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陰キャの私の日常生活!!  作者: 夜桜 風鈴
1/2

一話 コミュ障

コミュ障



「次の授業はなんだっけ?」



クルっと後ろを振り向いて背面黒板を見たが

明日の授業の時間割に変わっていた。

うちのクラスは時間割表はあるけど、

よくある学校のような黒板の隣に大きく

貼ったりはしない。普通のプリントサイズで

後ろの背面黒板に貼ってあるが、小さくて全く

見えない。けど背面黒板の半分が時間割を書く

スペースがあるからみんなそれを見て次の授業の

準備をする。



なのに…なんで今回に限って明日の時間割に

変えてるのぉぉぉ!!!しかも、昨日、生活ノート

に写すの忘れたから、もう完全に詰み。



ちなみに生活ノートとは連絡ノート

みたいなもののこと。



あっ、でも周りの人の机の上を見れば分かるか。

私って意外と天才?ってなわけないか(笑)



次の授業は…理科か。理科…今日小テストやん!!

やばい、全く勉強してない!範囲って何ページから何ページまでなん?

こういう時は背面黒板!再び振り向いてがまさかの書いてない!てか範囲表のプリントは?!なんで貼ってないの!



全く勉強しないままテストを受けるか誰かに範囲を聞いて受けるか。

……誰かに聞くか。成績に関わることだし。



よし……覚悟を決めて行くぞ。



「あ、あの……」

「何?」

「今回…の…小テストの範囲…何ページから

何ページ……?」

「えぇとね……」



“どくん”

嗚呼、またこれだ。話しかけると足のつま先から

心臓に向かって重い何がぶつかってくるような感覚。私はこの感覚が嫌いだ。なぜ、話しかけることなのに自分だけこうなるか。なぜ、普通に話せないかなど色々考えれば考えれるだけ

“どくん”

が強くなる。



「45~58ページが範囲だよ」

「あ、あり…がとう…」



話し終わると“どくん”の感覚が消える。

その解放感がすごい。まるで重い荷物を

目的地まで運んだ時下ろしたかのように。

そう、私はコミュ障だ。人と話すと、頭が真っ白に

なり、次の話題が出せない。



「和香ちゃん、このマスク可愛い!」

「ありがとう!これはね、おばあちゃんが間違えて

children用を買っちゃったから貰ったの〜」

「そうなんだw」

「でね〜……」



和香ちゃんは私は友達で、色々と気が合うのに

コミュ力だけ真逆なんだよね。

和香ちゃんは、話しやすい、話を広げてくれる、面白い、男子でも普通に話せて話を広げることが出来る。私が出来ない事をしてるのに

「私はコミュ障だよ〜?」

とか言ってくるわけよ。

普通に嫌味かよって思っちゃう。

でも和香ちゃんは、私の話を聞いてくれたり、

優しくしてもらったり、本当に優しい子。

私も唯一、喋れる子が和香ちゃんなの。

自分が和香ちゃんの友達になっても良かったのかな?って思うし、私は恵まれてるんだなって改めて思う。



「ねぇねぇ」

「ん?どした?和香ちゃん」

「女王となすがまたイチャイチャしてるんだけど」



女王となすというのは、

私と和香ちゃんが付けたあだ名。

私と和香ちゃんと私の友達しか

分からないあだ名。

女王の本名は 横 皐月(よこ さつき)

コミュ力が高く、友達が多い。

黒髪のショートで髪がサラサラな子。

けどすごく男好き。周りから引かれるほど。

しかも、女王は彼氏がいる。

“BBQ”っていう彼氏が。

あっ、バーベキューじゃないからね?

ビービーキューだからね?



BBQの本名は 気口 桐生(きぐち きりゅう)

女王の彼女。女王とは違って女好きじゃない。

黒髪の黒縁メガネが特徴。

頭も良く、運動神経もいい、いわゆる完璧な人。

なのに、アニメ好きなどの色んなギャップを持っている。

BBQはなすと仲が良く、小学生から遊んでいた。

そこから女王と仲良くなって、付き合った。

でも、なんで、BBQは女王と付き合ったんだろう…?



なすの本名加瀬 京一郎(かせ きょういちろう)

周りから“京ちゃん” “京一”って呼ばれてる。

女王と幼なじみ。今年で幼なじみ8年目らしい。

身長が高く、私の頭一個分高い。

男女関係なく、とても優しい。

だが、その行動が原因で、周りから“天然タラシ”

って言われてる。

私も、1回だけなすと遊んだことがあるんだけど…



数ヶ月前

女王の家にお邪魔して、みんなでゲームする準備をしてた時…

「……どうやってローカル通信にするんだ…?」

私がソファーの上で困ってた時

「これはね…」

ストン

「…///!」

さりげなく、隣に座ってきて

「ここを押したら、部屋の名前が

出てくるでしょ?」

「う、うん…あっ、できた」

「よしっ、これでいいね」

って教えてくれた。こんな行動を天然でやってたらそりゃー“天然タラシ”って言われるわな。

ちなみのその後の私は、あまりにも意外な行動されたから、腰が抜けて、ソファーから落ちるっていう。結局は床に這いつくばってゲームしてたんだよね……。今思い出すと懐いな…。



まぁ、そんな感じかな。

他にも色んなあだ名を付けた人は沢山いる。

それに関しては少しずつ紹介って感じ。

私の日常生活は楽しい。陰キャでも人生楽しまなきゃ損損!私は、今日も平和に生き………



キーンコーンカーンコーン



「小テストを始めるぞ」



…小テスト……勉強してねぇぇぇ!!!

詰みましたァ”ァ”ァ”ァ”ァ”


あっ、皆に自己紹介してなかったね。

私は、風鈴。コミュ障の陰キャだ。







ちなみに、犬派?or猫派?って言われたら



猫派だ

少しでも面白ければブックマーク、評価をつけてくださいね(*^^*)

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