しかしなぜか、シャンプーとリンスのようなものはありそれで髪を洗った。


 シャンプーとリンスはあるのになんでボディーソープがないのだろうか?


 そんな疑問を抱きながら卯月はゆっくりと浴槽に浸かった。


「はあぁぁ。」


 温泉に入る時は誰でも気の抜けたオヤジのような声を出してしまうものだ。卯月は浴槽で少しボーッとしていた。10分ほど経った頃、なぜか脱衣所の方が少し騒がしくなった。


 なんだ?と卯月が思った次の瞬間脱衣所のドアが開いて全裸の少女が胸をたゆんたゆん揺らしてこちらに走ってくる。


「パパー、一緒に入ろー!」


 シュタだった。


「バカっ、ウル達と入れよ!!」


 卯月はどこを見ればいいのかわからずとりあえず目を手で覆った。もちろん、指の隙間から少し覗いたが。ちょうど覗いた隙間からでは胸や下は見えず、少し残念なような嬉しいような複雑な感情になった。うん、流石に10歳の子供の裸では俺の息子は反応しなかった。


 よかった、俺にロリ属性がなくてあったら間違いない。息子が息子ォォ!!ってなってたな。


「ちょっと、シュタちゃん流石にタオル巻かないと!」


「そうですよ!ズルいですよ自分だけ卯月様に見てもらおうなんて!」


 そういってウルと島村もシュタの後を追って大浴場に入って来た。


 おいおい、どんな展開だこれ。異世界ハーレムってやつなのか!?


 内心ではそう思いつつも表情はあくまでクールに…。小慣れた感じで接する。


「あぁ、俺出た方がいいか?」


「「いえ、一緒に入りましょう!!」」


「出ちゃ、ダメ〜。」


 ということで混浴することになった。タオルをしっかりと巻いているのでなんとか理性を保つことは出来そうだ。異世界で性犯罪とか洒落にならないからやめておこう。


 流石にシュタの体はウルに洗ってもらい4人で浴槽に浸かる。


「えっへへ、どうですか卯月さん。私の胸は。」


 そう言って島村は無駄に胸を張ってアピールさせてみせた。


「見たいですか?この下がみたいですか?どうしよっかなぁ…。」


「卯月様はそんなデカイのは好きじゃないとおっしゃってたじゃないですか!私の胸の方が形綺麗ですよ!!どうですか?」


 卯月よ、無視だ無視。心頭滅却すれば火もまた涼し。大丈夫俺の息子を信じろ。卯月は悟りを開こうとしたがその時だった、2人のタオルがハラリと落ちた。


 !?!?


 卯月は咄嗟に目を瞑るのではなく、目を見開いた。もちろん、その映像を脳内に記憶するためだ。しかしそう上手くはいかなかった。2人はタオルの下に水着を着ていたのだった。


 ここでも卯月は残念のような嬉しいような複雑な感情になった。


「へへぇ、どうです?驚きました?シュタちゃんの水着を借りてたんです。流石にタオル1枚じゃ恥ずかしいですよ。」


「卯月様驚いてましたね…。残念でしたか?」


 確かに2人は水着を着ていたが島村は少し胸が窮屈そうで今にも弾けそうな感じで無理やり入れられていた。ウルはというと逆に少しゆるく今にもずり落ちそうな感じだ。


「お前らなぁ、バカにするのも大概にしとけよ?怒るからな。」


 そう言って卯月は2人と反対の方向へ向いた。そういえば、シュタの姿が見当たらない。


「この紐はなんだろ??」


「えっ、ちょっ!シュタちゃん!?その紐はダメだよ引っ張っちゃ。」


 シュタの声がした方向へ卯月が振り返ったのとシュタが島村の紐を引っ張ったのが同時だった。


 ハラリ。


 局部も隠していた1枚の布がお湯に浮かぶ。アニメや漫画ならここで湯気さんの出番だろう。不思議な湯気で綺麗に隠されるのだろう。しかし、異世界とはいえその常識は通じなかった。


 露わになった島村の胸はその頭頂部に少し赤みがかったピンク色の輪っかがあり先端は陥没している…。あちゃ〜。これには、息子も反応しまくりだ。


 島村はなにが起こったのか理解できずに数秒の硬直の後真っ赤に顔を茹で上がらせた。


「%¥☆♪#×〆!!」


 なにやら言葉にならない奇声を発し近くにいたウルに抱きつく。しかし奇跡は2度続く。


 島村に抱きつかれたウルのゆるい水着はその衝撃でずり落ちてしまったのだった。


 あらあら、卯月にとって人生で3度目となるお胸さまとのご対面。ウルのはやはり3人の中では1番小さいが自負するだけあり形はとてつもなく綺麗で頭頂部も綺麗なピンク色をしていた。


「%×+☆→○・=<!!」


 本日2度目となる言葉にならない奇声を発し2人は走って脱衣所に戻って行った。


「あぁ、行っちゃった。」


「シュタ…。グッジョブ!!」


 卯月はシュタに最大の敬意を評し褒めておいた。誰がなにを言おうとも今日のMVPはシュタだ。


「2人とも出ちゃったからパパも出ようよ。」


「あぁ、シュタ先行っといていいぞ。髪の毛とか乾かさなきゃいけないだろ?」


「うん。じゃあ、先出てるよ。パパも早く出てきてね。」


「おう、すぐいくよ。」


 卯月は今はとても出ていけるような状況ではなかった。もちろん息子が覚醒しているからだ。いやぁ、いいものを見た。やっぱり映像とは比べ物にならないな。


 こうして、卯月はたっぷりと時間を使い。息子が通常になるのを待ってから脱衣所へ向かった。


 脱衣所ではウルが魔法を器用に使いドライヤー代わりにして髪の毛を乾かしていた。


「はぁ、いい湯だった。ウル、それはどんな魔法を使ってんだ?」


 キッ!


「…。」


 ものすっごい表情で睨まれた。ちなみに島村も同じ表情をしている。おいおい、あれは事故だろ。なに俺を犯人に仕立て上げようとしてんだ。


 'ご主人様〜あれは炎の初級魔法のフレイムと風の初級魔法のウィンドの複合魔法だね。'


(そうなのか?)


 'うん!ちなみにさっきの回復魔法のハイレンと今の2つは読み解き終わってるからご主人様も使えるようになってるよ。'


(なに!?それは本当か!?)


 'うん、もっちろん。すごいでしょ〜。'


 うちのヨミはすさまじく優秀だな…。流石に1度見ただけで魔法も読み解けるとか引くぞ…。


「あの…、卯月様。さっき見ましたよね?」


 ウルがシュタの髪の毛を乾かし終え卯月に話しかけてくる。


「いや、見てないぞ。うん、見てない。」


「本当ですか!?本当の本当ですか?」


「あぁ、まぁ1つ言うとするなら自負するだけあって綺麗な形をしてたな。」


「見てるじゃないですか!!」


「卯月さん、私のは…。」


「えぇーと…、いいと思うぞ。俺は陥没も好きだ。」


「好きって!!見たんですね!ヘンタイ!!」


「いや、断じて見ていない。見てないぞ俺は!」


 卯月なりに陥没に向けてフォローをしたが逆効果だったらしい。ってかヘンタイって。あれは事故だろまったく。


「あのね、パパね。髪の毛乾かすのを待ってるとか言ってたけど下が大きくなってたんだよ!」


 無邪気な子供の発言は恐怖だ。そしてこの一言がトドメとなったのか2人は再び顔を真っ赤にした。


「見てないとか言って反応してるじゃないですか!」


「下は正直ですね!!もう怒りましたよ、1つ私の言うこと聞いてもらいますから!!」


「あっ、私もです!」


 こうして、何故か2人に借りを1つ作ってしまった。


 そして、ハプニング満載の混浴も終わり部屋に帰るとベットが3つ増えていた。


「なぁ、もしかして全員ここで寝るのか?」


「なにか?問題がありますか?」


 先程の一件もあり卯月は2人に逆らい辛くなってしまった。


「それにもうあんなとこやこんなとこも見られたんですから。もう恥ずべきことはありません!」


「そ、そうか。」


「でも、ウル。さっき卯月さんは私達を見て反応したのよ襲われるかもしれないわ。」


 おいおい、思春期の男子が生のおっ○いをみて反応しないわけがないだろう。それに襲うならさっき襲ってる。


「「襲わないでくださいね。」」


「あぁ、はいはい。」


 卯月はさっきの光景を思い出しそっけない感じで返した。


「んじゃ、さっさと寝るぞ。明日は朝からレベル上げだからな。」


 そう言って卯月は4つあるベットのうちの1番端のベットに入った。


「じゃあ、私はここで。」


「私はここ。」


「えっ…。じゃあシュタはここ!」


 そう言ってウルは右腕、島村は左腕、シュタは体の上に抱きついた。


「ん?ちょっと?ここは僕のベットですけど…。」


「さっき1つ言うことを聞くって約束しましたよね。」


「そうです。ですので一緒に寝ましょうね卯月さん。」


 そう言って2人は卯月の腕を胸に挟み込む。ウルは小さくて挟めてないが十分感触は伝わる。やばい、なんか興奮してきた。


「あぁ、パパまた下大きくなってるよ。」


「お、おい。言うなそれを。」


「えっ、卯月さん本当ですか?」


「いや、断じてそんなことは無いぞ。通常運行だ。」


「またまたぁ、でかいし硬くなってるよ。」


「おい、シュタてめぇそこから降りろ!」


「いやだよぉ〜だ。」


「「卯月さん(様)。誤魔化さないで。」」


「あぁ、もう!寝る!」


 こうして騒がしい異世界生活1日目に幕が下りた。


 もちろん両腕にそんな感触がある状態で寝れるわけ無く。冒頭へと繋がるわけだった。


 あと、ここだけの話だが島村とウルがしっかり眠ったことを確認して腕を少し左右に振って感触を楽しんでいたことは内緒だ。それをやってたら島村が色っぽい喘ぎ声を出し頬が赤くなっていったが多分寝ていただろう。うん。それにビビってそこからはおとなしく寝た。いや寝れなかったけど…。



お風呂から上がるとシュタの髪をウルが器用に魔法を使いドライヤーのようにして乾かしている。


あの魔法はなんだろう。


'ご主人様〜あれは炎の初級魔法のフレイムと風の初級魔法のウィンドの複合魔法だね。'


(そうなのか?)


 'うん!ちなみにさっきの(4話)回復魔法のハイレンと今の2つは読み解き終わってるからご主人様も使えるようになってるよ。'


(なに!?それは本当か!?)


 'うん、もっちろん。すごいでしょ〜。'


 うちのヨミはすさまじく優秀だな…。流石に1度見ただけで魔法も読み解けるとか引くぞ…。


次は明日の0時です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ