世界は大きく、そして狭い

科学が衰廃し、魔力が発達した世界。
そんな世界で魔力を持たず生まれた少女。
少女は、常に周囲から奇異の目で見られ続けた。
少女は自分が異常であり、みんなと同じにはなれないのだと考えた。
それが個性であると教えてくれる人間はいない。それを個性だと認める人もいない。
ある日少女は、人との関わりをやめてしまう。

そんな少女がゆっくりと自分らしさとは何かを学んでいく物語