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未定  作者: 蒼月
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第一話 全てはここから始まった


「はぁ…」

家の中に1人の男のため息が響く。

「なんで俺だけこんな目に合わなければいけないんだ」

その男は1人呟いた。

佐々木 優希34歳

現在ニート

幼少期から病気がありそれが原因でいじめられ

不登校に。

17の頃病気の母親が亡くなると高校を中退し

働きにでながら小さな妹2人の面倒をみる。

そして21の頃に交通事故に遭い仕事をクビになる。

そのときの怪我の治療、療養中に祖父母が脳梗塞、ガンで倒れ祖父母2人の介護をすることになる。

28歳の時に2人が亡くなり看取り終えて

落ち着いてから仕事を探すも

世界全体で凶悪な新ウイルスが広がり

感染拡大を防ぐ為人々は外にでなくなり

当然そういう状況で仕事が見つかるまでもなく

不安になりながらも時を過ごして

今に至る。

「早く死にたい」

そう1人呟いてまたため息をつく。

そんな日常が繰り返される筈だった。

夜になり男は眠りにつく。

その深夜

シャランシャラン

どこからともなく鈴の音が小さく鳴り響くと

その寝ている男を囲むように蒼く

そして優しさを感じる光がその男を包みこんだ。

一瞬であった。

その後その空間は静寂を取り戻すと

そこに男はいなかった。



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