30.違和感
諸事情により、1日空いてしまいました。
呼吸が落ち着いてきた捕虜はゆっくりと話し始めた。
捕虜
「町を…襲われて…何人か…攫われた…。
その中でも…生きてるやつは…半分もいない」
シェイン
「さっきみたいにいたぶられて…か?」
捕虜
「それもあるが……処刑もあった…。
俺も…処刑対象者…だから、あの場に連れて…こられたんだろう」
ギン
「俺らがなんとかしてやる!
それにアークスも来てるんだ。
全員でかかればあんなやつら―――」
シェイン
「多分勝てねぇな」
ギン
「なんでだよ!」
シェイン
「まず、数が違いすぎる。
入ってみてわかったが、この兵士たちが全員参戦するとしたら、
今のアークスじゃまず勝ち目はねぇな。
それに……」
ギン
「ん?それに?」
シェイン
「いや、なんでもねぇ。
まだ確証がな…。
もう少し街を調べるぞ」
ギン
「わかったけどよ、こいつはどうすんだよ」
シェイン
「とりあえず服着替えさせて宿にでも放り込んどくか」
ギン
「わかった!なら俺は宿を確保してくるよ」
シェイン
「なら俺は服の調達だな。
もう一度商店街の方に行きたかったから丁度いい。
宿の確保が終わったら一度ここに戻ってきてくれ」
シェインはギンと入れ替わりで商店街の方に向かった。
帝国兵A
「あー!くそ!何なんだよ!
見つけたらただじゃおかねぇぞ…!」
さっきの帝国兵が商店街の通りで暴れていた。
帝国兵A
「なんだ、テメェは?いけすかねぇ顔してんな」
シェイン
「あぁ、悪かったよ」
フードを被り直す。
帝国兵A
「その態度はなんだ?おい!お前!こっちへ来い!」
シェイン
「チッ…八つ当たりかよ…」
帝国兵A
「お前、見ない顔だな。
どっから来やがった?」
抜刀し、肩に担ぎながら問う。
シェイン
「ちゃんと正門から来たよ」
シェインは両手を上げて答えた。
帝国兵A
「なんかバカにされてるみてぇだな…!
やんのか!?」
そんな2人の様子を店主や少ない通行人は、遠巻きに見ていた。
シェイン
「やらねぇよ」
帝国兵A
「やっぱ気に入らねぇな。
こっちへ来い。躾をしてやる…!」
シェイン
「チッ…。めんどくせぇ。二度と絡んでくんなよ」
シェインは路地裏で伸びている帝国兵Aを見下ろして言葉を吐いた。
シェイン
(にしても…アイツ、妙に強かったな…。
他の兵もみんなそうなのか…?)
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