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冴木&有栖川シリーズ

万札おじさんは一夜っきり One Night of Love

作者: 霧氷 こあ

「はぁ……」

 申し訳程度に設けられた更衣スペースで、古着として購入したばかりのワンピースを脱ぎながら有栖川(ありすがわ)みれいは溜め息を吐いた。目の前のハンガーにはバイト指定のお世辞にも可愛いとは言えない服が掛けられている。高校のときもそうだったが、こうして決められた服装に身を包み、窮屈な思いをしなければならないとは何とも束縛された社会である。

 そもそも大手会社の社長令嬢という身のせいか、両親が教育と(かこつ)けて個性を殺そうとしてきたこともあり、どうもそういった圧力には弱い。一人の人間として産まれてきた以上避けられないのかもしれないが、束縛されるというのはどうも落ち着かないものなのだ。

 何をするにもルールというものが影のように纏わりついてきて、目の前には試験や就職など誰しもが通るレール。その気になれば新たなレールを開拓することも可能なのだろうが、そこに至るまでの原動力すら皆無ときたら救いようがない。レールから脱線する人間が多いというのも無理はないだろう。

 かといって、身一つ、いや正確には親からお小遣いとして入金される口座のクレジットカード一枚を手に家を飛び出したわけだったが少々早計だったかもしれない。カードからは無限にお金が引き出せると思っていたし、利用限度額なんてものは頭になかった。結果として古着を買い、スーパーの特売チラシを読んだりする羽目になり、終いにはこうしてバイトも始めたわけである。

 着替え終わって更衣スペースを出る。最近はミステリー研究会のほうでひと悶着あったせいもあり久々のバイトだ。今から五時間は笑顔を見繕って接客に勤しまなければならない。個人経営のカフェで、時給はたったの八百円だが、任されたからにはきちんとやろう、とみれいは意気込んだ。

 なけなしのお金で買った制汗剤を使ってから事務室に行くと、オカマ店長と揶揄(やゆ)されている店長と、アフロのマネージャーが二人でじっとノートパソコンを睨みつけていた。

「おはようございます」

 みれいが丁寧に言うと、オカマ店長がディスプレイを見つめたまま声変わりを忘れたいつもの声で「おはよ」と答えた。見た目は完全に大人の女性に見えるが、戸籍上は男である。年齢は三十路をとっくに越えているらしいが、本人曰く永遠の二十五歳。

 アフロのチーフは無言でノートパソコンを操作していて忙しそうだ。

「何だか大変そうですわね」

 雇われの身とはいえ、他人事のようにみれいが言うと、オカマ店長がようやくディスプレイから視線を外した。

「ま、順風満帆よ。とりあえずアフロちゃん、この件は気にせずにまた発注やっといて。それじゃ、あたしはちょっと厨房のほう見てくるから」

「うぃっす」

 アフロちゃんと呼ばれたチーフが短く返答すると、オカマ店長が立ち上がってみれいの方へ歩み寄る。

「みれいちゃん、ちょっと久しぶりかもしれないけどレジのほう頼むわね」

「ええ、分かりましたわ。ところで店長さん、何だか妙に睫毛が……」

「うふ。分かる? マツエクしたのよ」

「ああ、えっと、まつげエクスタシー?」

「いや、違うわよ。なんで睫毛で快感を得るのよ。まつげエクステンションよ」オカマ店長は肩を竦める。「もう、元から睫毛長くて綺麗な子はいいわよね」

「そんなことありませんわ。それにしても、何だか生き生きしてらっしゃいますわね?」

 みれいが思ったことを率直に言うとオカマ店長は目に見えて嬉しそうに頬を緩めた。

「うふ。まぁね、昨夜見つけた眼鏡の子が可愛くてね。何とか振り向かせてみせるわ」

 雄弁に語るオカマ店長の言葉を聞き流しながら、異様に長い睫毛や宇宙人や古代の神秘よりも気になるほど潤いを保ち続ける肌を見て感心する。みれいがバイトを始めたきっかけは、生活するための資金を調達するということもそうだが、美容に関することにももっとお金を使いたいからであって、その衝動に拍車をかける存在がこのオカマ店長である。何度かバイトを辞めようかと思ったこともあったが、日に日に綺麗さを増すオカマ店長が原動力になっていたといっても過言ではない。

 オカマ店長はそれからも年上の眼鏡男子の良さを提唱し、やがて満足したのか厨房の方へ消えていった。オカマ店長の歳を考えると、眼鏡男子というよりは眼鏡のおっさんではないのかとみれいは思ったが口には出さないでおいた。

 シフトまであと十分ある。と、みれいが時計を見ていると今まで黙りこくっていたチーフが深く息を吐いて背もたれに寄り掛かった。結構なボリュームがあるアフロの中には凶器の一つや二つ隠せそうである。これは使えそうだ、とミステリー研究会で特に推理小説が好きな先輩に報告しようと頭の中にメモしていると、チーフが愚痴を零した。

「全く、なんでこんなにレジの金が合わないんかやぁ。まぁ、減ってるわけじゃなくて増えてるから別に良いのかもしれんけどよぉ」

「あら、金銭面も任されるようになったんですの?」

「いや、ちげえよ。発注をしようと思ったら売り上げとかのページが開きっぱでよぉ。相変わらず色恋沙汰に夢中になると仕事が雑になる店長だと思って何となくみたらこの有様よ」

「そうですの。それってあれではありません? 噂の"万札おじさん"」

「は? 何それ」

 細まっていたチーフの目が開き、みれいと視線がまともに合う。

「え、知りませんの?」

「知らんよ、そういう噂はあんまり耳にしないな。いつも裏方の作業だしなあ」

 みれいはごほん、と咳払いをしてわざとらしく話し始めた。

「お会計の時に、どんなに安い買い物でも一万円札を出してお会計するんですわ」

「……それぐらい、別に誰でもするだろ。それこそお前なんて金持ちなんだろう?」

「いいえ、それだけではないんですわ。その方は一万円札を出してから大きな声でこう言うんですの。"釣りはいらねぇぜ"いや、"釣りはいらんですぜ"だったかしら……。まぁそんなニュアンスで釣りを貰わずに帰ってしまうおじさんのことですわ」

 噂はバイト仲間の中では頻繁に話題に上がるほどホットなもので、"万札おじさん"に会うと金運が上がるという迷信すら生まれている。

 しかし、"万札おじさん"の行動に関しては万札で会計を行うという一貫性を伴っているものの、容姿にいたってはてんでバラバラで、ある者は黒いスーツを着ていたロン毛と証言し、またあるものは小太りで頭髪の寂しい人だったと言うのだ。唯一同じになるのはどれも"おじさん"と言われる年齢ということである。それ故にネタとして扱いやすく、都市伝説化したのかもしれない。

 とはいえレジ差が出るのとは関係がなかったかもしれない。一万円を受け取ったのならレジには丁度と入力して差額をこっそり抜き取ればいいのに、とみれいは内心では思っていた。

 みれいが一通り知っている情報を言い終えると、チーフはふぅんと鼻を鳴らした。

「よほど金に余裕のある羽振りの良いおっさんなんだろうな。店長が喜びそうな客だ」

「そうなんですの?」

 みれいはオカマ店長が万札を手に微笑を浮かべる姿を想像する。美魔女のような妖艶さを持っているものの、どこかに黒さを感じる笑み。完全に女と思い込んだ男性が、この笑みに魅了されてホテルに連れ込まれ、股間の店長を目撃したが最後、行方知らずになるというのもバイト仲間の中では都市伝説――いや怪談として定着している。

 それから二言三言会話をして、みれいは事務室を出た。レジのあるカウンターに行くまでに厨房の中を通る必要があるのだが、厨房には数人のバイトが足りないものを補充したり皿を洗ったりと忙しなく動いているものの、オカマ店長の姿は見えなかった。営業時間がそこまで長くなく、常に入り浸っているという店長のことだから、休憩で外出でもしているのかもしれない。

 みれいはレジのほうに向かい、カウンターに立って机を拭いている懐かしい後ろ姿に驚愕しながら挨拶した。

陽子(ようこ)先輩! お久ぶりですわ」

「あら、みれいちゃん。久しぶり。ミステリーツアーは楽しかった?」

「あれ、どうしてツアーのことを知っているんですの? 二年ほど海外に行ってらしたのでは?」

「一昨日オカマ店長に聞いたの。色恋沙汰とシフトの話ぐらいしかしないからね」

「ああ、昨日は定休日でしたものね」

 陽子先輩はフリーのカメラマンで、片手間にバイトをしていると言っていた。みれいがバイトを始めて右も左も分からないときに指導員として親身に業務を教えてくれたのが陽子先輩である。接客のこともそうだが、バイト内の人間関係や店の経営状況、在庫管理の仕方など色々と知っていて、いつでも私の代わりになれるわ、とオカマ店長が断言するほどだ。

 しばらくぶりの再会で会話に花を咲かせながら掃除をし、時折レジに来る客に対応しているとあっという間に二時間が経過していた。

「それで今日は遅刻しちゃって裏口からこっそり入ったんだけど……あ、もうこんな時間。それじゃ、私はもうあがるから、みれいちゃんも無理しない程度に頑張ってね」

「え、今日はもうあがりですの?」

「うん、雑誌のインタビューがあるんだ。こないだ海外で作られたばかりの豪華客船の写真がね、映りがいいから掲載されることになってそれに関してのね」

「わぁ、凄いですわ。是非今度その雑誌を見せてくださる?」

「もちろん、楽しみにしてて」

「はい、お疲れ様ですわ」みれいは声量を抑えて呟く。「うーん……しばらく一人ですわね。万札おじさんが来なければいいですけれど……」

 最後の方はほとんど消え入りそうな声で言ったつもりだったが、陽子先輩は後輩の不安を聞き逃さなかった。

「万札おじさん?」

「ええ、実は……」

 海外にいた先輩が噂を知らないのも無理はない。みれいはかいつまんで万札おじさんの噂を説明した。

「ああ……なるほどね」

 陽子先輩はくすっと笑うと人差し指を唇に当てて意味ありげに言った。

「今日は来ないと思うけれど、一昨日散々だったから」

「え? それってどういう――」

 みれいの質問は軽快なリズムを刻む着信音で遮られた。

「やば、ごめんね。みれいちゃん、とりあえずもう行かないと、お疲れ様!」

 みれいが真意を問う前に、スマホを握りしめた陽子先輩は素早く(きびす)を返して去っていった。

 陽子先輩の残した"今日は来ないと思うけれど"の意味が分からず、みれいはただただ頭を傾げることしか出来なかった。



 残り二十分でシフトが終わる。五分前には次にレジを担当する子が出勤してくるだろう。

 結局、陽子先輩の言っていたことはよく分からず、悶々としながらカップを拭いていると、ドアベルが来客を告げた。

「いらっしゃいませ」

 客として現れた中年の男はきょろきょろと辺りを観察してからレジの前に立つ。みれいもカップを一旦置いて、いつでもレジが打てる状態で待ち構える。しかし、一分、二分と経っても客はうんともすんとも言わない。それどころか、眼鏡の奥にある瞳はメニュー表ではなく厨房のほうに向けられているように感じた。

「ご注文はいかがなさいますか?」

 接客モードと変貌したみれいが笑顔で促すと、ようやく男はメニューに視線を落としてサンドウィッチとホットコーヒーをオーダーした。

 同時に、背後から視線を感じた。

 みれいは素早く振り返る。

 しかし、厨房の奥でオーダーされたサンドウィッチを用意するバイト君しか見えない。何はともあれみれいはオーダーされたホットコーヒーを用意することにした。

 やがて出来上がったサンドウィッチとホットコーヒーを持って席へ行った客を見届け、作業に戻ろうとすると、いつの間にか厨房に戻っていたオカマ店長が声を掛けてきた。

「みれいちゃん、お疲れ様。もうあがっていいわよ。久しぶりで疲れたでしょう」

「いえ、陽子先輩もいましたし、楽しかったですわ」

 しばらく談笑して、作業を切り上げようとしたとき、早くも先ほどの中年の男性が会計をお願いします、とやってきた。

「ありがとうございます。お会計が七百二十円です」

 男はポケットから革製の財布を取り出すとお札を一枚抜き取ってレジに置いた。

 それを見て、みれいは事務的に作られた笑顔を崩す。

 一万円札だ。

 どくん、と心臓が一際大きく脈打った。

 しかしまだ断言は出来ない。それに、陽子先輩も今日は来ないと言っていたではないか。

「い、一万円お預かり致します」

「あ、お釣りは結構です」

 お釣りは結構です……だと……。

 まさか噂の"万札おじさん"がこの中年の男性だったとは。そして偶然遭遇するこの数奇さにみれいは戦慄した。何とか理性を保てたのは事前の情報のおかげだろう。そのせいか、差額を抜き取ってみようか、と悪知恵までもが働いてきた。だが背後にはオカマ店長がいる。何か言おうかと思ったがそのまま会計を済ませた。

 みれいは立ち去る"万札おじさん"に合掌して金運上昇を願った。

「みれいちゃん、あがらないの?……て、何してるの?」

「あ、オカ……じゃなくて店長。合掌、合掌したほうがいいですわよ」

「は?」

 みれいが噂のことを説明すると、オカマ店長は腹を抱えて大笑いした。

「いやぁ、傑作ね本当。そんな噂があったとは。あー、お腹痛い。まぁでも陽子ちゃんにしては早計だったわね」

「なんのことですの?」

 そうこうしているうちに"万札おじさん"は店を出て行った。そしてオカマ店長も、「もうあがっていいからね、お疲れ様」と言い残して店を出ていく。入れ替わりに見知った顔が入ってきた。

「あっ」

 みれいが驚きを露にすると、入店した人物も一瞬歩行を止め、何か逡巡した様子を見せたが、やがて諦めたようにみれいの前までやってきた。

「いらっしゃいませですわ。冴木(さえき)先輩」

「ですわ、は余計だろう」

 冴木はみれいと同じミステリー研究会に所属する先輩である。一緒にミステリーツアーに参加したり、実はアパートの部屋が隣同士だったりと奇妙な縁に結ばれている。

「ご注文は何になさいますの?」

「ホットココア」

「かしこまりましたわ」

「いつからバイトしていたんだ?」

 冴木がみれいの働く姿を物珍しそうに眺めながら訊く。

「半年ぐらい前からですわ。あ、冴木先輩ももしかして、一万円札で会計ですの?」

「何の話?」

 冴木はポケットから千円札を取り出してひらひらと振った。みれいはそれを見て「なんだ……」と呟く。

「何だとは何だ……」

 みれいはホットココアを用意しながら、"万札おじさん"の噂、陽子先輩の意味深な言葉、オカマ店長の言動を冴木に説明することにした。そうこうしているうちにバイトの子が来たので入れ替わりでみれいはあがり、ホットコーヒーを注文して冴木と同じ席に腰かけた。

「ふうん」

 説明を一通り聞き終えた冴木は興味なさげにホットココアを堪能している。

「ぜひ、感想を」

「乾かせばいいわけ?」

「冴木先輩、ここのレアチーズケーキが絶品なんですのよ」

「……もので釣るとは姑息な手段を覚えたね」

「それほどでもありませんわ」

「褒めてないけど……」

 冴木はホットココアを半分ほど飲んでから溜め息を零すと、滔々(とうとう)と語りだした。

「まず、あくまで有栖川君の主観を通した一部を垣間見て意見しているだけで、今から言うことが必ずしも事実とは限らない」

「ええ、私は事実でなくともその仮説までの思考が知りたいんですの」

「あ、そう……。まぁとにかく、万札おじさんは一人ではなく複数だろう。そして、今回来たのが一番新しい万札おじさんで、オカマ店長の言っていた"年上の眼鏡男子"だね」

「え、古いとか新しいとかあるんですの? 旧札とか……?」

「いや、お札の種類とかではなくて人物がだよ。万札おじさんは一夜っきりで変わるんだよ。容姿や釣りはいらないという台詞が一貫しないのも頷ける。オカマ店長の見た目に騙された人物が、オカマ店長の経営するカフェで一万円でお会計をして釣りを貰わない。これが合図になっていて、万札おじさんはこのカフェの怪談を一万円で買うわけだ」

 怪談――そうだ、女にしか見えないオカマ店長にホテルに連れ込まれて行方知らずに……。

「チーフの人はレジ差に関して疑問を抱いていたようだけれど、オカマ店長は順風満帆と言ったんだろう」

「で、でもですよ、冴木先輩。なら陽子先輩は知っていたということですわよね? その陽子先輩が今日は来ないって言ったんですわ」

「陽子先輩は何て言ったんだったかな?」

「ええと――今日は来ないと思うけれど、一昨日散々だったから、と……あ!」

 みれいは合点がいって思わず立ち上がった。冴木は目線をホットココアに向けたまま続ける。

「そう、陽子先輩は一昨日散々、と言ったんだ。それに対してオカマ店長は"昨夜見つけた眼鏡の子"と言った。一昨日までは傷心だったオカマ店長もたった一日で新たな万札おじさんを見つけていた。それを昨日は定休日で知りえなかった陽子先輩は今日は来ないだろうと言ったんだよ」

 みれいはそれ以上は語らない冴木を見ながら、ホットコーヒーを飲みほした。

 恐らく、怪談になるほどだから万札おじさんはかなり前からいたのだろう。だが、長年勤めて色々知っている陽子先輩が二年間も海外に行くため休んでいたこともあり顕著になった。あるいは、色恋沙汰に夢中になると仕事が雑になる店長だ、とチーフもいっていたのでそれらが相まって万札おじさんは多く生まれたのかもしれない。

 彼らもある意味では、レールから脱線していったのだろうか……。

「冴木先輩、帰りましょうか。陽子先輩には悪いですけれど、ここのバイトも今日で最後ですわ」

「僕の言っていることが正しいとは限らないよ」

「ええ、分かっていますわ」

 みれいと冴木は同時に会計を済ませて、外に出た。冴木がぽつり、と呟く。

「ところで、覚えているよね」

「何をですの?」

 みれいは分かっていたが知らないふりをして訊いてみた。冴木もそれを察したのか少しむっとしながらも小さく呟いた。

「レアチーズケーキだよ」

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― 新着の感想 ―
[一言] 冴木&有栖川シリーズの久しぶりの新作ですね! 今回は今までと変わって、日常の謎を取り上げたタイプのミステリでしたね。前回の事件で親友が死んでしまった冴木さんですが、特に病んでしまうといったこ…
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