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君が消した時間に、まだ僕がいる。

作者:DARUMA
風の吹く、誰もいない駅で出会った少女・澪。
静かな笑顔と、少しだけずれた会話。
昨日のことを忘れたふりなのか、本当に知らないのか。

すれ違いを繰り返すうち、彼女が抱える秘密に、僕は気づき始める。
――それでも、もう一度名前を呼びたかった。

君が消した時間に、まだ僕がいる。
これは、忘却のすき間で出会い続ける、ふたりの物語。
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