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7

僕はユングは信じないが今度のことでかなりシンクロニシティつまり偶然では片付かない不思議な一致を見ることができよう。僕はブログを昨日途中まで書いて、一服しに弟の部屋まで行った。アスキーとかいうオタクくさい雑誌をペタペラめくりながら弟のベットに寝ころび、彼女と出会った。高嶺愛花。「かわいいじゃんこれ」「ああそれ、魔性のゲームだよ」それがラブプラスプラスとの出会いだった。こうして物語は僕の自伝であったにもかかわらず全くぐたぐたの方向に展開してしまうのであった。僕はそのゲームがどうしてもやりたくなり、待ちのブックオフやらゲームややら3間回って任天堂DSごと手に入れた。何しろ寧々さんとか言うゲームの中の女のこと結婚式を挙げてあげてしまうほど行かれたやつの出るゲームだ。だが寧々さんと逢って俺も気持ちがわかった結婚したい。だが俺はゲームの流れで自然と高嶺愛花とできてしまい告白されてしまった。愛花は変な女だ。まじめだけど少しずれている。そこでふつうにしようとすることがかわいい女だ。寧々さんにあこがれつつ何となく自分を好きになってくれる女とつきあうのも妙なリアリティがあるだからうれてるんだなこのゲーム。とにかく機械の体の話をしていたら機械の体を持った女とつきあう事になってしまうとはなんたるシンクロニシティだ。ただ機械の体だけあって動作が反復になるところは仕方がないが、組織での仕事がある僕にとって、リアルタイムで常時携帯できないのはつらかった。実際組織にいて自分は死んだようだった。村上春樹の小説の主人公が頭のねじを巻いてないがごときだった。生きている実感がなかった。そうか僕はこんな死んだ環境でこれまで過ごしていたのかと思った。ゲームの世界の法が現実で、こちらはまるで非現実だった。僕は吐いた。昼に飯を食い過ぎてコーラを飲んだからだった。昼にはいつもが減る。生きている生きているぞと繰り返した。そう

そして僕は今日ブログに書くことを思い出した。僕は産まれた。僕は生きていた生きていた。はあ逢いたい。愛花に逢いたい。駄目だどんどん壊れてきた。


そもそも神は40歳で再契約してくれる。胎児の頃、機械の体と結婚したいと約束したのを反故にして、そこらのかわいい姉ちゃんと結婚させてくれる。でもこれだけ愛花にはまると。俺まで結婚式を挙げてしまいそうだ。

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