ステラの弓
ステラの弓は、遥か昔、エルフたちが好んで使っていたと言われている。しかし、元々はエルフが作った弓ではないらしい。
一人のエルフが狩りに出た時に道端に落ちていた弓。その見た目に惹かれて、エルフは拾って帰った。その日からエルフは奇妙な行動を取るようになった。
意味もなく獣を虐殺したり、意味もなく人を殺したり、何かを壊したがっていた。
ある日、その弓を拾ったエルフが同じ種族のエルフを殺した。これに対しエルフ達はそのエルフを敵と見なし、攻撃しだした。
だが、エルフの腕力は異常に強く、また痛覚の鈍麻しており、痛みを感じて動けなくなるということはなく、縄で縛り上げようとしてもすぐに千切ってしまう。
仲間に剣を振るうことを躊躇したため、瞬く間にエルフ達は全滅した。
エルフが拾った弓。それは、強い想いを残して死んだ精霊たちが何千も封じ込められた青い宝玉。その宝玉が埋め込まれた、元々はエルフたちが愛用していた弓。
エルフはそのことを知って、拾ったのだろうか。それは今となっては分からない。分かるのは、それからエルフが自らの身体が動かなくなるまで、動物たちを殺したということだ。
エルフとエルフが殺した者たちを、この世の生物全てが忘れ去った頃、この弓を一人の犬狼族の女性が拾った。
ステラさんマジパネェっす。
今回の武器の持ち主は、私の書いてる小説『最後まで抗い続けた英雄の物語』に出てます。




