学校
僕の布団の上には見かけない青い狐がいる
『あっ、起きたっ。おはよー』
モコモコしてて良い匂いがする
外からドタドタと音がする
そして、勢いよく襖が開く
「神獣の気配がここからしたんだけど」
『僕のことだねぇ』
狐を撫でる
「ちょっとその子見して」
と姉さんが僕の狐を引ったくる
「間違いないよ、この神気。神獣よ。なんであの絵で出てくるかなぁ」
『話してー、僕はこの子に呼ばれてきたのー』
といい、姉さんの顔面を蹴る
「おはよう、なに朝から騒いでるのぉ?」
「見て、幾兎が神獣呼び出したの」
「うわっ本当だ。かわい〜」
「ほら、寝ぼけてないであなたは支度しな」
伊織は「はーい」と答えると大広間へ向かって行った
「ふぅ、じゃあ幾兎。その子にこの首輪をつけてあげて」
なんで?
「命令をちゃんと聞くようにするためのものよ」
へー、と思いながら首輪をつけると狐は『邪魔ー』と言うので外してやった
「意思疎通はできてるようだから、まぁ問題ないかなぁ」
狐は僕の方の上へと座った
『僕は白狐、よろしくね』
「うん、よろしく」
僕は白狐に白と名付けて、朝食へと向かった
「昨日も行った通り、幾兎は今日学校だから気をつけてね」
コクリと頷く
伊織は僕が喋らないことに不満というオーラを出してもなお微笑んでいる
僕は伊織についていく
そして、わりと大きな学校に着いた
「幾兎は校長室ね」
と笑いかけて、行ってしまった
で、校長室ってどこだろう
『僕、探してこようか?』
と白が言いかけると
ちょび髭サングラスの人が話しかけてきた
「君が幾兎くんかな?」
コクリと頷くと
「本当に人間とは喋れないようだね。まぁいいさ、おれがここの校長、獅子風壽だよ。君のクラスは初等部1年3組だ、間違えないようにね」
コクリと頷く
「それにしてもそれは神獣かい?大したものだなぁ」
さようならと仕草をする
僕が教室に入ると教室が静まり返った
僕は自分の名前が書いてある席に座る
「ねぇ、君名前なんていうの?」
「転校生?あっ、せんべい食べる?」
「ゲーム好き?一緒に遊ばない?」
質問責めに会うが少し時間が経つと諦めるようにみんな離れていった
そして、先生が入ってきて
「今日はみんなも気づいている通り新しい仲間が増える。蝶蛾 幾兎だ」
僕は席を立ち一度お辞儀する
「あ、あー授業を始める」
算数、国語、道徳が3時間で終わると帰りの会というものが始まる
「じゃあ、みんな。太陽が沈む前に帰ろうね」
といい教師は去っていった
皆帰り始めて、さて僕も帰ろうとしたら
「ここからが陰陽師の授業だ」
と男の子に引き止められる
「で、さっきから気になってるんだけどそれ式神?」
『僕のこと?』
コクリと頷く
「それ頂戴」
フルフルと首を振る
「そ、じゃあ奪うだけ」
と呪力がこの子の拳に溜まると先生は朝のニコニコと違い怖い顔をしていた
「それは神獣だ、丁重に扱え」
「はい」
「お前もそろそろ話してみたらどうだ?陰陽師として目立たない行動は褒めてやるが今のは喋ってもよかったと思うぞ?」
僕は紙に『お化けとしか話せないと書いた』
先生は『そうか』と一言言い、呪力を溜めて一気に放出すると部屋の風景が変わり真っ白な空間になった
人数は先生抜かして僕以外二人しかいない
さっきの男の子とキャピキャピしている女の子だ
「人間は4つの種類に分かれる
無能、陰陽師、呪術師、魔術師
君は呪術師に近いね、さすがは蝶蛾家と言ったところだ
そして、陰陽師と呪術師と魔術師の違いは技の種類。陰陽師は紙を使い、呪術師は呪いを使い、魔術師は陣を使うが敵は全て同じ。怪異だ。
怪異は空気の乱れ、怨念、魔素溜まりと色々な方法で出てくる。
今日は魔呪地へ行ってチームワークを使う訓練だ。蝶蛾、お前の鎌は受け取っている。こんな物を振れるのか?」
コクリと頷くと
穴が開く
そこに入ると相変わらず汚い世界
怪異がゲラゲラと笑いながら敵意丸出しでこちらへと向かってくる
僕は一瞬切るのを躊躇いぶっ飛ばされる
「何やってんだ、怪異なんかに同情するな」
うん、今のでわかった。本当に悪いお化けもいることが
僕は鎌を構えてスピードを出し一刀両断にする
「すごいわね、こんな重たいもの持ってこんな速く走れるなんて」
と二丁銃を持った女の子が褒めてくる
「ちっ」
さっき白を奪おうとした子は後ろから紙をなげ起爆させることにより怪異を困惑させる
それを僕が切り、女の子が撃つ
そして、何匹か倒したら先生が出てきた
「私に一撃食らわした者から帰ってよし」
と言い、陣を作り魔法を撃ってきた
それをかわすが追いかけてくるので切り裂くと
先生の姿がない
「蝶蛾、後ろ!」
振り向くと首元に先生の手刀が迫っていたがギリギリかわした
「白!」
『はーい』
白は大きな狐へと姿を変え、先生に初めてとは思えないほどのコンビネーションで迫る
「ふむ、ですがこれで終わりです」
手刀による突きを喰らい、僕は気絶した
「なかなかですね、っつ」
幾兎の鎌が自分の服を掠っていることに気がつく
「これはこれはいつの間に、これは私の負けですね」
先生は転移の陣を作り、僕を家まで送った
「すごかった」
「同感だ」
「君たちはまだ居残りみたいだね」
「「ウギャアアアアアアアアアアア」」




