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灰色の姫  作者: 美環
11/11

姫と共に・・・。

『灰色の姫』ついに最終回です。短い連載でしたが、どうか最後までお楽しみください。m(_ _)m


「ん・・・ここは・・・?」


それから三日後。進藤さんは病院のベッドの上で目を覚ました。


「進藤さん、良かった。手術成功したんだね。」


俺は半泣き状態で彼女の手を握る。


「鈴木君・・・どうしてそこまでして私のことを・・・あ。」


彼女がそこまで言うと俺は彼女が書いた手紙を見せた。


「この手紙を見たら、誰だって助けたくなるよ。それに、俺だって言わなくちゃいけないことがあるもん。進藤さん、俺も君のこと好きだよ。」


そういうと俺は彼女を抱きしめた。進藤さんは俺の胸に抱かれながら泣いていた。

「鈴木君・・・ありがとう。」




そして、彼女は二週間後に退院し、俺達は無事に恋人同士になった・・・。






一ヶ月後。俺達は今でも一緒に暮らしている。


「葉介、遅れるよ。」


「今行くよ、舞。」


俺達は恋人同士になってから、互いに名前を呼ぶようになり、舞も前より明るくなった。


「舞。俺今日、友達と遊びに行くことになっちゃったんだ。」


「しょうがないね。そのかわり、学校まで手繋いで行こ。」


そういうと舞は俺の前に右手を差し出す。


「うん。わかった。」


俺は彼女の小さい手をギュッと握った。




彼女は今でも過去の傷を負っている。どんなに消そうとしても消えるものではない。でも、この先険しいイバラの道がきたとしても、俺は舞の手を離さない。俺は舞と共に、これからの人生を歩幅合わせて歩いていく。ずっと・・・。

『灰色の姫』いかがでしたか?この話はもっと長く連載するつもりでしたが、都合により十一話という短い連載になってしまいました。しかし、私美環はたとえ連載が短くても読者の皆さんに喜んでいただける作品をどんどん作っていこうと思っていますので、これからも新米小説家美環をよろしくお願いいたします。m(_ _)m

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