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番外編「マリアの日記 3」
マリアの日記 ・ ４冊目７頁
暑の節 三十九日 晴れ 届いたお便り２通。出したお便り３通
はいはい、スイラの日記侍女です。こんにちわー。んふふ～
今日はですね～すってきーな日～に、なりましたよ！！
女神様が遊びに来・・・・いえ、お帰りになったんですー！！
もうね、息子さんにベタ惚れで、しかもレオン様も女神様に懐きまくっていましてね。
ほほ笑ましいったらないんですよ！
女神様は、「息子さんもずっとお待ちしていたんですよ」って乳母役に言われて
だから息子じゃないですって。って困ってました。はい、大丈夫です。皆知ってますよ。
知ってますけどねぇ～んふふ。珍しく困っている女神様と、母のように慕ってくるレオン
様のぎくしゃくした光景が・・・・ほほ笑ましいから訂正しないっちゃうんです！
ああ、お城に来てよかった。
お母さんとお父さんと、おばあちゃんとおじいちゃんと、ひいばあちゃんとひいじいちゃんに
止められても、来てよかった！
楽しいよ！とっても楽しい！仕事は大変だけれど、機転を利かす作業は好きだから
疲れるよりも楽しいの！
日記のねたが尽きないわ、レオン様はかわいいわ、騎士と侍女の恋話なんて、
見ているだけでも心踊るわ。・・・・・・・うはぁ・・・・・・・・・・しあわせ。
ただちょっと、女神様と幼馴染が真面目な顔して相談しているところを見たときは
どうすればいいのか困ったわね。
女神様・・・・・・・・・・まさかレオン様に女装させるつもりですか？
うあああああっ、かわいい！絶対かわいい！でも可哀想！
でもかわいい！！
ああ・・・・すごく見てみたい
私はどうすればいいの？
