めぐみ
巡り神だから
めぐみと名前をつけて、元いた世界に戻るとやはり時間が止まっていたようで、僕の傷以外全部同じだった
そして、再び病院に入る
そして、治療を受けて、1日入院する事になった
そして、姉さんが来た
「怪我が治ったって聞いて来たんだけど、なーんで怪我してるの?」
ふいっ
「はい、こっち向いて。正直に話しなさい」
『犬を撫でたら、怪異と戦う事になった』
「説明不足、ちゃんと話して」
めぐみのこと言うわけにもいかないし
よし、嘘を言おう
『いぬなでたら、かいいにおそわれて、けがした』
「なーんで全部ひらがななのかな?」
ビクッ
「まぁ、いいわ。生きてるなら。心配したんだからね」
『ごめんなさい』
「よし、明日はちゃんと来るからね」
最初から来いよオラ
とは思わず、反省する
「それで、この怪異なんだけど、隠してるつもり?」
姉さんがつまみあげる
『お兄ちゃん』
「めぐみ」
めぐみは拘束から抜け出し僕に抱きつく
ひしっ
「大丈夫だよ、殺しはしないよ。ちょっと預かってていい?」
コクリ
『お兄ちゃん?!』
「食べられないなら大丈夫」
めぐみの頭を撫でるとほっぺを膨らませ納得する
翌日、家に帰ったらめぐみがめちゃくちゃ強くなってて僕が相手にされなくなったのはまだ言わないでいいか